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ペナン (マレーシア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

Chew Jetty クラン ジェッティー

阿部 吾郎 (トラベルガイド株式会社代表)

周一族が住む伝統的水上集落

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ペナン島の玄関口、ウェルドキー(埠頭)の近くに、海に長く突き出た桟橋上に集落が形成されている、伝統的水上集落があります。19世紀ごろに中国から渡ってきた移民が形成した集落で、税金を逃れるために水上に作られました。2006年に一部の水上集落は取り壊されてしまいましたが、2008年にジョージタウンが世界遺産に指定されたため、残りの水上集落は保存されることになりました。
林(リム)橋、陳(タン)橋など、氏族の姓で呼ばれており、現在では6つの氏族の集落が残されています。その中で最も大きく、また観光化され見学しやすいのが周橋(チュウ・ジェティー)です。
周橋には現在も数百人の周一族が暮らしています。1954年に水道と電気が導入され、家の中にはエアコン、テレビ、冷蔵庫などもちゃんと揃っています。
気を付けないと見落としてしまいそうな細い入口を抜けると、ずっと向こうの方まで木の廊下が続いています。両側には家が並んでおり、さらに横に向けて道が分岐している場所もあります。飲み物や食料品、お土産品などを売るお店もあり、ここが海の上であることを忘れてしまいそうです。家の軒先にはおしゃれな電燈がついていたり、小さな神棚が祀られていたりして、人々の生活を感じることができます。桟橋の先の方まで行くと、やっと海が見えて、小舟の係留場所やお寺などがあります。遠くにペナン大橋を見渡すことができます。
ジョージタウン東側の海岸沿いのウェルド通りをヴィクトリア・メモリアル時計台から10分ほど歩いた場所に周橋の入り口があります。自由に見学できますが、実際に人々が住む集落ですので、大声で騒いだり、夜間に訪問することは避けるようにしましょう。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。