クリスマスまでの数週間、元老院広場で開催される聖トーマス・クリスマスマーケットはヘルシンキで最も古いクリスマスマーケットです。大きなクリスマスツリーとキラキラと輝く古いメリーゴーランド、まわりには、手工芸品やクリスマスデコレーション、飲み物や食べ物を販売する露店が120軒以上並びます。この時期、ヘルシンキの外気はマイナス10℃になることもありますが、寒さなんて吹っ飛ぶほどの賑わいです。
クリスマスならではの飲み物や食べ物を味わいながらマーケット内を散策しましょう。
まずは、あたたかいグロッギを飲んで冷えた体を温めます。グロッギはカルダモンやシナモンなどのスパイスが入ったホットワインで、レーズンやアーモンドを好みで加えて飲む伝統的なクリスマスの飲み物です。クリスマスマーケットの屋台には必ずグロッギの露店があります。
ジンジャークッキーは、クリスマスシーズンにはオーナメントとしても活躍します。カラフルなアイシングを施したジンジャークッキーがクリスマスツリーに飾られているのを、マーケット内で目にするかもしれません。もちろん、クローブやシナモンのスパイスが効いたジンジャークッキーはグロッギとの相性も抜群。サクサクの食感でいくらでも食べられます。露店で見つけたらぜひ、試してください。
クリスマスに欠かせないお菓子には、ヨウルトルットゥと呼ばれる星形のタルトもあります。真ん中にはプラムなどのジャムが載っているかわいいクリスマスタルトで、食べ歩きにちょうどいいです。
お粥をライ麦パンで包んだフィンランドの軽食パン、カリヤランピーラッカが買えるホームベーカリーの露店もあります。マーケットで売っている温かいカリヤランピーラッカはとてもおいしいのでおすすめです。これも食べ歩きにピッタリ。
バーベキューのようないい匂いを辿るとマッカランの露店に行き着きます。マッカランはフィンランドの大きなソーセージ。焼き立ての串刺しマッカランをフーフー言いながら、フィンランドビールと一緒に食べれば最高です。どちらかというとサウナや焚火のお供のマッカランですが、クリスマスマーケットにも欠かせません。
食べ歩きで満腹になったら、おみやげ探しも楽しみましょう。
手作りの素朴なクリスマスツリーやキャンドル、窓辺に飾れるクリスマスオーナメントも素敵です。フィンランド産のベリーで作ったジャムやジュース、ライ麦パンなどもおみやげになります。
きっとあれこれ買物したくなるのでエコバックを持参すると便利です。
また、マーケット内に設置されたサウナヤードではクリスマスサウナもオープンします。料金は5ユーロ、オープンは水曜~金曜15:00 ~20:00 、土・日曜14:00~19:00(2018年12月)。興味がある人は事前に再確認ください。
クレジットカードが使えるかどうかは店によって異なります。少額なものを購入する場合は現金の方が手軽でなので、小額紙幣を持って行くといいでしょう。基本的に値引き交渉はできません。
コミュニケーションは英語でOKです。
開催:2019年12月6日~22日 火曜~金曜11:00-20:00、土・日曜10:00-20:00 休月曜
Chrismas Market - Senate Square クリスマス・マーケット(ヘルシンキ元老院広場)
ヘルシンキで最大&最古のクリスマスマーケットを楽しもう
- 投稿日2019/07/31
夏も冬も、イベント毎に違う顔を見せる、大人も子供も楽しめる賑やかな観光スポット。フィンランド最大級のクリスマスマーケットはこの時期滞在するなら外せない!
- 投稿日2018/12/25
- 更新日2019/01/07
フィンランドでたくさんの観光客が訪れる、ヘルシンキ大聖堂。そのヘルシンキ大聖堂前にある広場が元老院広場です。
夏の観光シーズン中はたくさんの観光バスが停車しているので、そこが元老院広場と気付かずに訪れたことがある方も多いと思います。
広場にはフィンランド人に親しまれていたロシア皇帝アレクサンドル2世の銅像が立ち、ヘルシンキの人々を見守るかのように佇んでいます。
実はこの広場はヘルシンキ、またはフィンランド国民にとってもとてもゆかりのある地で、
スポーツの大会でフィンランドが優勝したら広場前で祝勝会が行われたり、大規模なストライキのある際は広場前でデモ集会が行われたりします。
そんな元老院広場が一年の中で一番輝くのがクリスマスシーズンとカウントダウン、
そしてカウントダウン後のLUX HELSINKIというイルミネーションイベントの時期でしょう。
これらのイベントは全て12月〜1月初旬にかけての行われるので、この時期にヘルシンキを訪れるのであれば足を運んで欲しい場所の一つです。
特に、フィンランド最大級の規模を誇るクリスマスシーズンのクリスマスマーケットは必見です。
マーケットの出店はなんと100以上。オーガニックなものや自然に優しい製品、食品を取り扱っているものが多いのが特徴的です。
クリスマスのオーナメントはもちろん、フィンランドの森の香りがする白樺でできたスパチュラーや木製クリスマスツリーを出すお店や
フィンランドのクリスマス料理に欠かせないサーモンや魚の燻製、フィンランドの豊かな自然の中で生まれた天然の蜂蜜、
少し甘酸っぱいリンゴンベリーをシュガーパウダーで包んだリンゴンベリーボールなど、フィンランドならではのグッズでいっぱい。
お土産屋さんに行かなくてもここで全部買い揃えることができるくらいなので、お土産選びも兼ねて出店をみて周るのも楽しいのではないでしょうか。
今ヘルシンキではフードカルチャーの成長が顕著なので、それを象徴するように、このマーケットではフードコートにも力を入れています。
お腹が空いたり暖をとる際には、グロギと呼ばれるホットワインをお試しください。アルコールなしのグロギもあるので子供達にも人気です。
その他、ココアやオープンサンドなどもあり、ヘルシンキの食文化も同時に楽しめる場所となっています。
子供連れの方には無料のメリーゴーランドがオススメ。何回利用しても無料なので、寒くなったらグロギで体を温めながら楽しみましょう。
そしていかにもフィンランドらしいのがサウナ。なんと、クリスマスマーケットでサウナまで楽しめるのです。
サウナは入場料5ユーロ。一度に15名までしか利用できないのと、男女混浴サウナになるので水着またはタオルを着用する形での利用になりますが、
フィンランドのサウナ文化も楽しみたい方は是非チャレンジしてみてください。
ちなみに、クリスマスマーケットはフィンランド語でTuomaan Markkinat(トゥオマーン マルッキナット)。
フィンランド語表示だとクリスマスマーケットらしくないので、訪問する際には気を付けて確認してみてくださいね。
2018年のクリスマスマーケットは12月1日〜22日まで。曜日などによって毎年開催時期も変更になる場合もありますので、事前に確認してお出かけください。
また、大晦日にはカウントダウン、毎年1月最初の土曜日から5日間にはLUX HELSINKIと呼ばれる光のイルミネーションイベントもあるので、
ヘルシンキ訪問時にこれらのイベントがある際は是非元老院広場に足を運んでみてくださいね。(曜日・開催期間は2018年現在。変更になる可能性あり)
広場までの行き方はトラム7番線 Senaatintori 駅下車、すぐ。観光所要時間は30分〜3時間程度でしょうか。
冬場はかなり気温も下がるので、暖かい服装とショッピング時に建物の中に入ったり、
暖かい飲み物で暖をとったりするなど、防寒対策をしっかり整えてからお楽しみください。
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ジャンル広場・公園
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エリアヘルシンキ
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住所
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アクセスヘルシンキ中央駅から徒歩約10分
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電話番号+358-50-3397761
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営業時間11月29日-12月22日: [日-木]11:00-19:00 [金・土]11:00-20:00
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定休日月曜日
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
クリスマス・マーケット(ヘルシンキ元老院広場)周辺のおすすめ観光スポット
- ヘルシンキ大聖堂
- マーケット広場
- エスプラナーディ公園
- アッラス・シー・プール
- ウスペンスキー大聖堂
- アテネウム美術館
- デザイン ディストリクト
- ウルヨンカトゥ公共プール
- デザイン博物館
- アモス・レックス







