町外れにある、19世紀まで続いたカルトゥジオ会の修道院の建築です。
イスラム時代には、近郊のアルファカル村からの水が豊富なことを利用して広範囲の農業が行なわれていた場所を、グラナダ戦争で功績のあった軍人グラン・カピタン(Gonzalo Fernández de Córdoba)がカルトゥジオ会の修道士たちに与え、イスラムのグラナダが陥落して14年後の1506年に最初の工事が始まりました。中で修道士たちの生活が続く中、完成には3世紀を要しましたが、完成して間もない1835年には修道士たちが追放され、1842年には回廊や僧房が崩壊して、崩壊の一途を辿りました。
内部装飾や壁を飾る絵画は、17-8世紀のバロック期のものが中心です。教会堂部分の装飾や、教会堂内は、18世紀のスペイン・バロック建築を象徴する絢爛さで、アンダルシアらしい質素さとは一線を画しています。現在の落ち着いた佇まいの中庭は、かつては小回廊と呼ばれたもので、外側により大きな回廊があり、2階部分には多くの僧房があったものです。
外からや中庭でのお写真の撮影はできますが、室内での撮影は禁止されていますからお気を付け下さい。また、土日や祝日など、近くにキャンパスが集まる大学が休みになる時には、路線バスの本数が少なくなることにもご注意下さい。
Monasterio de la Cartuja カルトゥハ修道院
壮麗なアンダルシア・バロック装飾の教会
- 投稿日2016/01/27
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ジャンル寺・神社・教会
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エリアノルテ
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住所
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電話番号+34-958-161932
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営業時間夏季:[日-月]10:00-13:00、16:00-20:00
夏季以外:[日-月]10:00-13:00、15:00-18:00 -
定休日無休
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予算一般入場料 3.5ユーロ
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