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エリア:
- アジア > キルギス > イシククル
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テーマ:
- グルメ
カラコルからビシュケクに向かうルートには2つあります。一つはイシククル湖北岸を辿り西岸のバルクチに出るコース。これがメインルートです。もう一つはイシククル湖南岸を辿り同じくバルクチに出るコース。このコースはメインではなく、道もところどころ砂利道のため観光ルートからは外れています。それでもこの道は現状三蔵法師が通ったとされる由緒正しき道。カラコルからの帰りに通ってみました。
この道で帰る場合のネックは食事です。北岸は途中のチョルポンアタに沢山のホテルやレストランがあるので問題はないのですが、南岸はそれらしきものは全くありません。そのため、民家で食事をすることになりました。これは思ったよりもラッキーなことでした。
キルギスは滞在登録の関係でホームステイはなかなか難しく、民家に入る機会が少ないのです。ウズベキスタンはホームステイが比較的容易で何度か経験があるのですがキルギスは初めて。少しわくわくしました。
キルギスは遊牧民族のため大家族制が基本。大きな家に3世代同居が当たり前です。食事はおばあちゃんを中心とした女性が作ってくれます。
客間に入るとまさに「食卓の足が曲がるほど沢山の」食事が並べられています。お客さんをとことんまでもてなす遊牧民族の伝統が生きています。
食事の内容はナン、そしてプロフ、干し果物、肉じゃがといったウズベク家庭料理とほぼ同じ料理。中央アジアではやはり国境で民族が分かれるのではなく、中央アジア全体が同じようなものを共有しているという印象を強く持ちました。もちろん、ウズベクのときと同じく味は最高で食べ過ぎに注意をしなければならないほどでした。キルギスではホームステイは無理でも家庭料理を味わってみたいものです。