メトロ12号線のラマルク コーランクール駅で下車。ホームから出口までかなり上がるので、必ずエレベーターを利用してください。
出口を出ると、そこはもうモンマルトルらしい雰囲気でいっぱい。メトロの出口から階段を上って左に曲がると、右手の角に薬局が見えてきます。そこの横断歩道を渡ってソール通りの坂道を上っていくと、左手にはピカソやユトリロも音楽を聴きにきたというシャンソン小屋“オ・ラパン・アジル”が。
さらに上っていくと、左手にはパリで唯一残っているという葡萄畑があり、そこはもうモーリス・ユトリロが愛した「モンマルトルの丘」です。もう少し坂を登って左手に曲がると、ユトリロが母シュザンヌ(スーザン)・ヴァラドンと住んでいたアパートがあります。そこが現在、モンマルトルの丘に住んだ画家たちや歴史を語る美術館、MUSÉE DE MONTMARTREになっています。
オーギュスト・ルノアールも一時期ここに住んで、現在オルセー美術館にある「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」という名画を描いています。この絵画の舞台は、モンマルトル美術館の中庭でした。
入り口で入場料を払って、順路に沿って館内を進みます。入場料は大人12ユーロ、 18〜25才9ユーロ、10〜17才6ユーロ、10才未満は無料です。
入り口は狭いですが、中庭へ抜けると建物が3つに分かれており、見学には1時間半は必要でしょう。無料で日本語のオーディオガイドを借りることもできます。
中庭は、ルノアールが描いた絵画の世界で復元されています。敷地内には実際にルノアールが描いた絵画の写真が置かれており、原風景と比較することができます。また、庭園を仕切っている塀からオ・ラパン・アジルや葡萄畑の方を望むこともできます。
美術館内部には、モンマルトルの歴史を説明する写真が陳列されていたり、スーザン ヴァラドンやユトリロなど、モンマルトルの丘に住んでいた画家たちの絵画が展示されています。
ヴァラドンのアトリエも復元されており、彼女の生きた時代を体感することができます。疲れてしまったら、中庭にあるカフェ ルノアールでお茶しましょう。ワインやビールもあり、セルフサービスです。ベルエポックの雰囲気で、時の流れを感じることができますよ。
Montmartre Museum モンマルトル美術館
モンマルトルの丘では必見!サクレクール寺院、テルトル広場だけでなく、美術館にも行きましょう。
- 投稿日2019/09/25
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美術館入り口はすぐ分かります。奥には給水塔が見えます
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切符売り場の人は大変親切。無料でオーディオガイドを借りましょう
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ルノアールの絵画から復元した中庭の奥には、高窓のヴァラドンのアトリエが
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カフェ ルノアールはベルエポックの雰囲気。セルフサービスです
2019/08訪問
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリア18区 モンマルトル
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住所
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アクセス地下鉄12線 ラマルク コランクール Lamarck-Caulaincourt駅から徒歩約6分、地下鉄2線 アンヴェール Anvers駅から徒歩約11分、40番バス ソル コルト Saules-Cortot または モンスニ コルト Montcenis-Cortot停留所からすぐ
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電話番号+33-1 49 25 89 39
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営業時間10:00-19:00(最終入場 18:15)
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定休日無休
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予算大人 15ユーロ
18-25歳 10ユーロ
10-17歳 無料 -
公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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