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素顔のブエノスアイレス・アルゼンチン

~アルゼンチンをはじめ、ラテンアメリカの南地域 チリ、パラグアイ、ウルグアイ、南極の「今」をお伝えします。~

プロフィール

ニックネーム:
TOMOKO
居住地:
中南米>アルゼンチン>ブエノスアイレス
性別:
女性
会社名:
アルヘンティナ ハポン
会社英字名:
Argentina Japon
会社所在地:
中南米>アルゼンチン>ブエノスアイレス
会社電話番号:
54-9-11-5183-3604
業種:
その他
自己紹介:
ブエノスアイレスに住んで20年目。スペイン語ー日本語通訳(代表団、国際会議、レセプション、セミナーなど)、翻訳、ネイティブチェック、
日本語・スペイン語教師、撮影コーディネーター、海外コーディネーターとして、アルゼンチンをはじめとする、ラテンアメリカの南地域(チリ、ウルグアイ、パラグアイ、南極)と日本を結ぶプロジェクトの現地コーディネートやコンサルタントを行っています。
1998年から素顔のブエノスアイレスhttp://www.geocities.jp/buenosaireskaradesu/
にて当地の情報を日本語で発信してきました。
2006年からワールドカップアルゼンチン代表応援ブログを始めましたものが
現在「主観的アルゼンチン ブエノスアイレス事情」http://blog.livedoor.jp/tomokoar/で、街角情報、スペイン語学習について、アルゼンチン人の生態!について、おもしろい習慣などについて
書いていますが、
ここでは旅情報に限って、発信したいと思います。

また、プライベート旅行のデザインアドバイスも行います。
スペイン語留学、アルゼンチン関係滞在コンサルティング、
コーディネーションも行えます。

また、○○さんに会いたい!も可能です。

テレビの撮影コーディネートはこちらまで!
アルゼンチンにて現地製作、伝送、素材手配も行います。
http://aruzenchin.exblog.jp/

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コロン劇場攻略ガイド

2010/07/01 11:47
エリア:
  • 中南米 > アルゼンチン > ブエノスアイレス
テーマ:
  • お祭り・イベント
  • / 鑑賞・観戦
ブエノスアイレスにいらっしゃるのなら、是非TEATRO COLONコロン劇場へ行きましょう。

2010年5月24日、三年半ぶりの大修復の後、アルゼンチンがスペイン副王領から独立の気運が高まった5月革命の日から200年という大記念の日に、再オープンしたコロン劇場について、今日はお話します。

 ブエノスアイレスで一番大好きな場所は?の質問にいつも「コロン劇場」と答えています。

それはどうしてかというと、アルゼンチンをはじめとする、ラテンアメリカの歴史や風土、そして習慣に文化に芸術が大好きな私にとって、それが一番集大成されている場所だからです。

コロン劇場の歴史は、1905年5月25日に遡ります。その当時、今のコロン劇場の場所は、実は、アルゼンチン最初の鉄道駅があった場所であり、もともとのコロン劇場は現在、5月広場の大統領府の向かって左隣、国立銀行の場所に存在したんです。だから、先般、建国200年祭で、7月9日大通りに展示してあった、ラ ポルテーニョ、という機関車はこの現在のコロン劇場の場所にあった駅から発車したものだそうです。。。
 現在のコロン劇場の誕生は実際には20年建築にかかりましたが、20世紀初頭独特の折衷様式建築です。1908年5月25日、最初の演目はオペラのアイーダでした。そのため、コロン劇場のガイドツアーに行くと、いつも、エジプトのスフィンクスのセットが見られたものでした。
 世界三大劇場と言うと、パリのオペラ座、ミラノのスカラ座、そして、ブエノスアイレスのコロン劇場と言われますが、実際世界的なマエストロ(指揮者)によると、コロン劇場の音響のよさは比類がないそうです。コロン劇場自体は、
表面積はトータルで8202m2, 建物部分が5006m2で、地下にある部分で3196m2になります。ホールは馬蹄型になり、イタリアとフランスのクラシック劇場の基準に遵守しており、三階分のパルコと呼ばれる、バルコニー席(数人で一緒につく席です。なお、パルコ席をバラで買った場合、早いもの順になりますから、早めに到着しましょう)そこから、順々に席の名前がありますが、天井桟敷が実は舞台は見えにくいですが、音響が一番いいそうです。
この音響のよさは、一番下が、29.25mの直径、一番大きい部分が32.65m、高さが28m、そして、2478座席に、500人分の立見席があります。天井のクプラこと キュープラは、318m2あり、オリジナルは損傷したため、1970年に描かれた、アルゼンチンを代表するラウル ソルディの絵画があります。舞台はやや傾き、35.25mの幅に35.5mの奥行きがあり、高さは48mになります。中心に直径の20.3m円盤があり、これにより、舞台が早代わりすることができます。コンサートの場合はこの舞台でオーケストラを見ること、聴くことができますが、オペラの場合、下に、オーケストラが位置するフォッソこと、オーケストラ溝があり、120人の音楽家が同時に演奏することが可能であり、またその壁のカーブにより、音響を特別にしてくれるのです。
 1990年代に、私は日本の建築会社がコロン劇場の音響を計るということで、通訳の仕事をしましたが、世界中の指揮者にどの劇場で指揮棒を振りたいか、というアンケートの結果がコロン劇場ということでした。今までオープニングは5月25日の革命記念日ですが、実際、その当時は5月25日が本当に演目のない祝日、ということ、そして、周辺も静かということから、その日に音響計を用いて計り、また通訳したり、連絡すべきなのに、音を計っているので余計な音を出してはいけない、それでは一体いつ通訳したらいいのか、わからないお仕事をしたことがあります(笑)

 さて、そんな歴史や音響のウンチクよりも、一体、いつどうやって、コロン劇場のチケットを取ったらいいの?とおっしゃる現実派の方は、是非、コロン劇場のチケット売り場に足を運んでください。
日により、込んでいる日とそうではない日がありますが、その場で開いている席やプログラムがわかり、チケットが購入できます。ただし、アルゼンチン在住の社交界の方々が年間席で買っているので、その「余り」になりますが、全く不可能、というわけではありません。だいたい、最高の席と安い席が一番早くなくなりますが、その中間が一番確実かもしれません。
 一方でインターネットのチケット購入サイトで購入することも可能です。
またときどき、オークションにも出ています。ブエノスアイレスのご旅行をお考えのところに
コロン劇場訪問を予定にという方には、チケット手配もできますので、お早めにお知らせください。

 なお、チケットを得て、それだけかというとそうではありません。。。

1.一階ホール、またバルコニー席までの場合は、世界でも有数の劇場ですので、
基本、きちんとした服装でご観覧ください。
GALAガラという礼装の日以外は、ドレッシーな服装で結構です。
それ以上の席は場合によっては、正門のLIBERTADリベルタッ通りではなく、CERRITOセリート通りから入場し、その際、服装はTシャツにビーチサンダル的なものでなければ、特に問題ではないです。

2.時間は正確に。コロン劇場は午後8時半でしたら、8時半に始まります。落ち着いて行きたいものです。なお、始まれば 曲や歌などが一段落するまで中には入ることができません。

3.小額紙幣をご用意ください。アルゼンチンのどの劇場でも基本、席まで案内する係りの人がプログラムを持っています。この方にチップを差し上げないとプログラムはいただけません。相場は難しいですが、私が行った時は、バルコニー席で10ペソ差し上げましたら、問題なかったようです。

4.拍手のタイミングが難しいです。コンサートの場合、一曲がすごく長いです。また、途中で拍手をするのはマナー違反です。でも、このタイミングが難しいので、周りが拍手すればするようにすれば大丈夫です。

5.休憩時間をどうするか。席によって、行ける喫茶室が決まっています。間髪いれずに移動しないとコーヒーも満足に飲めないことになります。最初にレジで支払ってから、現物をいただきますので、あたりをよく見回してほしいものをさっさと決めましょう。今年から何とサラダ(塩気の軽食)に海苔巻きが登場しました!なお、人がいても、開いている席に同席してもいいか聞いて座るのも、また交流ができて楽しいものですし、必ず素敵な会話のお相手になってくれます。
しかし本当に短いので、休憩時間に写真などを撮って楽しむかコーヒーを飲むか、難しいですね。

6.終了後もしばらくは、入り口のホールにいることができます。これは再オープンしたからの、配慮のようです。コロン劇場の建築の歴史の展示もありますしすばらしい彫刻も鑑賞することができます。

これで 「コロン劇場攻略ガイド」 第一弾を終わります。基本、コンサートを中心に書きましたので、
オペラガイドを次回は書きたいと思います。

主観的アルゼンチン/ブエノスアイレス事情:コロン劇場再び - livedoor Blog(ブログ)


コロン劇場2010年プログラム(オペラ、コンサート、バレエ)


後ほど、写真を更新いたします。
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コメント
  • コロン劇場参考になりました。来年のCopa Americaに行きます。出し物があれば、是非行きたいです。南米には3年も行っていません。各都市を廻りたいですね。 Posted by Mory 【2010/07/02 10:53:00】
  • 是非、何かあってもなくても見にいってください!コパアメリカは日本も招待されていますね。 Posted by TOMOKO 【2010/07/02 14:01:00】
  • こんにちは。
    コロン劇場は5年前に一度ガイドツアーで中に入ったことがあります。本当に美しい劇場ですよねー。
    9月に再訪するので、今度こそは観劇をと思ったのですが、残念ながら私たちの滞在中は休演日のようです。
    劇場のHPを見てもガイドツアーの詳細がよくわからないのですが、再開されているのでしょうか? Posted by さふ 【2010/08/22 13:00:00】
  • コロン劇場ファンの方が多くて嬉しいです!現在修復されてさらに美しくなりました。
    9月は日本の大植英次さんが指揮を振ります。確か23日と30日です。

    プログラムはHPに乗っているのは確実ですが、のっていなくても公演されることもあります。
    いつごろいらっしゃるんですか?

    またチケットなどの手配もできますので、ご連絡ください。
    ガイドツアーはとりあえず、再開されていません。 Posted by TOMOKO 【2010/08/22 13:12:00】
  • ご親切にありがとうございます。
    ブエノスアイレスで夜の時間がとれるのは9月15日、17日です。18日の15時の飛行機でカナダに出発します。
    ガイドツアーはまだやっていないのですね。残念です。バレエ団の練習風景や衣裳部屋まで見られて、フルートの生演奏まで聞けてとても楽しかったのですが…
    もし何か演目があれば、お教え頂けると嬉しいです。 Posted by さふ 【2010/08/23 20:18:00】
  • はじめまして、こんにちは。
    詳細ありがとうございます。参考になります。
    インターネットでチケットを購入いたしますと、レティーロのボックスオフィスでチケットもらう(無料)を選択することになります。わたしのスペイン語も怪しいのですが、場所がよくわからなかったので、同じような人はいないかと、探していた中で、このページにお邪魔した次第です。昼間の下見がてら劇場で確認してみることにします。 Posted by 2週間後 【2011/10/13 10:05:57】
  • それは、おそらく
    Retiro en la oficina de la boleteriaとかではないですか?レティロは「私は引き取る」という意味にもなりますから、コロン劇場内のチケット売り場窓口で引き取る(ピックアップする)ということじゃないでしょうか?コロン劇場の正面(Libertad通り)向かって右サイドTucman通りから、切符売り場に行けます。 Posted by Tomoko 【2011/10/13 20:10:36】
  • ありがとうございました。
    まじめにスペイン語と向かい合うことに致します。 Posted by 2週間後 【2011/10/18 13:20:21】
  • 来月、アルゼンチンに、旅行に行く予定をしていて、コロン劇場の情報ないかなと探していました。コロン劇場で、行われるバレエのチケットを、ネットで購入したのですが、ほぼ満席のため、立ち見席でした。立ち見でも、よく鑑賞できるものでしょうか?
    バレエ鑑賞も、服装はドレッシーな服装で大丈夫でしょうか? Posted by パラパラグアイ 【2019/11/10 04:59:26】
  • 立ち見席はどこの席ですか PARAISOですか?どちらにしても 上の奥からですから、よくは見ることはできません。また午後8時からだとおもいますが、 午後7時ぐらいから行った方がいいでしょう。しかしながら、最高の劇場での鑑賞体験はいい思い出になるでしょう。 Posted by TOMOKO 【2019/11/10 06:50:20】
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