ベトナムは中国の影響を強く受けており、洋服のデザインだったり漢方的な文化だったり言葉の発音だったりと色々似ている所があるのですが、料理も然り。ベトナム料理に中華料理の要素を取り入れてることもありますが、中華料理自体もとてもポピュラーな料理なんです。ポピュラーで件数も多いだけに質の高い飲茶も食べる事ができるんですね。
市街地にも人気でゴージャスな飲茶を食べられるお店はあるのですが、おススメは今回ご紹介するこちらのお店。観光用ディナークルーズが発着する港付近にあり、周りにお買い物をする所などがあまりないため、観光客はあまり行かないエリアかと思いますが、タクシーで行けば15分もかかりません。そうしてまでも、わざわざ出向く価値がこちらのお店にはあるのです。
基本は中華料理屋さんなので、飲茶を食べたいなら昼食時がおススメ。夜も若干の点心メニューはありますが、大皿料理がメインになるのでご注意を。
点心の花形、肉まんや餃子も、まるで小籠包のように旨味タップリのスープがタプタプと包まれています。知らずにかぶり付いてしまうと、大げさでなく中のスープが噴出して大惨事になるのでお気をつけを(笑)
そういう仕掛けがありながらも、例えば肉まんの皮には若干の米粉が混ぜられているのか、きめ細やかでほんのり甘く、底の部分には羽根つき餃子のようにカリカリの生地が焼き付けられてて、ひとつの肉まんのなかに実にいろんな楽しみが。
揚げワンタン、エノキをバラした物に衣をつけて揚げたエノキの唐揚げなんかはビールのお伴にぴったりです。珍しいですよね、エノキの唐揚げ。
「腸粉(ちょうふん)」という、米粉を溶いて薄く広げて蒸した生地を使う料理があります。お米使いに長けているベトナムの方達は、難なくサラリと作っている上に、プリプリの海老、サクサクの生地などを併せた、オリジナルの美味しさを創り出し、本場中国の方をも唸らせている程なので外せない一品。中華料理屋さんでならどこででも食べられる、という代物ではないのですが、ベトナムでは割と良く見かけるので、ぜひ体験してみてほしい一品。
一品料理も酢豚にパイナップルではなく、なんとマンゴーが甘酢の役割を果たしていたり(これがまた合うんです!)その他の料理も南国らしい大胆な食材使いを見せていて、とにかく食べてて飽きが来ない。一見、馴染みがあるように思える料理でも、このお店オリジナルの工夫があれこれ。これこそ、ホーチミンでないと食べられない料理と言えるのではないでしょうか。
価格はアワビやフカヒレなど、素材的に高価な物を頼まなければ、1人300,000đ(約1,500円)~400,000đ(約2,000円)もあれば十分。デザートも見逃せないので、お腹の調整をしながら召し上がって下さいね♪
Dim Tu Tac ディムトゥタック
飲茶食べるなら間違いなくここ!!
- 投稿日2017/01/05
2016/08訪問
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ジャンル中華料理
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エリア4 区
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住所
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電話番号+84-28-38266668
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営業時間[月-土]10:00-22:00、[日、祝日]9:00-22:00
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定休日無休
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予算100,000~250,000ドン
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公式サイト
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