マレー半島に移住し、マレーやヨーロッパの文化を取り入れた中国系の人々は
ストレイツ・チャイニーズまたはプラナカンと呼ばれますが、
プラナカン協会の会長を務めるピーター・ウィー氏が主宰しているのが
このミニ博物館・カトン・アンティークハウスです。
もともとプラナカンの人々はこのカトン地区に多く住んでいて、
今もパステルカラーのテラスハウスが通りのあちこちに残っています。
カトン・アンティークハウスもそのひとつ。ピーターさんのご先祖が遺した、
古いバティックの布やケバヤという刺繍のブラウス、クロサンという名の宝石をはめ込んだブローチなど
お宝を数多く、この館内に保管しています。
そしてよく観察してほしいのは、館内の壁に掛けられたプラナカンの昔の写真です。
贅を尽くしたお屋敷、婚礼衣装などに中国とマレーの文化、それにヨーロッパの香りも感じられるでしょう。
写真の中にはピーターさんご自身やご家族の写真もあります。
中国大陸から移住して懸命に働き、この地に根を下ろして子孫を繁栄させた
プラナカンの人々の歴史とその文化に触れるには、ぜひこのカトン・アンティークハウスを
訪れることをお勧めします。ただし前もって予約することをお忘れなく。
もし忘れても、ちょっと立ち寄ってみてください。訪問者がいると、そのグループに参加して
館内を見学したり、ピーターさんのお話しを聴くことができます。
Katong Antique House カトン アンティークハウス
パステルカラーの建物がキュート。プラナカンの歴史に触れられる場所
- 投稿日2014/03/31
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアイーストコースト/カトン
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住所
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電話番号+65-6345-8544
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営業時間[月-日]11:00-16:30
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定休日施設の営業日に準ずる
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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