ベトナム料理の代表的なものの一つが、ヤギ肉です。どうも獣臭いのではないかとか抵抗感を持つ人も、一度食べてみればその魅力に取り憑かれる人も多く、日本人にも人気の料理。日本で食べる機会があるヤギは癖を強く感じるケースが多いようですが、ベトナムのヤギは種類が違うのでしょうか。ほとんどクセを感じません。
しかし、ヤギ専門店の大きなお店に食べに行くのはちょっと敷居を高く感じたり、特に1人旅の時に食べに行くのはなかなか気がひけるもの。ですが、こじんまりとしたお店だったらどうでしょう?
べんタン市場前にあるロータリーから、Pho Duc Chinh(フォー・ドゥッ・チン)通りを選び南下すること3ブロック目、交差するNguyen Cong Tru(グウェン・コン・チュー)通りを右折するとすぐ、右手にあるお店です。
小さな食堂、といった感じのそのお店は、ローカルの人で溢れていて、ちょっと入りにくく感じるかもしれませんが、実は日本のお客さんも多いようで、特に夜になると、大抵1組2組みのテーブルは日本人のお客さん。多い時は店内の1/3が日本人で埋まることもあり、店員さんたちは日本語を話さないまでも、親切にしてくれるので助かります。
店内がいっぱいになると、目の前の路上に低いテーブルと椅子を並べて客席を増やすのはベトナム流。こちらに通されても、別に失礼なことでなく、むしろせっかく来てくれたお客さんに「席を作ってくれた」という状態なので、これもベトナム、と楽しんでくださいね。
ヤギ料理の定番の食べ方は、まずヤギ焼肉を食べてから、鍋を食べるという流れ。どちらかだけ、でももちろん良いのですが、どちらも捨てがたい美味しさなので、ついついどちらも頼んでお腹いっぱいに!というのが毎回のパターンの人も多いとか。
Vu De Nuong(ブー・デー・ヌン)というおっぱい焼肉は、脂っぽいのかと思いきや、意外にもシャクシャクとした歯ざわりで噛み砕いて行くと柔らかく、甘みとスパイスの加減も絶妙で地元の方にも人気の一品。他の部位も、メニューに中国語が添えられているので、推察しながら指差しで頼むのもまた一興。
鍋はサイズがいろいろありますが、写真が一番小さいもので約500円。大きくてもそんなに価格は変わりませんが、結構量が多いので、特に焼肉を食べてお腹が膨れている時は気をつけて。
鍋にはたっぷりのお野菜とともに、たくさんの種類のハーブも付いてくるのですが、ハーブを鍋に入れる、という感覚があまりない日本人にはちょっと新鮮。シソをまるで春菊のように使って食べる鍋の美味しさは新鮮味とともに驚きがある美味しさです。ローカルのお店なのでビールもお安く、手軽にヤギを食べたいのなら、とてもお勧めのお店です。
Quan Lau de 218 クアンラウゼー218
ちぇり
(フードアナリスト/美味いもんハンター)
気軽に山羊料理を食べたいなら!
- 投稿日2017/09/25
- 更新日2018/10/15
2017/08訪問
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ジャンルベトナム料理
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エリア1 区
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住所
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電話番号+84-28-38251085
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営業時間14:00-23:30
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定休日旧正月
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予算150,000~230,000ドン
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