カサ・ルシオの所在地は地元民がそらんじているカヴァ・バハ35番地。ラティーナ地区で最も有名な、そして、最も権威あるレストランです。
まずは皇室御用達。といいますか、隣のおじ様さながら人懐っこくて親しみやすいスペインのフアン・カルロス元国王は、 カサ・ルシオのオーナー、ルシオ・ブラスケス氏とも親しくおつきあいをされているのです。
ほかにも、フランス元大統領のニコラ・サルコジがスペインのアスナール元首相と一緒に来店したり、多くの政財界の関係者もほぼ毎日やってきたりと、セレブからも庶民からも愛されているのは、14世紀のカステーリャ料理を忠実に再現しているから。
お店自体、 1720年に旅籠屋として人気を博したポサダ・デ・サン・ペドロが入っていたという歴史のあるお屋敷。 1950年代には多くのアーティストが出入りするホテル、メゾン・デル・セゴビアーノがここで営業していました。
名物は、卵(ウエボ)料理です。ゆるさと固さがぎりぎりな職人技の目玉焼きウエボ・フリト・コン・プンティージャ。ポテトフライに炒り卵という何でもなさそうな料理を芸術品に仕上げているウエボス・エストレジャードス・デ・ルシオ。カステーリャ風ラタトゥイユに卵をかけたピスト・コン・ウエボ。このうち1品はマストです。
ほかにも、本物のうなぎの稚魚、マドリード風コッシード、チョリソや白インゲン豆を使った600年の歴史を持つ臓物料理ロス・カジョス、揚げる直前に仕立てるベチャメルソース・ベースの自家製コロッケ、闘牛の尻尾を使ったコルドバ風ラボ・デ・トロなど、名物のメインが目白押し。
生ハムは、アンダルシア州ウエルバの最高級ハブゴを提供するシンコホタスですから、「サンタ・アナ広場でシンコホタス入らなかったな」と言う方、カサ・ルシオで頼みましょう。
デザートには、カスタードクリーム風味でお米とミルクを仕立てた、アロス・コン・レチェを。
予算は1人30ユーロ程度を目安にするのがいいですね。
通りの向かい側にあるタベルナ ロス・ルシオ、ラ・ラティーナにあるエル・ランドは兄弟店です。いずれも常に満席です。
Casa Lucio カサ ルシオ
皇室御用達のカスティーリャ伝統料理を!
- 投稿日2015/05/08
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ジャンルスペイン料理
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エリアセントロ
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住所
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電話番号+34-91-3658217
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営業時間13:00-16:00、20:30-24:00
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定休日8月
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予算22ユーロ~
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公式サイト
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