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北京 (中国) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

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勝又 あや子 (フードコラムニスト)

知る人ぞ知る本場四川料理の穴場

  • 四川料理がおいしい
  • 穴場
  • 地元っ子に人気

「駐京弁」は地方自治体が北京に開設している出張事務所。そこに併設されたレストラン「駐京弁餐庁」は、北京で本場の地方料理が味わえるスポットとして人気です。中でも建国門にある四川省のレストランは、北京で本場の四川料理が食べられるお店として有名。でも実はもう一つ、四川省駐京弁レストランがあるんです。

それがこの北京四川五粮液龍爪樹賓館。以前は白酒メーカー「五粮液」の工場でしたが、今は四川省事務所になっており、ホテルやレストランが併設されています。敷地内にレストランがいくつかありますが、一番人気は6号楼餐庁。四川省内の名物料理が一通り楽しめます。

人気料理は牛の薄切り肉とモツに激辛ソースをかけた「夫妻肺片(フーチーフェイピエン)」(48元)、アヒルの血を豆腐上に固めた「鸭血(ヤーシュエ)」とモツ、ランチョンミートなどを旨みと辛味のきいたスープで煮込んだ「毛血旺(マオシュエワン)」(58元)、骨付き鶏肉をカラリと揚げて山盛りの唐辛子と山椒で炒めた「歌乐山辣子鸡(ガーラーシャンラーズジー)」(68元)などなど。「麻婆豆腐(マーポードウフ)」(18元)は山椒の刺激がガツンときいた本格派です。

主食はお馴染みの汁なしタンタンメン「担担面(タンタンミエン)」(10元)が定番ですが、目先を変えて、ラー油と甘酢のハーモニーがなんともいえず後を引く鶏肉入りリャンメン「红油鸡丝凉面(ホンヨウジースーリァンミエン)」(10元)もいいですよ。

郊外の交通が不便な立地だったため、以前はなかなか行けないお店でしたが、地下鉄10号線が開通してすぐそばに分鐘寺駅が出来てからはアクセスがよくなり、ぐんと身近になりました。知る人ぞ知る、北京で随一の四川料理レストランの味をぜひ味わってみてください。

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