中央市場は、地下鉄のモナスティラキ駅とオモニャ駅をつなぐアシナス通りのほぼ中間に位置し、どちらから歩いても5分ほど。猥雑で活気にあふれるアセニアンの台所です。
アシナス通りは、食品関連の土産品を探すのに便利です。
モナスティラキ広場からオモミャ方向へ歩いて2ブロックの左手にあるレスボスショップ。ここは、北エーゲ海に浮かぶレスボス(ミテリーニ)島の生協が運営している店で、産地直送の新鮮で上質な食材が手に入ります。お奨めはオリーブオイル、ワイン、オリーブ石鹸、ヨーグルト、スイーツなど。
そこから1ブロックの左手に、馬具や農耕具、羊のベルなどを扱うモンプソという店があります。キーチェーンなどのアクセサリーもあり、なかなか興味深いので覗いてみてください。
その隣にパン屋の大手チェーン、ベネティ。ギリシャのパンはイースト菌をあまり使用しないため、弾力がなくパンくずがポロポロこぼれがちですが、その分日持ちするのでこれとヨーグルトやチーズで朝食代りにするという手も。
そこから2ブロック歩くと中央市場に到着します。通りの右手が鮮魚と精肉、左手が青果の市場です。売手と買手の丁々発止が見ていて楽しいのですが、スリなどの被害も報告されているので、充分注意してください。
青果市場(左側)の並びに、チーズ専門店のカラツァ。この店ではギリシャ全土から取り寄せた珍しいチーズが手に入ります。お奨めは、クレタやキクラデス諸島のグラビエラ(グリエール)、ヒオス島の焼きチーズ、マステロ、生チーズのアンソティロなど。
最後に、鮮魚・精肉市場の裏手、地下駐車場入り口脇にあるハチミツ専門店。この店は中央ギリシャ・ピリオン岬のハチミツを扱っていますが、お奨めはギリシャで最高級とされる“シマリ”(タイム)のハチミツ。価格は1 kgで12ユーロほど。
プラカのショッピング通りにもこうした食品の店はありますが、鮮度の点ではお奨めできません。
Central Market Hall 中央市場
長田 幸廣
(翻訳家、マーケットリサーチャー)
猥雑で活気にあふれるアセニアンの台所
- 投稿日2015/03/23
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ジャンル市場
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エリアアテネ
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住所
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アクセス地下鉄M1・M3線 モナスティラキ Monastiraki駅から徒歩約5分
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営業時間7:00-18:00
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定休日日曜日、祝日
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
中央市場周辺のおすすめショッピングスポット
- レスボスショップ
- モナスティラキ フリーマーケット
- カバ ピ
- エルム通り
- アリストクラティコン
- オリーブ ツリー ストア
- ミガト (エルム通り店)
- マスティハショップ(パネピスティミウ通り店)
- カルフール‐マリノプロス(コロナキ店)
- アピヴィータ体験ストア (コロナキ本店)