Mezz Restaurant メッズ レストラン

ホーチミンはビュッフェ天国。特にお勧めしたいのが、5つ星ホテルで開催される事が多い、日曜日限定のシャンパンブランチ（またはサンデーブランチ）。提供されるシャンパンの銘柄は時期・ホテルにより違いますが、どこも一流のシャンパンが飲み放題な上に、お料理も海鮮からお肉、良質のチーズ、生ハム、そして各国のゴージャスなレシピがこれでもかと並ぶ絢爛さ。

その中でも特にお勧めしたいのがこちら。Le Duan（レユアン）通り、アメリカ領事館を左手に見て進んだ辺り、道の反対側にあるSofitelホテル内にあるMezz Restaurant（メッズ レストラン）。フランス系のホテル内のレストランなので、ビュッフェでのフランス料理への熱の入れ方は市内随一。日頃から、年間に数回フランスからスターシェフを呼び、企画事をされているだけあって、ビュッフェであろうといい加減なお料理はなく、その量と質に圧倒されます。

シャンパンブランチではありますが、白ワイン、赤ワイン、ビール、ソフトドリンク類もチョイスにあるので、お酒ばかりは沢山飲めない、と言う方も楽しめます。シャンパン・オンリーで通す人も多いので、お好きな方は思う存分飲んで下さい。よく目を配ってくれるスタッフさんがいて、シャンパンも次から次に注がれるので、グラスが空く間がありません。

チーズや生ハムはもちろん、テリーヌなどのコールドカッツ類も充実。特にフォアグラのテリーヌは逸品で、専門店で頂くそれにも全く引けを取りません。もちろんこちらも何度頂いても良いので、フォアグラを食べたくなったらこのビュッフェに来る、という方もいらっしゃるほど。

グリルコーナーには海老、蟹、貝類、そしてロブスター（！）など、こちらにもゴージャスな食材が豊富。食材を指定すると頃合いにグリルされてテーブルまで持って来てくれます。ちなみにフォアグラのソテーもここで頼むのですが、食材的に表に出しておく事が出来ないので、目に月難いです。そのときは「フォアグラのソテーが食べたい」と、係の人に伝えてくださいね。

ずらりと並ぶ銅製のお鍋の中には様々な温かい料理が。これはその日によって違いますが、カモやその他の各種のお肉料理、魚料理や、新鮮なお野菜をふんだんに使った料理など、全部食べられないのが悔しくなる程のバリエーション。

またフランスはショコラやマカロンで有名な国。デザート類も外せません！チョコレートファウンテンひとつを取っても上質なものを使っており、ケーキやムースなども美しいデザインで仕上げられています。イチゴの赤ワイン煮はお口直しにも最適。

開催時間中（大体12時〜15時くらい）は客の入れ替えもなく、またギュウギュウに詰め込むこともないので、最初から最後までゆったり優雅に楽しめます。時間が来たら並べられているお料理は片付けられますが、テーブルの上にあるものでゆっくりする分には何も言われないどころか、お水を注いでくれたりと親切に対応してくれるのも魅力。

見目にも楽しいこの優雅でゴージャスなビュッフェが1,500,000ドン（税サ別）。日本円で8千円弱。一食のお食事としては高価な金額かと思いますが、シャンパン1本分にもならない価格、と考えるととてもお得。経験上、この質とコスパを誇るビュッフェはホーチミン以外ではなかなかお目にかかれませんので、ご興味のある方はぜひ日曜日を旅程に入れて、予約の上楽しまれてほしいと思います♪