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エリア:
- ヨーロッパ > ロシア > サンクトペテルブルグ
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テーマ:
- 世界遺産
ピョートル大帝の守護聖人(その誕生日と同じ日を守る聖人)であるダルマチアの聖イサークを奉るイサーク聖堂は、モンフェランの設計による建設工事が長引き40年かかって1858年に完成しました。直径26mの金箔のドームがそびえる高さ101.5mの巨大な石造りの聖堂の周囲の円柱は高さ17m、重さ114tの花崗岩が112本使われています。聖堂内の装飾にはさまざまな色の大理石の柱や壁を主に孔雀石や金箔がふんだんに使用されており、テンペラ画、油絵、モザイク画のイコン(聖像画)の素晴らしさは有名です。同じ内容の絵がひとつは油絵でも、もう一つは湿気を避けるためにモザイク画になっています。屋上の彫像やドーム内の天井画はブリュロフをリーダーとするアカデミー派の芸術家が腕を振るいました。
イサーク聖堂が完成して整備された広場に1859年クロット他の製作によるニコライ1世の騎馬像が建立されました。台座を飾る女神像はアレクサンドラ皇后と皇女たちを表しています。