ヤンゴン市内には湖が2つあり、ヤンゴン国際空港からダウンタウンへ向かう途中にある市内最大の湖がインヤー湖です。
インヤー湖は、英国統治時代にヤンゴン市民への給水を目的に造られた人工湖で、周囲にはアウンサンスーチー邸、ヤンゴン大学、アメリカ大使館などが位置しています。湖周辺はミャンマーで一番の高級住宅街であり、フレンチの「Shwe Sa Bwe」、イタリアンの「L'Opera」「Parami Pizza」、タイ料理の「Sabai@DMZ」など、隠れ家的な名店が点在しています。
湖の周囲には遊歩道やベンチが設けられ、朝は散歩やジョギング、昼と夕方はカップルのデートコースとして有名です。
また、ヤンゴンで一番美しい夕陽が眺められるスポットとしても大変有名です。
日中、湖畔のベンチはすべて、傘をさしたカップルに占拠され座ることは出来ません。
「なぜ雨でもないのに傘をさすのか?」
それは、傘をさすと周りの目が気にならなくなり二人の世界に入れるから。
ミャンマーは大勢で住む家が多く、その上男女関係はまだまだ保守的なので、二人きりになれるのは傘の中だけ、と言うことなのかもしれません。一人で行くと若干テンションが下がりますのでご注意ください。
インヤー湖は、一部私有地を含むため、湖沿いをぐるりと一周することは出来ません。
どこからアクセスするかで印象の違う湖でもあります。
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【静かな時を過ごしたい方】
●カバエーパヤー通り側(セドナホテルの方)からのアクセスがおすすめ。
観覧車とゴルフの練習場、湖の対岸にはアウンサンスーチー邸を臨むことが出来、落ち着いた雰囲気です。湖に沈む夕景がきれいなのもこちら側。
※「アウンサンスーチーハウス」の側からは門しか見る事が出来ませんが、インヤー湖側からは邸宅が見ることが出来ます。
【若者の青春を垣間見たい方】
●ピィ通り側からのアクセスがおすすめ
土手があり、ギターを弾く若者やグループ、家族連れ、カップルなどで終日人出が多い。夜も賑やか。
【ミャンマーヤングの今を知りたい方】
●ヤンゴン大学沿いからのアクセスがおすすめ
ミャンマー人にとって「インヤー湖」とはここのこと。ローカル向けの飲食店やおしゃれな店が立ち並び、屋台ではミャンマー人のおやつ、揚げ物などが食べられます。一部には入場料がかかるエリアもあり、映画やCMの撮影などで使われるヤンゴン屈指のおしゃれゾーン。
※注意!
端の方には森のようなエリアがあり、傘だけでは足りないカップルがあちらこちらに隠れるように佇み異様な雰囲気を醸し出しています。また、カップルを覗く人も息を殺して佇んでおり、森には近づかない方が無難です。
所用時間は、さらっと見ると10分、じっくり見ると3時間。
アクセスは、ヤンゴン市内からタクシーで約25分。3,000チャット(約300円)~程度です。ミャンマー語で「インヤー カン(インヤー湖)」。
Inya Lake インヤー湖
雨でもないのに傘をさす!ローカル定番のデートスポット
- 投稿日2015/09/29
- 更新日2019/07/29
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
インヤー湖周辺のおすすめ観光スポット
- 宝石博物館
- 麻薬撲滅博物館
- コータッジーパゴダ
- タウッチャン戦没者墓地
- ボーヂョーアウンサン博物館
- シュエダゴンパゴダ
- 人民公園
- ヤンゴン ズー ロジカルガーデンズ
- ミャンマー国立博物館
- カンドージ公園



