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アテネ (ギリシャ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

The Panathenaic Stadium パナティナイコ競技場

長田 幸廣 (翻訳家、マーケットリサーチャー)

オリンピックとマラソンの聖地

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パナティナイコ競技場は、1896年に開催された第1回オリンピック大会のメインスタジアムです。

古代都市オリンピアで4年に1度開催されていた競技会にヒントを得たクーベルタン男爵が、これに敬意を表して第1回大会の開催地に選んだのですが、独立して間もないギリシャが西欧の仲間入りを果たした記念すべき大会でもあります。

陸上競技のマラソンは、ペルシャ戦争におけるマラトンの戦いの勝利を伝えた使者の故事に因んでいます。ギリシャではこの故事に因み、毎年11月、パナティナイコ競技場からマラトンの古戦場までを走るアテネクラシックマラソンが開催されています。

このマラソンは本来のフルマラソンのほか5 km、10 km、競歩があり、世界中から数万人のランナーが参加。マラソン発祥の地でエーゲ海の風に吹かれながら楽しく走っています。日本からもツアーが催行されていますので、興味のある方は是非どうぞ。参加の申し込みは以下の公式サイトにて。

http://www.athensauthenticmarathon.gr/

アテネ競技場の真向いには、旧王宮庭園のザピオンがあります。

ギリシャは1973年の国民投票で君主制を廃止し、民主制へ移行しました。ザピオンは現在、ジョギングや散歩を楽しむ市民の憩いの場となっています。

庭園内は木陰が陽光をさえぎり、真夏でも数度温度が低く快適です。カフェやレストランもあるので、遺跡巡りに疲れたら立ち寄ってみてください。

第1回近代オリンピックの舞台

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パナテナイコ競技場は、第1回近代オリンピックのために、古代にここにあった競技場を再現する形で建てられました。

古代のスタジアムは、紀元前4世紀、大パナテアイア祭のために建てられたものと考えられています。大パナテナイア祭は、アテネの守護神であるアテナ女神に捧げられた祭りです。古代のオリンピックは、ペロポネソス半島西部のオリンピアで開催されていましたので、このスタジアムとは関係ありません。

古いスタジアムは、アルディトスの丘(競技場に向かって右にある丘)の斜面を利用して造られた、比較的質素なものだったようですが、紀元2世紀の大富豪ヘロデス・アティコス(アクロポリスの丘の南側に音楽堂を造ったのと同じ人物)は、大理石をふんだんに使って立派な建造物に改修しました。

ビザンチン時代、オスマン・トルコ時代、大理石は他の建造物に使うために持ち去られ、スタジアムは荒廃しました。

再び注目が集まるのは、ギリシャ独立後、19世紀の後半になってからです。アテネのネオ・クラッシック建築時代を代表する建築家の一人であるエルンスト・ツィラーが発掘し、大富豪ゲオルギオス・アヴェロフらが資金を提供して、古代の栄光をそのままに再建させます。現代の陸上競技場が通常、長円形をしているのに対し、パナテナイコ・スタジアムは馬蹄形をしていますが、これは2世紀の競技場の形を復元したからです。ここで、第一回近代オリンピックが開催されたのは1896年のことでした。スタジアムに向かって右側に立つアヴェロフの大理石像は、彼の死後に国が彼の貢献を記念して造らせたものです。

競技場の部分は奥行204メートル、幅33メートルあり、座席の収容人数は68,000人という、巨大な競技場です。現在では運動競技に使われるほか(アテネ・マラソンはここがゴールです)、コンサートが行われることもあります。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。