Da Mario ダ マリオ

ロンドンにはそれこそ数えきれないほどのイタリアン・レストランがあるけれども、
その中でもベストなものを一つと尋ねられた際にいつも私が紹介しているのが、
このダ・マリオです。

コベント・ガーデン駅から徒歩10分ぐらいの比較的静かな通りに面した小さな店。
いわゆるイタリアの「母の味」を受け継いでいるという夫婦経営のレストランで、
店内はいつだって満員なので、出掛ける際には予約した方が無難です。

この店のオーナー夫婦が「イタリア料理は海産物を好む日本人の口に合う」と常々言っているように、
同店を訪れる日本人の間ではシーフード料理が人気のよう。

とりわけロブスターもしくはムール貝やエビなどのシーフードに、
新鮮なトマトとオリーブ・オイルを合わせた「リングイネ・ウィズ・シーフード（£11.20）」は
同店ご自慢の一品。
「若干の歯ごたえを感じさせるパスタこそが本物の味を提供することができる」という信念の下で、
リングイネはアルデンテに仕上げています。

また山育ちであるというご主人のコラードさんのこだわりが感じられるのは、
ポルチーニ・マッシュルームと黒トリュフのタリオリーニ。
こちらも専用の機械を使った自家製パスタで、キノコ類の独特の強い味は病み付きになりそう。