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フィレンツェ (イタリア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

The Cathedral of Santa Maria del Fiore (Duomo) サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)

山岸 玲子 (トラベルコンシェルジュ)

色大理石の装飾が美しい、優雅な花の聖母大聖堂

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ドゥオーモは町の中心にあり、フィレンツェで一番重要でシンボル的な建造物です。
フィレンツェに限らず、イタリアでは町で一番大きな主要教会は「ドゥオーモ」と呼ばれますが、
これはラテン語で「家」を意味する「ドムス」に由来します。
つまりドゥオーモは、神とその民の家というわけです。

「サンタ・マリア・デル・フィオーレ」とは、イタリア語で「花の聖母マリア」を意味し、
その名の通り、白、ピンク、緑の色大理石で装飾された優雅で美しい大聖堂。
ローマのサン・ピエトロ寺院、ロンドンのセント・ポール大聖堂、ミラノのドゥオーモに次ぐ、
世界で4番目に大きな教会です。

この大聖堂は、1296年にサンタ・レパラータ教会の跡地に着工されたもので、
完成まで140年かかりました(頂上のランタン部分は1468年完成)。
ファサード(正面)は19世紀のものです。
サンタ・レパラータ教会の一部は、大聖堂の地下で見ることができます。

大聖堂を入った入口のすぐ上に、ちょっと変わった大きな時計があります。
この時計は、アヴェ・マリアのミサが行なわれる夕暮れを基準として、
普通の時計とは逆に左回りに24時間を示しています。
日没時間は季節により変わるので、長針がその季節の日没時刻を表しています。

主祭壇の向かって左側にある新聖具室は、当時フィレンツェを治めていたメディチ家のロレンツォが、
1478年の復活祭のミサでこの教会を訪れた際、敵対していたパッツィ家に襲われ、
命からがら逃げ込んだ場所です。
一緒にミサに参加していたロレンツォの弟ジュリアーノは、このとき殺害されてしまったという
血生臭いエピソードが残っています。

茶色のドーム型の高さ91mのクーポラは、建築家ブルネレスキの設計。
当時の建築技術では、重いクーポラを築くのは困難と考えられていましたが、
1418年に行われたクーポラの設計公募でブルネレスキの案が採用され、
見事にクーポラを乗せることに成功。
彼の設計したクーポラは建築学上の奇跡と言われています。
大聖堂を入った右側には彼の胸像が、地下には彼のお墓があります。

クーポラには463段の階段で上ることができ、
頂上からはフィレンツェの素晴らしい360度の眺めが堪能できます。
しかし、階段は上りと下りが別々になっており、
人ひとりがやっと通れるほどの狭さですれ違うことができないので、
途中で休んで立ち止まったり、戻って降りることはできません。
足腰、体力に自信のある人向けです。

また、クーポラの入場は大変人気で、特に春夏の観光シーズンはいつも長蛇の列です。
この時期にクーポラに上るなら、かなりの待ち時間を覚悟する必要があります。
あまりに待つようなら、後述の待ち時間が少ない隣の鐘楼に上るのがお勧めです

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。