サン・ロレンツォ教会は、中央市場や観光客向けの革製品、衣料品、土産物屋の露店が並ぶ同名の広場内にあります。
ドゥオーモ(大聖堂)のクーポラを手掛けたブルネレスキの設計により再建された、フィレンツェで最初のルネッサンス建築のひとつです。(創建は4世紀。)
再建には、メディチ家を含む地元の資産家たちが出資しましたが、その時メディチ家は聖具室と礼拝堂も寄進し、戦争で一時中断していた聖堂の工事も
メディチ家が全面的に財政援助をしたため、メディチ家ゆかりの教会となりました。
ファサード(建物の正面部分)は、ダ・サンガッロやミケランジェロからプランが出されたものの、結局レンガが剥き出しの未完成のまま現在に至っています。
内部にその2つのプランのモデルが展示されています。
外観はファサードが未完のため地味な印象ですが、内部は三廊式で白い天井に金色の枠の格間がはめられた優雅な作りです。
祭壇の近くにある左右2つの説教壇は、ドナテッロの最後の作品。
説教壇のレリーフは、キリストの受難とキリストの復活の様子を描いたものです。
主祭壇前の床には、メディチ家の紋章とメディチ家のコジモ・イル・ヴェッキオの墓の場所を示す「Pater Patriae(祖国の父)」と書かれた銘板があります。
彼がこの教会に埋葬されて以来、メディチ家出身者の埋葬の場となりました。
外観が地味なので、前を通ってもそんなに有名な教会とは思えず、ガイドブックで見なければつい見逃してしまいがちですが、
中央市場や広場内の露店でのお買い物のついでにでも是非見学してみて下さい。
入場料: 教会のみ 6ユーロ 教会とラウレンツィアーナ図書館 8.50ユーロ
見学所要時間: 約30分ほど
Basilica of San Lorenzo サン ロレンツォ教会
メディチ家ゆかりの教会
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名作が揃うメディチ家の菩提寺のレンロレンツォ教会
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サンロレンツォ広場に出ると一見無骨な風体の教会が見えてきます。
その教会こそがメディチ家の菩提寺。
フィレンツェでも最初のルネサンス建築で、ブルネレスキが設計デザインをしたもの。
コリント式円柱や左右対称の配置などからその特徴が見て取れます。
教会内部にあるブロンズ製の立派な説教壇は、ドナテッロの最後の作品だと言われています。
さらに教会の回廊にあるラウレンツィアーナ図書館の設計は、かのミケランジェロの手で施され、彼の最高建築物だと高い評価を得ているのも頷けるほど美しい造りです。
こちらの教会の見学所要時間は45分くらいが目安になると思います。
図書館にはメディチ家代々で収集された古文書が1万冊収容されているのだとか。
教会の裏手にはメディチ家礼拝堂(Cappelle medicee)があり、総勢50名以上のメディチ家の人々が埋葬されています。
聖堂内部の新聖具室(La Sagrestia Nuova)はミケランジェロの設計で、その部屋にある装飾彫刻も彼が手がけていて、
4体の「夜(la notte)」「昼(il giorno)」「夕暮れ(il Crepuscolo」「曙(l’Aurora)」という
名前が付けられた作品はため息が出るほど美しいので、ミケランジェロファンでなくとも必見です。
こちらの礼拝堂は見所が散らばっている上に、ベンチなどに座って見られるところもあるので1時間はゆっくり時間をとって回っていただきたいスポットです。
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ジャンル寺・神社・教会
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エリアドゥオーモ
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住所
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電話番号+39-05-5216634
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営業時間9:30-17:30
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定休日日曜日, 1月1日, 1月6日, 8月10日
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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