ナイトバザールの通りからアナンタラホテルに抜けるシードンチャイ通りを東に入ると、緑に囲まれた別世界のような空間があり、北部タイの伝統的な建築様式の一軒家が建っています。そこが「ホールアース」です。
ガイドブックに必ずといっていいほど紹介されている有名店ですね。団体客が来ることもあって庭にもかなりの席数がありますが、通常は一軒家の二階に靴を脱いで上がります。
庭を望むテラス席に座ればチェンマイの山紫水明を感じることができるし、気品あふれるインテリアの室内に入って落ち着いた雰囲気に浸ってもよし、どちらも満足度は高いです。
従業員はラーンナー伝統衣装でおもてなし、食器は地元特産のセラドン焼きで高級感があります。旅行の初日などにここを訪れると、タイにやって来たんだなあという実感が高揚し、典雅な気分を満喫できます。
お高めの値段設定なので、地元客はあまり見かけません。リピーターや長期滞在者にはオススメしにくい店ですが、特にタイ・ビギナーの方には北部タイの魅力がわかりやすく味わえる店だと思います。
メニューは「タイ料理」と「インド料理」が中心。客層が欧米諸国からの観光客や定住者が多いので、ややすっきりしたテイストに仕上がっています。自然素材にこだわり安易な調味料に頼っていないという解釈もできますが、主張の強いタイ料理をしっかり舌に
記憶されてきた方には、やや物足りない印象を持たれるかも知れません。
メニューはトムヤム、各種タイカレーなどの一般的なタイ料理に、それぞれベジタリアン(THB 165~)/チキン(THB 190~)/シーフード(THB 210~)のアレンジが揃っています。ポークを使った料理はありません。パッタイ(タイ風米麺焼きそば)のような屋台メニューもありますが、カオソーイ、ゲーン・ハンレーやカントークといった北部タイ料理はメニューはないので、ご注意ください。
インド料理も同じ値段体系で、「チキンカレー(Light Indian Curry)」(THB 190)。やわらかく煮込んだチキンが贅沢に入って、日本人には親しみ深い一品です。インド風にナン/チャパティ/ロティ(各THB 65)とともに召し上がってもいいし、ジャスミンライス(THB 45)との相性も抜群です。
メニューは写真入り(英語・日本語または中国語併記)でわかりやすく、指差し注文でOKです。表示価格とは別に税(7%)・サービス料(10%)が精算時に加算されます。
注文時に「辛くしますか(Spicy?)」と聞かれますが、「普通で」と頼んでも日本人には厳しい辛さになっています。苦手な方は「辛くしないで(コォー マイ ペッ ドゥアイ)」と頼みましょう。
辛い料理とともに「マンゴー・ラッシー」(THB 70)を注文すると、不思議なほど辛さが緩和されるので、ぜひ試してみてください。インドのラッシーとタイのマンゴーの取り合わせですから、この店のコンセプトとしては最強のコンビですね。
クレジットカード(VISA/Master/JCB)利用可。
アクセスは、ターペー門からソンテウで約8分。ナイトバザール通り南側のパンティププラザ前交差点を左(東方向)に曲がり、約80メートル先右側にあります。
The Whole Earth ホール アース
Tui☆
(レストラン経営)
緑に囲まれた一軒家レストランで、典雅なお食事を・・・
- 投稿日2018/04/10
- 更新日2019/08/30
2018/04訪問
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ジャンルタイ料理
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エリアチャン カラン
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住所
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電話番号+66-5-328-2463
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営業時間11:00-22:00
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定休日年末年始
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