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- チュニジア視察 (3)ブラ・レジア遺跡〜ドゥッガ遺跡
-
エリア:
- アフリカ>チュニジア>チュニジアその他の都市
- テーマ:観光地 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2018/12/20 17:31
- コメント(0)
チュニジア視察レポート第三弾は、遺跡三昧!
<ブラ・レジア遺跡>と<ドゥッガ遺跡>です。
●ブラ・レジア遺跡
シディ・ブ・サイドからは、大体車で2時間強の道のりです。
ここはベルベル系民族の国家、古代ヌミディア王国の首都だったそうです。
ポエニ戦争の際には、カルタゴ側についたりローマ側についたりしていました。
その100年くらい後(1世紀半ば)、反カエサル(ジュリアス・シーザー)側についており、カエサル側との戦いに敗れて王国は滅ぼされ、ローマの属州となりました。
その後もこの地は発展を続けて、前回の記事にも登場したハドリアヌス帝の時代(2世紀初頭)に絶頂期を迎えます。
ブラ・レジアは、地上に目立った建築物が無い(地震によって崩壊した)ため、
他の遺跡と比べると少し地味な印象があります。
ですが、この遺跡の見どころは<地下>にあります!
世界でも珍しい地下住居の遺跡が残っているのです。
夏の厳しい暑さを乗り越えるため、涼しい地下に住居を移して生活していたのだとか。
保存状態のよいモザイクを見ることができます。
見学後はドゥッガに向かいつつ、ドゥッガの隣り町の『テブルスーク』という街の
ホテルにて昼食をとりますした。
☆ブリック
チュニジア名物!卵と、ジャガイモなどの野菜の包み揚げです。
割ると中から半熟卵がとろ〜り♪
☆イノシシ料理
イノシシ肉、どんなもんかと思っていましたが意外と臭みが無くて食べやすかったです。
昼食後は世界遺産のドゥッガ遺跡へ!
●ドゥッガ遺跡
チュニジアにはたくさんのローマ遺跡がありますが、
その中でもスケール、状態ともにナンバーワンと言える遺跡だそうです。
ブラレジアの説明でも出てきましたヌミディア王国の、
重要な都市『Thugga(トゥッガ)』として栄えていたそうです。
そして同じように、1世紀半ばにローマ領地となりました。
2〜4世紀に繁栄を極めましたが、その後ヴァンダル人の支配のもと衰退していき、
ビザンチン帝国の支配下時代は要塞となりました。
ローマ・ビザンチン複合遺跡として、現在世界遺産に登録されています。
丘の上の遺跡の為、遺跡から見渡す景色も最高です。
周りにはオリーブ畑が広がっていて、緑豊かで雄大な大地を望めます。
入ってすぐの劇場。大きくて迫力があります。
遠くから見ても圧倒的な存在感を誇るキャピトル。
前日からカルタゴ、そしてブラ・レジアとドゥッガと遺跡を回りましたが、
遺跡を通して、そこに2000年近く前の人々の暮らしや文化を感じることができました。
ドゥッガ遺跡見学後は、一路チュニジアの古都ケロアンへ♪
ケロアンまでは約3時間の道のりです。
次はケロアン観光から始まります!
続く
<ブラ・レジア遺跡>と<ドゥッガ遺跡>です。
●ブラ・レジア遺跡
シディ・ブ・サイドからは、大体車で2時間強の道のりです。
ここはベルベル系民族の国家、古代ヌミディア王国の首都だったそうです。
ポエニ戦争の際には、カルタゴ側についたりローマ側についたりしていました。
その100年くらい後(1世紀半ば)、反カエサル(ジュリアス・シーザー)側についており、カエサル側との戦いに敗れて王国は滅ぼされ、ローマの属州となりました。
その後もこの地は発展を続けて、前回の記事にも登場したハドリアヌス帝の時代(2世紀初頭)に絶頂期を迎えます。
ブラ・レジアは、地上に目立った建築物が無い(地震によって崩壊した)ため、
他の遺跡と比べると少し地味な印象があります。
ですが、この遺跡の見どころは<地下>にあります!
世界でも珍しい地下住居の遺跡が残っているのです。
夏の厳しい暑さを乗り越えるため、涼しい地下に住居を移して生活していたのだとか。
保存状態のよいモザイクを見ることができます。
見学後はドゥッガに向かいつつ、ドゥッガの隣り町の『テブルスーク』という街の
ホテルにて昼食をとりますした。
☆ブリック
チュニジア名物!卵と、ジャガイモなどの野菜の包み揚げです。
割ると中から半熟卵がとろ〜り♪
☆イノシシ料理
イノシシ肉、どんなもんかと思っていましたが意外と臭みが無くて食べやすかったです。
昼食後は世界遺産のドゥッガ遺跡へ!
●ドゥッガ遺跡
チュニジアにはたくさんのローマ遺跡がありますが、
その中でもスケール、状態ともにナンバーワンと言える遺跡だそうです。
ブラレジアの説明でも出てきましたヌミディア王国の、
重要な都市『Thugga(トゥッガ)』として栄えていたそうです。
そして同じように、1世紀半ばにローマ領地となりました。
2〜4世紀に繁栄を極めましたが、その後ヴァンダル人の支配のもと衰退していき、
ビザンチン帝国の支配下時代は要塞となりました。
ローマ・ビザンチン複合遺跡として、現在世界遺産に登録されています。
丘の上の遺跡の為、遺跡から見渡す景色も最高です。
周りにはオリーブ畑が広がっていて、緑豊かで雄大な大地を望めます。
入ってすぐの劇場。大きくて迫力があります。
遠くから見ても圧倒的な存在感を誇るキャピトル。
前日からカルタゴ、そしてブラ・レジアとドゥッガと遺跡を回りましたが、
遺跡を通して、そこに2000年近く前の人々の暮らしや文化を感じることができました。
ドゥッガ遺跡見学後は、一路チュニジアの古都ケロアンへ♪
ケロアンまでは約3時間の道のりです。
次はケロアン観光から始まります!
続く
- タグ:
- チュニジア 世界遺産 遺跡
- チュニジア視察 (2)カルタゴ〜シディ・ブ・サイド
-
エリア:
- アフリカ>チュニジア>シディブサイド
- アフリカ>チュニジア>カルタゴ
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 世界遺産
- 投稿日:2018/12/20 16:43
- コメント(0)
チュニジア視察レポート第二弾は、<カルタゴ>と<シディ・ブ・サイド>です。
その前に今回利用したカタール航空の話ですが、
ドーハでの乗継が大変スムーズなのが印象的でした!
カタール航空で首都チュニスの空港に到着すると、季節によりますが
大体13時過ぎの到着となります。
同じく中東系のエミレーツ航空でも同じようなスケジュールです。
その他、チュニジアへはターキッシュエアラインズ、エールフランスやルフトハンザ航空などが就航しています。
空港到着後、今回私たちの視察をサポートして下さる
日本語係員の方と合流!
私たちは運よく比較的スムーズに預け荷物をピックアップして外に出られましたが、
係員の方によると、チュニス空港は荷物が出てくるのがとっっっても遅く、1時間以上出てこないこともあるそうです。
ロストバゲージ確定かと思い、覚悟を決めてカウンターに行こうとしたら
荷物が出てきたこともあったとか…
到着ゲートは結構混雑していました。
両替を済ませ、快適な専用車で カルタゴ へ出発!空港からカルタゴまでは約30分ほどです。
カルタゴ は、フェニキア人によって都市国家として建国され、
地中海貿易によって栄えていましたが、カルタゴの名将軍ハンニバルの奮闘むなしく、1世紀にわたるポエニ戦争の末、ローマ帝国に敗れ滅亡してしまいました。
その際、ローマ軍によって街が破壊されてしまったので、
現在残っているカルタゴ遺跡はこのローマ時代のものがほとんどなのです。
●カルタゴ博物館(ビュルサの丘)
博物館の一部(建物部分)は現在改装中ですが、メインは外の遺跡です。
丘に広がるポエニ時代の住居跡は、数少ないローマ時代以前のフェニキア人の遺跡です。
●アントニヌスの公共浴場
2世紀にアントニヌス・ピウスというローマ皇帝により建設されました。
ローマ帝国全盛期を支えた五賢帝の一人です。
皆さん、『テルマエ・ロマエ』の漫画や映画はみたことありますか??
ちなみにラテン語で、
テルマエ=浴場
ロマエ=ローマの
という意味です。
物語の舞台はハドリアヌス帝の時代です。
映画だと、ハドリアヌスを市村正親さんが演じていますが、
その側近として仕える宍戸開さん演じるアントニヌスが、
次の皇帝となり、この遺跡の浴場を作った人物なのです。
ちょっと熱く語ってしまいましたが、私はテルマエ・ロマエ大好きなので、
ここに来られてかなりテンション上がりました〜!
カルタゴでは、他にも
トフェ・軍港を回りました。
お次は シディ・ブ・サイドへ
カルタゴからは車で15分ほどですぐ着きます。
チュニジアで最も美しい町のひとつと言われ、白い壁に青いドアや窓枠が良く映えます。
リゾート地としても人気で、海を見ながらのんびりステイも素敵ですね☆
メインストリートを散策♪通り沿いに土産物屋がずら〜っと並んでいます。
端から端まで歩いても1キロ足らずです。
ここで、名物とも言われる『バンベローニ』を食べました!
チュニジア風揚げドーナツです。
大きいですが、ふわっと軽くてペロリです。
とっても美味しかったです!
しかも800ミリーム(※1000ミリームで1ディナール/1ディナール約40円)でお手頃価格!
是非お試しください♪
シディ・ブ・サイドと言えばこの景色が有名です。
この景色、カフェ・シディ・シャバーンから見られます。
ずらーっと広がるパラソルの下で海をみながらお茶を飲む、最高です。
料金は比較的割高ですが、景色料と考えれば行っておきたいところです。
この後カフェはしごで(笑)、有名なカフェ・デ・ナットにも行きました。
チュニジアの昔ながらのカフェで、ランドマーク的な存在だそう。
外の白と青の世界なのに、中は鮮やかな赤と緑の内装というギャップが素敵。
靴を脱いでくつろげるので、日本人が落ち着ける空間だな〜と思いました。
写っているのが、名物の松の実ミントティーです。
甘くて、疲れた体に染みわたります。
浮いてる松の実をよけながら飲むのが最初は大変でしたがだんだん慣れました。
ちなみに松の実は食べることもできて美味しかったです。
盛りだくさんの1日目でしたが、
翌日からはもっと盛りだくさんです!
続く
その前に今回利用したカタール航空の話ですが、
ドーハでの乗継が大変スムーズなのが印象的でした!
カタール航空で首都チュニスの空港に到着すると、季節によりますが
大体13時過ぎの到着となります。
同じく中東系のエミレーツ航空でも同じようなスケジュールです。
その他、チュニジアへはターキッシュエアラインズ、エールフランスやルフトハンザ航空などが就航しています。
空港到着後、今回私たちの視察をサポートして下さる
日本語係員の方と合流!
私たちは運よく比較的スムーズに預け荷物をピックアップして外に出られましたが、
係員の方によると、チュニス空港は荷物が出てくるのがとっっっても遅く、1時間以上出てこないこともあるそうです。
ロストバゲージ確定かと思い、覚悟を決めてカウンターに行こうとしたら
荷物が出てきたこともあったとか…
到着ゲートは結構混雑していました。
両替を済ませ、快適な専用車で カルタゴ へ出発!空港からカルタゴまでは約30分ほどです。
カルタゴ は、フェニキア人によって都市国家として建国され、
地中海貿易によって栄えていましたが、カルタゴの名将軍ハンニバルの奮闘むなしく、1世紀にわたるポエニ戦争の末、ローマ帝国に敗れ滅亡してしまいました。
その際、ローマ軍によって街が破壊されてしまったので、
現在残っているカルタゴ遺跡はこのローマ時代のものがほとんどなのです。
●カルタゴ博物館(ビュルサの丘)
博物館の一部(建物部分)は現在改装中ですが、メインは外の遺跡です。
丘に広がるポエニ時代の住居跡は、数少ないローマ時代以前のフェニキア人の遺跡です。
●アントニヌスの公共浴場
2世紀にアントニヌス・ピウスというローマ皇帝により建設されました。
ローマ帝国全盛期を支えた五賢帝の一人です。
皆さん、『テルマエ・ロマエ』の漫画や映画はみたことありますか??
ちなみにラテン語で、
テルマエ=浴場
ロマエ=ローマの
という意味です。
物語の舞台はハドリアヌス帝の時代です。
映画だと、ハドリアヌスを市村正親さんが演じていますが、
その側近として仕える宍戸開さん演じるアントニヌスが、
次の皇帝となり、この遺跡の浴場を作った人物なのです。
ちょっと熱く語ってしまいましたが、私はテルマエ・ロマエ大好きなので、
ここに来られてかなりテンション上がりました〜!
カルタゴでは、他にも
トフェ・軍港を回りました。
お次は シディ・ブ・サイドへ
カルタゴからは車で15分ほどですぐ着きます。
チュニジアで最も美しい町のひとつと言われ、白い壁に青いドアや窓枠が良く映えます。
リゾート地としても人気で、海を見ながらのんびりステイも素敵ですね☆
メインストリートを散策♪通り沿いに土産物屋がずら〜っと並んでいます。
端から端まで歩いても1キロ足らずです。
ここで、名物とも言われる『バンベローニ』を食べました!
チュニジア風揚げドーナツです。
大きいですが、ふわっと軽くてペロリです。
とっても美味しかったです!
しかも800ミリーム(※1000ミリームで1ディナール/1ディナール約40円)でお手頃価格!
是非お試しください♪
シディ・ブ・サイドと言えばこの景色が有名です。
この景色、カフェ・シディ・シャバーンから見られます。
ずらーっと広がるパラソルの下で海をみながらお茶を飲む、最高です。
料金は比較的割高ですが、景色料と考えれば行っておきたいところです。
この後カフェはしごで(笑)、有名なカフェ・デ・ナットにも行きました。
チュニジアの昔ながらのカフェで、ランドマーク的な存在だそう。
外の白と青の世界なのに、中は鮮やかな赤と緑の内装というギャップが素敵。
靴を脱いでくつろげるので、日本人が落ち着ける空間だな〜と思いました。
写っているのが、名物の松の実ミントティーです。
甘くて、疲れた体に染みわたります。
浮いてる松の実をよけながら飲むのが最初は大変でしたがだんだん慣れました。
ちなみに松の実は食べることもできて美味しかったです。
盛りだくさんの1日目でしたが、
翌日からはもっと盛りだくさんです!
続く
- タグ:
- チュニジア カタール航空 世界遺産
- チュニジア視察 (1)導入編
-
エリア:
- アフリカ>チュニジア
- テーマ:世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2018/12/20 14:26
- コメント(0)
こんにちは!旅行会社スペースワールドです。
10月中旬チュニジアへ視察へ行って参りました。
現地の様子をレポートしたいと思います♪
チュニジアをぐるっと周遊、現地のルートはこのような感じです。
========================
1)チュニジア到着〜カルタゴ観光〜シディ・ブ・サイド泊
2)シディ・ブ・サイド〜ブラレジア遺跡〜ドゥッガ遺跡〜ケロアン泊
3)ケロアン観光〜ミデス〜タメルザ(グランドカスカド)〜シェビカ〜トズール泊
4)トズール〜オング・エル・ジュメル〜ショット・エル・ジェリド〜ドゥーズ〜クサール・ギレン泊
5)クサール・ギレン〜クサール・ハダダ〜シェニニ〜タタウィン〜メドニン〜マトマタ泊
6)マトマタ〜エル・ジェム〜スース〜チュニス泊
7)チュニス観光〜帰国
========================
今回はカタール航空利用です。
夜便のため上記に加えて行きと帰りで2回機中泊がありますので、
実際は6泊9日という日程でした。
さてさて、チュニジアってどんな国?という方も多くいらっしゃると思いますので、少し導入編から。
アフリカ大陸の北部中央に位置し、地中海を囲む国の一つです。
意外とイタリアと近く、特にシチリア島なんて目と鼻の先です!
(上の地図で右上の端にあるのがシチリア島です)
地中海といえば! オリーブオイル!!
チュニジアは、高品質なオリーブオイルの産地なんです。
あまり知られていませんが、生産量もとても多いんですよ〜!
チュニジアのほとんどのお料理にオリーブオイルが使われています。
お土産にもピッタリですね。
宗教は、イスラム教の国です。
チュニジアの歴史は、地中海地域の権力争いの舞台でもあったためとても複雑です。
先住民のベルベル人から始まり、フェニキア人による都市国家カルタゴ、
ローマ帝国、ビザンチン帝国支配下時代などを経て、
アラブ人(イスラム)による支配時代が長く続きます。
その後もいろいろありますが、オスマン帝国支配下時代の後
フランス保護領となり、植民地化されました。
独立したのは第二次世界大戦後の1956年のことです。
波乱万丈の歴史ですが、おかげ(?)で見所の多い国です!
イスラムの街、ローマ遺跡や砂漠、リゾートも。
フランス領地時代の影響か、首都のチュニスは驚くほど都会で、
新市街の中心部は ヨーロッパのような街並みで洗練されています。
公用語はアラビア語ですが、フランス語が通じます。
いろんな場面で、フランス語で挨拶を受けました。
ホテルや観光スポットでは、簡単な英語も通じます♪
アラブの春(ジャスミン革命)や、2015年のバルドー博物館の事件があり、
しばらくは外務省の危険レベルが上げられていたのですが、
今年多くの地域が『1』に下げられ、観光客も戻ってきているような状況です。
実際に各国から沢山の観光客が来ており、日本人の観光客の方もいらっしゃいました。
ホテルやチュニス発着の飛行機で、日本からの団体ツアーの方にも何度か遭遇しました。
今回私たちは、まだレベル『2』となっている南部の方も行ってきました。
そして忘れてはいけないのが、有名な映画のロケ地であること!!
『スター・ウォーズ』エピソード4での主人公ルークの故郷や、
エピソード1でアナキンがいた奴隷居住区などの場面で登場します。
また、1996年公開の映画 『イングリッシュ・ペイシェント』は、
その年のアカデミー賞の9部門を独占した作品ですが、
チュニジアの南部の美しい風景が物語の舞台として使われています。
私たちが見てきた現地の様子を詳しく書いていくので、
是非最後までお付き合いくださいませ〜!!
10月中旬チュニジアへ視察へ行って参りました。
現地の様子をレポートしたいと思います♪
チュニジアをぐるっと周遊、現地のルートはこのような感じです。
========================
1)チュニジア到着〜カルタゴ観光〜シディ・ブ・サイド泊
2)シディ・ブ・サイド〜ブラレジア遺跡〜ドゥッガ遺跡〜ケロアン泊
3)ケロアン観光〜ミデス〜タメルザ(グランドカスカド)〜シェビカ〜トズール泊
4)トズール〜オング・エル・ジュメル〜ショット・エル・ジェリド〜ドゥーズ〜クサール・ギレン泊
5)クサール・ギレン〜クサール・ハダダ〜シェニニ〜タタウィン〜メドニン〜マトマタ泊
6)マトマタ〜エル・ジェム〜スース〜チュニス泊
7)チュニス観光〜帰国
========================
今回はカタール航空利用です。
夜便のため上記に加えて行きと帰りで2回機中泊がありますので、
実際は6泊9日という日程でした。
さてさて、チュニジアってどんな国?という方も多くいらっしゃると思いますので、少し導入編から。
アフリカ大陸の北部中央に位置し、地中海を囲む国の一つです。
意外とイタリアと近く、特にシチリア島なんて目と鼻の先です!
(上の地図で右上の端にあるのがシチリア島です)
地中海といえば! オリーブオイル!!
チュニジアは、高品質なオリーブオイルの産地なんです。
あまり知られていませんが、生産量もとても多いんですよ〜!
チュニジアのほとんどのお料理にオリーブオイルが使われています。
お土産にもピッタリですね。
宗教は、イスラム教の国です。
チュニジアの歴史は、地中海地域の権力争いの舞台でもあったためとても複雑です。
先住民のベルベル人から始まり、フェニキア人による都市国家カルタゴ、
ローマ帝国、ビザンチン帝国支配下時代などを経て、
アラブ人(イスラム)による支配時代が長く続きます。
その後もいろいろありますが、オスマン帝国支配下時代の後
フランス保護領となり、植民地化されました。
独立したのは第二次世界大戦後の1956年のことです。
波乱万丈の歴史ですが、おかげ(?)で見所の多い国です!
イスラムの街、ローマ遺跡や砂漠、リゾートも。
フランス領地時代の影響か、首都のチュニスは驚くほど都会で、
新市街の中心部は ヨーロッパのような街並みで洗練されています。
公用語はアラビア語ですが、フランス語が通じます。
いろんな場面で、フランス語で挨拶を受けました。
ホテルや観光スポットでは、簡単な英語も通じます♪
アラブの春(ジャスミン革命)や、2015年のバルドー博物館の事件があり、
しばらくは外務省の危険レベルが上げられていたのですが、
今年多くの地域が『1』に下げられ、観光客も戻ってきているような状況です。
実際に各国から沢山の観光客が来ており、日本人の観光客の方もいらっしゃいました。
ホテルやチュニス発着の飛行機で、日本からの団体ツアーの方にも何度か遭遇しました。
今回私たちは、まだレベル『2』となっている南部の方も行ってきました。
そして忘れてはいけないのが、有名な映画のロケ地であること!!
『スター・ウォーズ』エピソード4での主人公ルークの故郷や、
エピソード1でアナキンがいた奴隷居住区などの場面で登場します。
また、1996年公開の映画 『イングリッシュ・ペイシェント』は、
その年のアカデミー賞の9部門を独占した作品ですが、
チュニジアの南部の美しい風景が物語の舞台として使われています。
私たちが見てきた現地の様子を詳しく書いていくので、
是非最後までお付き合いくださいませ〜!!
- タグ:
- チュニジア
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