メトロ 12号線、Trinité - d’Estienne d’Orves駅を下車し、教会を正面に見て右手の道をまっすぐ進み、1本目の右手の道を曲がって歩いていくと、突き当たりに国立ギュスターヴ・モロー美術館の垂れ幕が見えてきます。
ここはギュスターヴ・モローが実際に住んでいた屋敷で、1・2階は住居、3・4階はアトリエでした。もともとは、ブルジョワジーの両親が購入した建物で、この界隈には文学者のジョルジュ・サンドや音楽家のショパンなど、“ヌーベル アテネ”と言われる芸術家たちが暮らしていました。
モローの死後、遺言により建物とすべての作品がフランス政府に寄贈されたのです。
玄関を入ると、大きな荷物を預けられる鉄格子のロッカーがあり、備え付けの南京錠で鍵をかけることもできます。その後、左手の売店兼チケット売り場で入場券を購入し、中に入ります。
右手の階段を上っていくと、そこには画家の生活空間が。当時の日常生活で使っていたあらゆる品物が陳列されており、品数の多さに驚きます! 絵画だけでも約1300点あまりが保存されています。
3・4階のアトリエ部門には、画家が使用していたパレットをはじめ、習作からデッサンまで遺品がすべて所狭しと陳列されています。セザンヌやルノワールのアトリエもそうですが、絵描きが仕事場にしていたアトリエはどこも天井が高いですね。館内には象徴主義の画風、独特の雰囲気が広がっています。
入館料は一般大人7ユーロ、18歳未満は無料です。
Gustave Moreau National Museum ギュスターヴ・モロー美術館
画家の生活空間が満杯!ギュスターブ モローが好きなら必見です。
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モロー好きにはたまらない美術館
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- 更新日2020/11/20
「観光客の少ない美術館に行きたい!」
「美術館自体を楽しみたい!」
という人におすすめの美術館です。
最寄りの地下鉄はいくつかありますが、Trinité - d'Estienne d'Orves駅(トリニテ・デスティネ・ドルヴ駅)もしくはSaint-Georges駅(サン・ジョルジュ駅)が徒歩圏内の駅です。住宅街にある美術館で、あまり美術館らしい外観ではないので、通りすぎないようにご注意を。
画家のギュスターヴ・モローがアトリエ兼住宅として使っていた場所を、美術館として公開しています。一般の入館料は6ユーロ(2016年12月時点)。館内には、彼の作品が所狭しと並んでいます。モローの作品が好きな人にとっては、たまらない場所のはず!
こぢんまりとした美術館ですが、展示されている作品は膨大です。引き出しのように収納された作品も数多くあります。それらをひとつひとつ鑑賞していたら、2時間はあっという間!
モローの作品だけでなく、館内の調度品や装飾も素晴らしいです。特に、部屋の中心にある螺旋階段は一見の価値あり!上層階に移動するために使えるので、ぜひ螺旋階段を含めて館内を鑑賞してみてください。
パリの中心地から離れていることや、モロー作品のみの展示のためか、観光客もまばらです。美しい邸宅とモローの名作をゆっくり堪能できる場所として、おすすめの美術館です。
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ジャンル美術館・ギャラリー
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エリアピガール
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住所
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アクセス地下鉄12線 Trinité駅から徒歩約3分、2・12線 Pigalle駅から徒歩約8分、26・43・68番バス Trinité停留所から徒歩約3分、40・74番バス Saint-Georges停留所から徒歩約4分
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電話番号+33-1 48 74 38 50
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営業時間10:00-18:00
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定休日火曜日, 1月1日, 5月1日, クリスマス
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予算一般 8ユーロ
18歳以下 無料
毎月第1日曜日 無料 -
公式サイト
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