Zubuchon (SM City Cebu) ズブチョン（エスエム・シティー・セブ店）

フィリピン料理の代表的存在といえば、豚の丸焼き「レチョン」ですね。
レチョンは日々の食卓で食べるものというよりも、祝いの席で出される特別なものですが、街中にはレチョンのバラ売りをしているお店も数多くあります。
ちなみにレチョンは、現地の言葉で「丸焼き」を意味し、豚の丸焼きは「レチョン・バボイ」、鳥の丸焼きは「レチョン・マノック」と言います。
ですが、現地ではレチョンと言うと「豚の丸焼き」を指すことが一般的です。

さて、観光客が「手軽にレチョンを楽しめるお店へ行きたい！」という場合、
セブ在住の筆者が自信をもっておすすめしたいレストランが『ズブチョン（ZUBUCHON）』です。
セブ島を中心に、大型ショッピングモール内など比較的アクセスしやすい場所に複数店舗があります。
ショッピングのついでに食事をする際は便利ですね。今回は、SM City Cebu（通称SMモール）内にある店舗についてご紹介します。

お店はSMモール1番ゲート（南西側入口）そば、地下1階にあります。
1番ゲートからモール内に入り、すぐ目の前の階段を降りると左手に赤色の豚のアイコンが見えます。
SMモールは、道路状況によりますがマクタン空港からタクシーで約40～60分です。

メニューはレチョンを中心に、各種フィリピン料理を取りそろえています。
メニュー本は、英語用、日本語用、韓国語用、中国語用と用意されているので、英語が苦手な人も安心です。
ドリンクメニューにはビールもありますよ。店内は清潔感があり、店員さんの接客態度も丁寧かつフレンドリーで、好感がもてます。
なお、支払いはクレジットカードを利用することができます。

今回筆者は以下のものを注文しました。
・ZUBUCHON SMALL PLATTER（290ペソ）
・Chorizo Lumpia（190ペソ）
・Garlic Rice（45ペソ）
・Bottled Water（40ペソ）

この中から二つの料理についてご紹介します。

■ZUBUCHON SMALL PLATTER
ズブチョンの代表メニュー、レチョンです。このサイズは一皿で2人前ほどの分量となっています。※300グラム
筆者はこれまでに数多くのレチョンを食べてきましたが、ここのレチョンは味に変なクセがなく、とても食べやすいですね。どちらかと言えば薄味なので、日本人の味覚にもバッチリ合うと思います。お好みで、卓上に用意されているタレを使用できますが、個人的には何も付けずに食べても十分美味しいと感じました。お肉は柔らかく、なおかつジューシーで食べ応えがあります。皮はパリパリで口の中での食感がいいですね。量が多くて食べきれなかった場合は、持ち帰りもできるのでご安心ください。

■Chorizo Lumpia
チョリソー（挽肉の詰め物）が入った春巻きのような料理です。チョリソーはソーセージのような感じではなく、少し柔らかいです。こちら一皿に8本もあり、一人で食べきるのは無理でした。正直な感想として、ずば抜けて美味しいというものではなかったので、次回は注文しないと思います。それにしても量が多かったですね。

今回は一人だったので、レチョンだけにしておけば良かったと反省しました。
「FAST MEALS（270ペソ）」という一皿にレチョン、ライス、スープがセットになったお得なものもあるので、一人の場合はそちらの方がいいかもしれません。
いずれにしても、フィリピンの代表的料理レチョンを手軽に楽しむことができるズブチョンは、観光客にとって強い味方と言えるでしょう。
マクタンセブ国際空港の国内線ターミナル内にも店舗がありますので、機会がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。