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ホーチミン (ベトナム) グルメの現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

Hutong フートン

ちぇり (フードアナリスト/美味いもんハンター)

レア食材で本格火鍋!

  • 鍋料理がおいしい
  • ガイドの超イチオシ!
  • 人気急上昇

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ベトナムの人は鍋が大好き。
鍋は冬の料理というイメージが強い日本人には以外ですが、中国文化が色濃く溶け込むベトナムでは、暑い時こそ温かいものを、とか、医食同源の精神が根強く息づいてるので、それらに叶う鍋料理がとても人気なんですね。単純に美味しい、ということが大きいとは思いますが。

当然、鍋の種類も多いのですが、その中でも薬膳効果の高い火鍋はとても興味深く、日本ではなかなか食べられないスープや具材で、そのバリエーションを誇ります。

特に今回ご紹介するお店は、中国との縁が深い北部にたくさん店舗を持つお店で、今回ホーチミンに初の出店となりました。新しいし清潔感もありますが、気軽な感じで入りやすいのも魅力。

場所的にも、戦争証跡博物館前のLe Quy Don(レ・クイ・ドン)通りを北に数分進んだ右手にあるので、観光ついでに立ち寄るにも便利な場所。

システムは、まず6種類のスープから2種類を選び、具材は一つ一つ、自分で好きなものを選ぶという方法。野菜やキノコなど、そのカテゴリーごとに盛り合わせはありますが、トータルでのセットというのはないので、好きなものを好きなだけ、吟味して選んで自分たちのオリジナル鍋を楽しみましょう。

そのシステム自体は火鍋屋さんには珍しくないのですが、何が珍しいって、その具材の種類。例えば牛の骨髄(骨の中にある良質のタンパク質)であったり、お肉も牛や豚はもちろん、羊、烏骨鶏、鴨肉、ダチョウなどなど、日本ではなかなかお目にかかれないものも多数。

豚の脳みそ、と聞くとほとんどの日本人は恐れをなしてしまうかもしれませんが、その味わいはフグの白子にも似て、非常にクリーミーで品のある味。内臓と違って脳はもともと菌がほとんど存在しないクリーンな部位とされていますし、これこそなかなか日本では食べられないので、ご興味のある方は是非。

ホーチミンにある火鍋屋さんは、なぜか締めの麺にこだわるところが多いのですが、こちらのお店のうどんも極上。細い細い生麺で、あまりの繊細さから箸で持ち上げたりすると切れてしまうからか、竹串に渡した美しい状態で提供されます。それをそのまま竹串で持ち上げてお鍋に移動。細く滑らかでつるりとした食感は、うどんのようなひやむぎのような。日本人には風変わりな具材で驚きを繰り返したのちには、このおうどんで、ホッとひと息。

頼む具材によって予算は変わりますが、お腹いっぱい、そして好奇心も満たして大体、一人400,000ドン〜700,000ドン(2,000円〜3,500円くらい)で収まることが多いようです。

ベトナムではちょっとリッチなお食事代になりますが、単に食事代、と考えるのではなく、日本では得られない経験をできる、というふうに考えれば、随分とお安い金額ではないかと思われます。

場合によっては火鍋の本場と言われるところよりコストパフォーマンスに長けていると言えるお店。ホーチミンにいらした機会に是非是非試してみてくださいね!

2017/08訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。