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マカオ 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

Edificio do Leal Senedo 民政總署大樓 マンゼンゾーンチューダイラウ

南 華子 (旅行会社勤務)

ギャラリーもおすすめ。運が良ければコンサートも♪

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ポルトガル語の名称は「レアル・セナド」。セナドというのは上院という意味で、ポルトガル統治時代にマカオ市政庁として建てられ、当時のマカオの中枢機関として機能していました。現在は地方自治局となっていて、文化活動や行政事務を管轄しています。目の前の「セナド広場」はこの民政総署のポルトガル名が由来となっています。

アズレージョのタイルが美しい西洋風の民政総署ですが、ご多分に漏れず旧正月の時期には思いっきり中国風の装飾が施されます。個人的にはポインセチアなどで彩られたクリスマス時期のデコレーションが好きですが、中国風のド派手な正月飾りもなかなか面白いですね。

2階の図書館は、警備員が見張っている奥へ入ると急に重厚な佇まいとなり、数々の古書が圧巻です。16世紀から収集された約3万冊もの書物が保存されているとの事。何が書いてあるのかはさっぱりですが、一見の価値ありです。写真撮影不可なのが残念。

マカオでは、様々な観光地で政府観光局主催の無料イベントが行われていますが、民政総署でも週末にコンサートが開催されることがあります。時期によっても変わってきますので、詳細は下記WEBサイトで確認してみてください。
http://whatson.macautourism.gov.mo/index.php

メインロビーに入ってすぐ右側には無料のギャラリーがあります。もともとは事務所の敷地でしたが、1985年に文化・芸術の展示会を開催するためのギャラリーとして利用されるようになりました。

最近では山西省の古墳から発掘された西周青銅器が展示されていました。紀元前に作られたものとは思われないほど精密で美しい細工が施されていて、歴史的にもとても貴重であろうと思われる青銅器を無料で見られてしまうなんて、さすがマカオ!

民政総署をご見学の際には、是非ギャラリーものぞいてみてください。

開館時間: ギャラリー: 9:00~21:00 月曜休館, 庭園: 9:00~21:00
※図書館は13時~19時。日曜・祝日休館

バス路線: 3, 3X, 4, 6A, 8A, 18A, 19, 26A, 33, N1A(新馬路下車)

HEMEI (エディター、ライター)

マカオ最古のアズレージョが残る現役の政府機関

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マカオの中心地、セナド広場とメインストリートを挟んで立つ白亜の建物は、1784年に建築された民政総署。
伝統的なポルトガル建築の世界遺産であると同時に、現役の政府機関でもあり、日々、多くの市民がここを訪れています。

2階には議事室と、ポルトガルのマフラ宮殿の図書館を模した重厚な図書館、小さなチャペルがあって、とても重厚な雰囲気。
ここで目を見張るのは、壁に飾られた鮮やかなアズレージョ(絵タイル)。
マカオに数あるアズレージョの中でも、ここにあるものが一番美しいといわれているのも頷けます。

そのアズレージョに導かれて階段を上ると、美しい中庭が。
この中庭には、マカオ最古のアズレージョも残されています。
海岸線が埋め立てられる前、ポルトガル人が暮らし始めた頃のマカオの様子を、古いアズレージョから想像することができるのではないでしょうか。

緑が茂り、表通りの喧騒も聞こえないここは、まるで都会の中のオアシスのような存在。
世界遺産の散策途中に一息入れるのもぴったりの場所です。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。