Gold fish ゴールドフィッシュ

ゴールドフィッシュは「金魚」の意味。
その店名らしく、店内のあちらこちらにかわいらしい金魚の装飾が見かけられる。

ホテルが集まるドンコイ通りとグエン通りに挟まれているマックティブイ通りにあり、ちょっとした街歩きのあとで寄るには最適な場所だろう。小さな一軒家のお店だが、メニューの数は非常に豊富。朝食、前菜、メイン、スープ、デザート、ベトナム料理に限らずピザなどの洋食や、ワインも揃っている。朝昼夜いずれの時間帯にも対応できるお店で、ホテル周辺での食事には重宝する。

昼前の11時に訪問した。細長くこじんまりとした店内には席数が20人分ほど。茶色の椅子と白いクロスが掛けられたテーブルが規則正しく並べられている。壁には昔の皇帝らしき人物や、天秤棒を抱えた物売りの白黒写真が掲げられており、ほんのりと古き良きベトナムの香りを感じさせる。

店名が冠された、ゴールドフィッシュ・アペタイザー（前菜）と、ゴールドフィッシュ・スペシャルチャーハンを注文。この二品も含めて、メニューはすべて日本語が併記されているので安心。日本人にとって親切なお店だと言えるだろう。
アペタイザーは欲張りな一品で、生春巻き、揚げ春巻き、そしてレモングラスに豚肉が巻かれたものが、1～2品ずつレタスの上に盛られている。盛り付けも綺麗で、ベトナム料理を見た目にも楽しめる。チャーハンは、キムチ風味。コムタム（南部で庶民に人気のある砕いた米）を使っており、スルスルと口に入って食べやすい。

一品およそ5万ドン（およそ280円）から13万ドン（およそ720円）、鍋料理になると20万ドン（およそ1100円）と幅が空く。