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発見しよう!アメリカ国立公園

プロフィール
ニックネーム:
ヒグマ
居住地:
北米>アメリカ西部>ボーズマン
性別:
男性
会社名:
イエローストーングレーシャーアドベンチャーズ
会社英字名:
Yellowstone Glacier Adventures, Inc.
会社所在地:
北米>アメリカ西部>ボーズマン
会社電話番号:
1-406-585-9041
業種:
現地ツアー企画・現地ガイドなど
自己紹介:
アメリカ、モンタナ州ボーズマン在住。3歳のとき初めてクマと出会ったときから、大自然が大好き。人生もそのまま、20年前に、日本とアメリカの大自然教育会社を設立。イエローストーンをはじめ、アメリカの国立公園に世界中からのお客様を案内するかたわら、日本でも教育プログラムでよく教えます。ぜひみなさん、日本でのプログラムにも、アメリカの国立公園にもいらっしゃってください。

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オオカミ
オオカミ観察確率90%!!
エリア:
  • 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
テーマ:世界遺産 自然・植物 動物 
投稿日:2011/01/19 17:18
コメント(0)
今回は早春のイエローストーンをご紹介したいと思います。
実は早春は、国立公園の道路も雪をかぶっている場所もあって、すべてがオープンしているわけではありません。道路のオープンに従って施設も次第にオープンしていくので、公園すべてをくまなく見てみたい人にとって、早春は微妙な時期ではあります。しかしながら、野生動物をみたい人にとっては絶好の季節でもあります。

というのも厳寒の季節を乗り越えたエルクやバイソンたちは5月の出産ラッシュを控え、必死で新しい命をつなぐため、次第に薄くなっていく雪の下の植物をたべて、体力をつけています。今一番身重なメスバイソンにとって、1年の中で一番危険な季節でもあります。また、早春のこの時期から子供連れのバイソンもちらちらと見かけられるようになりますが、こんな赤ちゃんバイソンは、オオカミにとって絶好の獲物でもあります。身重のバイソンや生まれたばかりの赤ちゃんはバイソンの群れの壁で必死に守られてはいるものの、この時期をうまく生き延びる赤ちゃんバイソンの数は非常に少ないのです。オオカミの狩りに必死に立ち向かう母バイソンの勇猛果敢な姿を何度もみかけたことがあります。

反対にオオカミにとっても、この季節は出産間近、栄養がたくさん必要な時期でもあります。お互いに子育ての季節に入るのです。

早いものでは冬眠から覚めた熊が、去年の子どもを連れて餌を求めてうろうろしていたり、冬眠中に産み落とした子供を連れた母熊もいて、オオカミのおこぼれでもあればもちろん横取りする気満々です。

オオカミが絶対的に君臨する真冬とはまた違った、様々な動物たちの必死の命のやり取りをご覧いただけるのが早春のイエローストーンの姿です。

夏になると「ほんとにいるのかしらん?」というほど観察が難しいオオカミですが、冬季と春にかけて、オオカミも活動的です。
ぜひぜひこの季節お見逃しなく!!

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