聖ポール天主堂跡の向かってすぐ右側にある小高い丘がモンテの砦(大砲台)です。
まずは、世界遺産としての説明を…。
【モンテの砦】
1617年から1626年にかけてイエズス会の協力のもとに築かれたマカオ最強の防御施設です。小高い丘を活用した砦には大砲、軍部宿舎、井戸のほか、2年間の攻撃に耐えうるよう兵器工場や貯蔵庫もありました。砦は台形で10,000㎡に及び、東西どちらからの攻撃にも目を光らせることができるように設計されたということです。18世紀中ごろまでは総督官邸も置かれ、軍事施設としては1960年代にポルトガル軍が撤退するまで使用されていました。
写真の看板が目印ですが、素直に大砲台入口の方へ進んではいけません。
実は裏道がありまして、左の澳門博物館へ行くエスカレーターを利用して、楽々モンテの砦までたどり着けるのです。
マカオ観光はただでさえ徒歩が多く体力を使うので、こういうところで体力を温存しておきましょう!
上にたどり着くと、マカオの街並みがぐるりと360度一望できます。
中庭のような空間に大砲がずらりと並んでおり、観光客が大砲にまたがったり思い思いのポーズで写真撮影。
ベンチもいくつか配置してあり緑もある落ち着いた空間で、聖ポール天主堂付近の人混みから逃れてホッと一息つくのにぴったりな場所です。
ここから見るマカオホテル群の夜景もおすすめですが、楽して上りたい方はマカオ博物館の休館日と営業時間にご注意ください。
開園時間:
砦と庭園 7:00~19:00
マカオ博物館 10:00~18:00, 最終入館 17:30 月曜休館
バス路線: 3, 3X, 4, 6A, 8A, 18A, 19, 26A, 33, N1A(新馬路下車)
Mount Fortress モンテの砦 タイパウトイ
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海に囲まれたマカオでは、国内外からの侵略者を撃退するため、中世に強固な要塞が築かれました。
そのひとつが、世界遺産でもあるモンテの砦。
1617年から1626年にかけて築かれた防御施設で、当時はマカオ最強を誇っていたといいます。
1620年代、マカオは2度もオランダ軍に攻められますが、いずれもこの要塞から攻撃し、みごと撃退させることに成功。
この砦がなければ、マカオの歴史は大きく変わっていたといえるでしょう。
1960年代にポルトガル軍が撤退するまで、ここは長い間、軍事施設として利用されていました。
敷地内にはかつて、軍部宿舎や井戸、2年間の攻撃にも耐えられる兵器工場や貯蔵庫まで完備していたといいます。
軍事施設としての役目を終えた今は、街並みを一望する絶好のスポットに。
眼下に広がるのは、ビルが立ち並ぶ市内と、隣接する中国の灣仔です。
ただし、下から石畳の坂道を登っていくのは、少々、体力がいるかもしれません。
大砲のある砦の下にはマカオ博物館があり、館内のエレベーターを使えば、砦まで容易にアクセスできます。
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ジャンル史跡・遺跡
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エリアマカオ歴史地区
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住所
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アクセスセナド広場から徒歩8分
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電話番号+853-2835-7911
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営業時間7:00-19:00
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定休日無休
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公式サイト
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