-
エリア:
- ヨーロッパ > ロシア > サンクトペテルブルグ
-
テーマ:
- 鑑賞・観戦
6月28日、マリインスキー劇場で定番の白鳥の湖を一階席で観ました。
ゲルギエフ総監督の指揮で王子とオデットのグラン・アダージョ、四羽の白鳥の踊り、オデットの技巧を凝らした踊りで幻想の世界に浸りました。1783年時の皇后マリア・アレクサンドロブナにちなんでマリインスキー劇場と名づけられたそうで、ロシアで最も古く伝統ある劇場でロシア芸術のシンボルとなっています。今では世界の頂点に君臨するオペラバレエ劇場です。劇場内部は日本と違い、どの席からも舞台が間じかに見えるように、横長ではなく、席は縦に伸びる設計で天井も高く、芸術的装飾、大規模な舞台、ホールの音響ともやはり本場はゴージャス。観客は全世界からドレスアップした一流のファンが集まり、インターナショナルな空気が満ち、まるでおとぎの国に来た雰囲気になります。舞台も西欧とは異なり、ロシア独自の舞踊技法で観客を完全に魅了されました。上演時間は約2時間50分、2回の休憩もあり、カフェでコーヒーを頂きました。また、売店など劇場内も見学し、感動の夕べでした。7月〜9月は休館で、10月1日から始まるマリインスキー劇場、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」「パルジファル」「さまよえるオランダ人」や「カラマーゾフの兄弟」など新しい作品、新しい作曲家を精力的に取り上げているそうです。
また、12月末は「くるみ割り人形」が恒例化していますが、どんな斬新さを提供してくれるのか今から楽しみです。
くるみ割人形より 花のワルツ
くるみ割人形より 花のワルツ