14世紀から肉類が売られていたレドンホール・マーケットは、ロンドン最古のマーケットのひとつ。現在ではパブやレストランのほか、ファッション、文房具、日用品の小売店が入っていて、近くの金融街で働く人たちの憩いの場になっています。
レストランは、フィッシュ&チップス、イタリア料理、ファーストフードなど種類豊富で、ダイニングルームのあるパブもあります。
ヴィクトリア時代にマーケットをおおうように優雅な屋根付きの建物が建てられて、アーケードのようになりました。そのため、天気を気にすることなく歩けます。
2階分の高さがある立派な建物で、自然光がたっぷり入る天窓付き。屋根の下にいても明るく広々と感じられます。赤、緑、金、クリーム色を使った内装も美しく、優雅なヴィクトリア時代を感じさせてくれます。
趣のある建物を見るだけでも十分行く価値がありますが、実はこのマーケット、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の撮影地でもあるんです。ハリーが初めてダイアゴン横丁を訪れるシーンを覚えていますか? パブ「濡れ鍋」から入っていくんでしたよね。
レドンホール・マーケットに行ったら、建物におおわれた部分を出てすぐの小径にある、青いドアのお店を探してみてください。ここが「濡れ鍋」の入り口で、よくハリポタファンが集まっています。マーケット自体も、今にも魔法使いが出てきそうな、何やら時代がかった雰囲気がたっぷり感じられますよ。
レドンホール・マーケットがある金融街シティーには長い歴史があり、近くに観光の見どころが盛りだくさん。マーケットは地下鉄モニュメント駅から徒歩4分、地下鉄バンク駅から徒歩6分、地下鉄オルドゲート駅、鉄道フェンチャーチストリート駅、鉄道キャノンストリート駅からはそれぞれ徒歩8分ほどのアクセスです。
マーケットの建物自体はいつでも入ることができますが、入っている店舗の営業時間はまちまち。週末はパブやレストランは営業していますが、小売店はほぼ休みです。
にぎやかな平日に行ってシティーで働く人たちを眺めるのも楽しいですし、空いている週末に行って、写真をばっちり撮るのもいいですね。
Leadenhall Market レドンホール・マーケット
ラッシャー貴子
(翻訳者/ブロガー)
ハリー・ポッターも歩いた優雅なマーケット
- 投稿日2019/05/23
2019/05訪問
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ジャンル現代・近代建築 散策路・道 市場
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エリアシティ・オブ・ロンドン
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住所
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アクセス地下鉄モニュメント駅から徒歩約2分 または 地下鉄バンク駅から徒歩4分
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営業時間各店舗に準ずる
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定休日無休
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公式サイト
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