ドイツバロックの最高傑作と言われているニンフェンブルグ城。
1664年フェルディナンド・マリアバイエルン選帝侯に、
待望の息子マクス・エマニュエルが誕生したのを祝して建てられました。
当時、宮殿の建設は王家の権力を誇示する上で大きな意味を持ち、
ニンフェンブルグ城は君主ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮として使われてきました。
第二次世界大戦の戦災を免れた宮殿に足を踏み入れた途端、その豪華さに目を奪われるでしょう。
入口であるロココ調の大ホールには「ニンフェ」(妖精)のフレスコ画が描かれていますが、
これが城の名前の由来となっています。
見どころは、国王ルードヴィヒ1世の美人画ギャラリー。
国王の愛人で踊り子のローラ・モンテスや農民、庶民の娘など理想の美女36人を描いたもので、
国王の女性の好みが垣間見られる、興味深いギャラリーです。
後にルードヴィヒ1世は、この愛人との関係のため王位を退く結果を招きました。
ノイシュバンシュタイン城の建設を命じた、「メルヘン王」ことルードヴィヒ2世が生まれた部屋も
見ることができます。
城はベルサイユ宮殿をお手本とした広大な庭園に囲まれており、天気が良ければ宮殿周辺も散策してみましょう。
可愛いカルガモたちがお迎えしてくれます。
<アクセス情報>
ミュンヘン中央駅からトラム17番Schloss Nymphenburg駅下車、徒歩3分。
Nymphenburg Palace ニンフェンブルク城
フランツさとみ
(フリーライター)
壮大で荘厳。美しい庭園に囲まれたバイエルン王家の威厳が息づくお城。
- 投稿日2015/04/28
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ジャンル城・宮殿
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エリアノイハウゼン - ニンフェンブルク
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住所
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アクセストラムSchloss Nymphenburg駅から徒歩約10分
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電話番号+49-89-179080
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営業時間4月1日-10月15日: 9:00-18:00, 10月16日-3月31日: 10:00-16:00
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定休日1月1日,パンケーキデー,12月24日,12月25日,12月31日
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予算入場料(大人) 8ユーロ
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公式サイト
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