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現地のプロ(6人)詳細

Kongyiji jiudian dongsi laodian 孔乙己酒店(東四老店) コンイージージゥディェン

勝又 あや子 (フードコラムニスト)

魯迅の小説「孔乙己」の世界と紹興酒に酔いしれる

  • 紹興料理がおいしい
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

北京で紹興酒と紹興料理が楽しめるお店として長く親しまれているレストラン。店内にいくつか支店がありますが、東四にあるこのお店が本店です。紹興をイメージした飾り気のない素朴な内装で、とても落ち着きます。

「孔乙己」という店名は魯迅の短編小説から取ったもの。名物のソラマメの茴香風味煮「茴香豆(ホイシァンドウ)」(8元)は落ちぶれた書生の孔乙己が一杯飲み屋でいつも頼んでいたつまみ。もちろんお酒は紹興酒です。一人用のお燗器がなんとも風情たっぷり。紹興酒は五年、八年、十年から三十年まで、醸造年数ごとに揃っています。氷砂糖ではなく、甘い梅干し「话梅(ホアメイ)」(2元)や針生姜「姜丝(ジアンスー)」(2元)を入れるのが定番です。

紹興酒に漬けた小ぶりのモクズ蟹「醉蟹(ズイシエ)」(一杯25元)やエビの紹興酒漬け「醉虾(ズイシア)」(58元)、鶏肉の酒粕漬け「糟鸡(ザオジー)」(28元)なども、紹興酒によく合います。

豚バラ肉の角煮「东坡肉(トンポーロウ)」(15元)も人気メニュー。野菜料理でぜひ味わってほしいのが、タケノコの旨煮風炒め「油焖笋(ヨウメンスン)」(38元)です。こくのある炒めダレがタケノコによくからんで絶品です。発酵食品好きなら、名物の揚げた発酵豆腐「油炸臭豆腐(ヨウジャーチョウドウフ)」(28元)に挑戦してみてください。

ごま油の風味豊かな醤油味がベースなので、日本人の舌にもよく合います。紹興酒の盃を片手に、おだやかでやさしい味付けの紹興料理をゆっくり楽しんでみては?

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