プラハ城の中でもっとも規模が大きい建物、聖ヴィート大聖堂。
プラハだけでなく、代々のボヘミア王が眠るチェコ国内で最も大きく重要な教会です。
遠くからも見える塔はプラハを代表する景観のひとつになっています。
この場所には930年頃、ロトンダ(円形のシンプルな教会)が建てられました。
その後、14世紀にカレル4世がここに大規模なゴシック様式の聖堂を建てることを決めました。
最終的な完成を見たのは20世紀に入ってからで、実に600年もの長い時をかけて建設されたことになります。
大きな建物はどうやっても写真にその全ての姿を収めることができません。
一番高い塔の高さは99メートル、内部の幅は60メートル、奥行きは124メートルもあります。
高い天井、アーチ型の梁、色鮮やかなステンドグラス、この佇まいにはひたすら圧倒されてしまいます。
今でも毎週日曜日には礼拝が行われているんですよ。
アールヌーボーの代表的な画家、ムハ(Mucha=ミュシャとも)が描いた有名なステンドグラスは入口左手の手前から3枚目にあります。
他のものと比べて青く沈んだ色が印象的ですね。
チェコの守護聖人と呼ばれたヴァーツラフ王とその祖母聖リュドミラを中心に、面白いのはスポンサーだった銀行名も描かれています。
「聖ヴァーツラフの礼拝堂」はこの建物のなかで最も大切な場所です。
銀で造られた聖ヤン・ネポムツキーの墓碑は天蓋つきで祭壇の近くにあります。
カレル橋に行ったら、聖ヤン・ネポムツキーの像もチェックしておきましょう。
St. Vitus Cathedral 聖ヴィート大聖堂
プラハ城観光のハイライト、壮大な建物の内部は圧巻の迫力です
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プラハに行ったら絶対行かなくてはならない場所
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プラハを代表する観光スポット、聖ヴィート大聖堂。
プラハ城に一際高くそびえ立つプラハのシンボルです。
聖堂への入堂時間:9~18時(11~2月は~16時。全ての期間日曜は12時~)
もとはヴァーツラフ1世が建てた聖堂でしたが、何度か建て直しが行われ今の状態に保たれています。
ヴァーツラフ1世は、あのヴァーツラフ広場の騎馬像の方。
あの人がこれをつくったと関連付けて考えていくと観光もより面白くなりますよね。
ゴシック様式の大聖堂は、ファサード(建築の正面)だけでなく360度楽しめます。
よくよく見ると上から、おどろおどろしい獣達が。
細部まで作りこまれているので、大聖堂の回りを何周しても飽きません。
もちろん建物内も圧巻。
ステンドグラスを通った光が七色に空間を照らしているのです。
考えただけでも素敵ではないでしょうか。
ステンドグラスにはチェコ出身画家ミュシャが手掛けたステンドグラスもあります。
見忘れずに。入口から入って左手にあります。
しかし、
そのミュシャのステンドグラスをじっくり見る&聖堂の奥まで進むには入場料が、、
(よくあるパターンですね)
入場券は大聖堂の目の前、インフォメーションで購入可能です。
チケットA:350コルナ(1800円)
(旧王宮・聖イジ―教会・聖イジー修道院・国立美術館・黄金小路・ダリボルカ・旧王宮美術館)
チケットB:250コルナ(1300円)
(旧王宮・聖イジ―教会・黄金小路・リボルカ)
ただ、手前でも十分大聖堂の荘厳な雰囲気を楽しんでいただけます。
一度中に入って、もっと奥まで見たいと思った方はチケットを購入するのがいいでしょう。
また、聖堂の南側の塔は登れるので、ぜひぜひプラハを一望してみてください。
(閉まっていることも多々ありますが、)
プラハの絶景を楽しんでいただけます。
プラハに来たら行かないわけにはいかないでしょう。
聖ヴィート大聖堂。名前だけでも覚えて帰ってください。
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ジャンル寺・神社・教会
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エリアプラハ
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住所
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アクセストラム停 プラハ城 Prazsky hradから徒歩5分
メトロA線 マロストランスカー Malostranska駅から徒歩15分 -
電話番号+420-224-372-434
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営業時間11月-3月:[月-土]9:00-16:00 [日]12:00-16:00(最終入場は閉館20分前まで), 4月-10月:[月-土]10:00-18:00 [金]10:00-17:30[日]12:00-17:00(最終入場は閉館20分前まで)
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定休日無休
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予算プラハ城ルートA 350チェココルナ
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公式サイト
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