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アテネ (ギリシャ) ショッピングの現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Lesvos Shop レスボスショップ

長田 幸廣 (翻訳家、マーケットリサーチャー)

オリーブオイルを選ぶなら先ず鮮度で。新鮮な各種オリーブ製品が手に入るレスボス島の生協。

  • 地元名産品おすすめ
  • 穴場

モナスティラキ広場からアシナス通り沿いに2ブロック歩いた左手の角にあるお店。筆者が「オリーブオイルを買うならここ」とお薦めするのは、ここがギリシャ3大オリーブ産地のひとつ、レスボス島の生産者協同組合の直営店だからです。

● オリーブオイルを購入する際のポイント

1) エキストラバージンオイルの賞味期限は2年
たとえ未開封でも、エキストラバージンオイルは日々劣化していきます。実際に飲み比べてみると、2年目に入ったオイルは1年目よりも風味が落ち、オイル臭が勝っています。さらに、抽出から2年を経過したオイルは、生食には適さないとも言われています。

オイルの抽出時期は毎年11月~2月なので、たとえば8月にギリシャを訪れたとすると、その時点で少なくとも6~9カ月が経過していることになります。さらに、ラベルに抽出時期が記載されていない以上、そのオイルが1年以上経過していないという保証はありません。

ですから、産地やブランドを云々するよりも、まず抽出したての新しいオイルを選ぶこと。ここがポイントです。きちんとコールドプレス(低温抽出)された1年目のオイルなら、どこの産地でも十分美味しいはずです。

2) 容器について
エキストラバージンオイルは光を嫌います。日光や蛍光灯の光でさえ、オイルの酸化を促進してしまうため、遮光性のダークボトルが使われています。したがって、透明のボトルは論外。オイルの性質を考えた場合、プラスチック製のボトルも避けた方が無難でしょう。

ただし、スーツケースに入れて日本まで持ち帰ることを考えたとき、缶は有りかなと思います。というのは、高度1万フィート以上を飛ぶ国際線の場合、機内の気圧の上昇降下によってキャップが緩んだり、あるいは手荒な取り扱いによってボトルが割れるといった事故が稀に起こるからです。また、ガラス製のボトルは重量がかさむという難点もあります。

そこで、お土産用にはお洒落なボトル、ご自宅用には缶というのが筆者のお薦め。ガラス製のボトルは漏れても大丈夫なように、個別にプラスチックの袋で包むこと。缶で持ち帰り、ガラス容器に小分けして配るのも良い方法ではないでしょうか。

ちなみに、1ℓ缶のお値段は7.2ユーロ(約1,000円)、オーガニックオイルでも8.5ユーロ(約1.150円)と格安です。

● オリーブ石鹸

オリーブ石鹸が世界中で愛されている理由は、オリーブオイルと苛性ソーダ、そして水だけのシンプルな構成だから。鹸化を促進する凝固剤や泡立て剤、香り成分などの不純物が一切含まれていないため、敏感肌や皮膚アレルギーの方でも安心して使うことができます。

ギリシャでは伝統的に、調理油や工業用の廃油を使って石鹸を作ってきました。この廃油石鹸は、茶褐色ないし濃いグリーンに着色されており、強めのオイル臭があるのですぐに分かります。一方、上質なオイルを使った石鹸は鹸化当初は純白で、やがて苛性ソーダの成分が飛ぶにつれて淡いベージュ、濃いベージュへと変化していきます。この色とほのかなオリーブオイルの香りを目安に選んでください。

エキストラバージンオイルに各種のエッセンシャルオイルで香り付けした高級石鹸が2.5ユーロ(約350円)、ピュアオイルを使ったアイボリーの石鹸は2個で2.5ユーロ(約350円)とお得です。

このほか、レトルトパックされた食用オリーブやテラコッタの容器に入ったヨーグルト、レスボス産ワイン、ブドウを蒸留して作る焼酎“チプロ”や“ウーゾ”もお薦めです。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。