地下鉄のエバンゲリスモス駅からプルターフ通りを丘に向かって登り、突き当りからさらに200段ほど階段を登ると、“フェニキュラ”レールウェイと呼ばれるケーブルカーの乗り口に到着します。ここまで徒歩で10〜15分ほど。
ケーブルカーは午前8時30分から翌朝の2時半まで30分おきに運行しており、往復の乗車料金は大人7.5ユーロ、小人4ユーロ。2両編成のケーブルカーはトンネル内を走っており、乗車時間は2分ほどです。
リカヴィトスは標高300メートルほどの丘で、名前の由来は「狼が歩いた場所」。また、神話では、女神アテナがアクロポリスを建設中に誤って落っことした巨岩と言われています。
頂上には19世紀に建造された聖イオルゴス教会の礼拝堂と鐘楼、レストラン、カフェがあり、アテネ市全域を360度のパノラマビューで楽しむことができます。
人気の撮影スポットは、もちろんアクロポリスを見下ろす展望ポイント。が、このポイントは狭く、2〜3人しか立てないため列ができることも。教会正面の右側に位置しているので、まずそこへ直行し、それからゆっくりと周辺を歩くといいでしょう。
礼拝堂は日中開いており、内部を見学することができます。ざっと見た限りで「撮影禁止」のサインはありませんでしたが、祈りの場所ですので節度ある行動をお願いします。
カフェは午前10時にオープン。フレドエスプレッソ(アイスコーヒー)が4ユーロです。
Lycabettus Hill リカヴィトスの丘
アテネ市全域を一望できる絶景スポット
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アテネを一望する展望ポイント
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リカヴィトスは、アテネ、コロナキ地区の北側に位置する高い丘(標高約277メートル)。眺めがいいので、観光スポットになっています。
歩いて登ることもできますが、手っ取り早いのはケーブルカーを使う方法。ただ、ケーブルカーの乗り場までは坂を上らなければなりません。チケットは往復7ユーロ。帰りは歩いてと思われる方もいるかもしれませんが、それは向こうも察しているようで、片道分の割引チケットはありません。また、ケーブルカー自体はトンネルの中を通るので、途中の眺めは期待できません。
もう一つの方法は、タクシーで丘の上にある劇場の駐車場まで行ってもらうというもの。車道がないため頂上までは到達できませんが、少しだけ階段を昇ればすぐそこです。
頂上のカフェ・レストラン「オリゾンテス」では、アテネの町を見下ろしながらコーヒーや食事を楽しむことができます。その位置同様、お値段の方も高めです。レストランは、各国要人が来た時の接待にも使われるような場所ですので、特にディナーは、ちょっとおしゃれをして出かけるのもいいかもしれません。
リカヴィトスの丘は、昼でも夜でも開いていますが、眺めが特に素晴らしいのは夜。アテネの町並みは、他のヨーロッパの国々と比べると、ちょっと見劣りしますが、夜のライトの波は大変美しいです(ただし、夜、周辺の道は暗いので、ふもとから歩いての上り下りはお勧めしません)。
丘の上に立っている小さな教会は、聖ゲオルギオス(英語ではジョージ)に捧げられたもので、19世紀の前半に建てられました。聖ゲオルギオスのイコン(宗教画)は、龍を踏み潰している姿で描かれますので、探してみてください。
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ジャンル木・巨樹
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エリアアテネ
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住所
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アクセス地下鉄M3線 エバンゲリスモス Evangelismos駅から徒歩約10分のリカヴィトス・ケーブルカーに乗車(30分ごとの運行)
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電話番号+30-210-7227065
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営業時間ケーブルカー - 9:00-26:30
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定休日無休
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予算ケーブルカー往復乗車料 10ユーロ
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公式サイト
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