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ニューカレドニア 観光の現地クチコミ

現地のプロ(7人)詳細

Maritime Museum of New Caledonia ニューカレドニア海洋博物館

フランジパニエ (通訳・翻訳、日本語教師)

雨の日に最適!小規模でも内容豊か、子連れでも楽しめるミュージアム

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ココチエ広場から徒歩15分ほどのJa mes Cook通りの博物館。モーゼル湾に面して建つ三角の建物がそれ、街の中心から少し離れていますが、通りの反対側にはハンディクラフトセンター(Maison des Artisans)があるのですぐ分かります。入口は通り側ではなく海側、柵の中に見える1774年にニューカレドニアを発見したクック船長をしのぶ赤い大きなイカリが目印。入口で日本語パンフをもらい左奥へ進みましょう。

木のフローリング・柱・天井が醸し出すほど良い薄暗さが、かつてこのあたりを航行していた船の中にいるような気分にさせてくれます。2階は定期的にテーマが変わる特別展会場、常設展は1階です。エントランスホール奥にドーンと鎮座し煌々と光を放つのは、2015年で150歳の誕生日を迎えたアメデ島灯台の初代ガラスライト、その大きさにはビックリ!

展示は以下の4つのテーマから構成されています。

・カレドニアへ物資を運ぶ貿易航海の展示、中でも19世紀終わりのクリスマス直前に遭難したTacite号から発見されたワインの瓶、グラス、医療器具、おもちゃなどが当時のヨーロッパの生活を偲ばせます。
・ソロモン諸島で1788年に遭難したラペルーズ船長率いるブソル号とラストロラブ号から発見された調度品、航海道具、武器たち。 マカオからフランスへ届けられるはず…だった皿などを眺めていると、かつての航海は命がけだったんだなあ、とヒシヒシと感じます。
・ニューカレドニア内の航海について。1953年にマレ島出港後消息を絶った沿岸航海船モニック号の模型が。
・マゼランからクック、ラペルーズら航海者の時代、どのようにヨーロッパ人がカレドニアを発見したのか、フランス植民地時代の流刑の歴史、100万!ものアメリカ人が来島した第二次世界大戦までの海洋史。ニュージーランドの海軍掃海艇とアメリカ軍機との攻撃により1943年撃沈された日本の潜水艦、伊17号に関する展示は必見です。

貴重な写真&地図、精巧な模型、ビデオ上映など、各コーナーの凝った演出はまるで自分が乗組員になったような感じに。海賊船の旗を立てたり大砲を打ったり変装も出来るアクティビティーや、クイズ形式で船・航海のことを学べるゲームなどがあちこちにあり子供達にも大人気♪ よって 学校休暇期間中は避けたほうがベター、訪問するなら平日の昼前ごろが狙い目。2時間もあればジックリ解説を読みながら回れるでしょう。親切なスタッフ常駐の受付正面のガラスケースは売店、Tシャツやキーホルダー、方位磁石や砂時計などが。館内の解説はフランス語と英語だけなのがチョッと残念…

入館料は大人500フラン、子供6歳から18歳、学生(学生証要)、60歳以上は250フランです。

2017/10訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。