1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 海外旅行
  3. 海外現地クチコミ
  4. 台南(台湾)観光地
  5. 孔子廟の現地クチコミ
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]
台南 (台湾) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(10人)詳細

Tainan Confucian Temple 孔子廟 コンズーミィアオ

前田 公子 (トラベルライター、ブロガー、日本語教師)

台湾で最も古い学び舎、台南孔子廟

  • 歴史的建造物おすすめ
  • 定番人気

台南孔子廟は台南市中西区にある台湾で最も古くに建てられた孔子廟です。300年あまりを有する台湾の國家一級古蹟です。
台南孔子廟に来て目にする「全臺首學」の門構えは荘厳で美しいです。
台南孔子廟は中国の思想家であり哲学者でもあった始祖孔子を祀った場所で、当時は学問の場でもありました。

台南孔子廟は大成坊(ダーツェンファン)、泮池(パンツー)と泮宮坊(パンゴンファン)、禮門(リーメン)と義路(イールー)、大成殿(ダーツエンデン)、
崇聖祠(ツォンセンツ)、入德之門(ルーダーヅメン)、明倫堂(ミンリンタン)と昌閣の建物からなります。

台南孔子廟は「左學右廟,前殿後閣」=左に学び、右に廟、前に拝殿、後ろに閣、右手に孔廟、左手に学校の明倫堂、前に大成殿、後ろに文昌閣の典型的な三合院(いわゆるコの字)の造りになっています。
また台湾で唯一の泮宮石坊という門を持った文廟でもあります。

泮宮石坊は「全臺首學」の門を挟んだ路の向こう側にある石造の門のことで、東大成坊の外にあったものが1749年に今の場所に移され、4つの石獅子がその門を守っています。
大成坊は台南孔子廟の主たる入り口で、表に掛けられた「全臺首學」の木版は日本統治時代に複製されたものだと言われています。

東大成坊の外には下馬碑と言われる当時の入場のマナーを書いた石版があります。
「文武官員軍民人等至此下馬」という文字で、いかなる者も馬を降りて入らなければならない、という意味で、儒教の礼儀が見て取れます。

以前は塀に囲まれていたので、大成坊から孔子廟に入った後、禮門と義路を通ってはじめて大成門と大成殿に入ることができたそうです。
崇聖祠の中の中央は孔子五代の祖先を祀った場所で、明倫堂は儒教を学ぶ講堂=教室として使われた場所です。

敷地内には意外にもお土産ショップもあります。
手入れされた敷地内で、ゆっくりと歴史に触れる観光もまたいいものです。

見学無料
ただし、大成門区域は有料です。25元。

アクセスは台南駅より1番、6番、10番、11番のバスで民生緑園下車徒歩6分。タクシーで5分。

2017/01訪問
千里 (台湾ガイド、コーディネーター、ライター)

1665年に台湾で最初に建てられた孔子廟!受験生は是非ここでお参りを!

  • 歴史的建造物おすすめ
  • ガイドの超イチオシ!
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

台南「孔子廟」は、台南駅から徒歩15~20分ほどです。中に入ることができるのは8:30~17:30です。中は公園のように広く、リスが生息していたり、休日には市民の憩いの場ともなっています。

1715年に最初の学府が開かれ、清代末期まではここが最初にできた最高学府 「全臺首學(quan tai shou xue)」とされていました。

入り口から入って右奥にある「大成殿」は有料で1人50元です。門のところでお金を払って中に入ると、大成殿(正殿)中央に学問の神様とされている孔子が祀られています。「大成殿」のみを見てまわる場合は、30分~60分くらい必要です。正殿の周りにある6つの建物の中には、祭典で使われる楽器などの展示コーナーがあるので、中に入ってみてくださいね。

門の左側には、たくさんの合格を祈願する言葉がかけられています。
このお札のような黄色い紙は受付でもらうことができるので、受験生は是非書いてみてください。

孔子廟の記念品は、「全臺首學」 と書かれた入り口を入って右側に販売部があり、ここで売られています。オリジナルのグッズは台湾でも受験生などに人気なので要チェックです!

2018/03訪問
イッセイ (美容グッズの製造販売)

台湾で最初に建てられた「台南孔子廟」

  • 歴史的観光地おすすめ
  • ガイドの超イチオシ!
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

孔子廟は儒教の開祖、孔子を祀るために建てられた霊廟です。

台南孔子廟へはタクシーで約5分。バスを利用する場合、2番または6番に乗り、建興國中停留所下車。そこから徒歩3分ほどで行くことができます。

台湾には孔子廟がたくさんあり、台南をはじめ、台北、台中、高雄などの各都市にあります。
その中でも台南孔子廟は台湾で最も古い孔子廟で、1665年に鄭成功の息子の鄭経が、参謀長の陳永華の提案を受け創建しました。

孔子廟の入り口の門東大成坊には、「全臺首學」の文字が掲げられています。
全臺首學は台湾の最高学府を意味していて、当時は政治、経済、文化の中心が台南であったことがうかがえます。

東大成坊から入ると、右手には「国学」と言われるエリアがあり、文昌閣や明倫堂を見学することができます。

文昌閣は3階建ての建物で、1階が四角形、2階が円形、3階が八角形の不思議な形をしていました。
文昌閣には、学問や功名を司る文昌帝君と魁星が祀られていて、孔子とは関係ないそうですが、古くから科挙(官僚登用試験)の受験生が合格祈願などでここを訪れていたそうです。

こちらの建物は入ることができるので、孔子廟に来たらぜひ上ってみてください。

国学エリアにあるもう1つの建物は、かつて学生たちが勉強していた「明倫堂」です。
「明倫」には学生に対して明確に倫理を説き、人間関係と儒教の社会に対する理解を促すという意味が込められているそうです。
堂内には両サイドの壁に「忠孝節義」と書かれた大きな漢字と、校則のようなものが書かれた石碑がありました。

国学エリアを見終えたら次に訪れて欲しいのは、「文廟」と言われるエリアです。
文廟では入場料(25元)が必要な「大成殿」などを見学することができます。
大成殿は、孔子廟の建造物の中では最も上位に位置付けられていて、大成殿内には孔子の位牌が祀られています。
その他、大成殿内の上部には孔子を称えた扁額(へんがく)が掲げられていました。

大成殿のまわりには、81名の賢人と77名の儒者が祀られた「東廡と西廡」があります。
また東廡と西廡の隣(北側)には、祭祀などのときに用いる器物や楽器が展示されている「楽器庫と禮器庫」もありました。

大成殿の後方(北側)の崇聖祠には、孫子の5代前までの祖先が祀られています。
さらに崇聖祠の両側には、「典籍庫と以成書院」があります。

国学エリアと文廟エリアを見て回るのに、個人差はあると思いますが、1時間ほどあれば拝観できると思います。

夏の暑い日は、熱中症対策もお忘れなく!

孔子廟を出て、入り口の門の東大成坊から通りを挟んだ向かいには「府中街」があります。
府中街はカフェや雑貨屋など見ていて楽しいお店が多いので、帰りに散策してみてはいかがでしょうか。

2018/05訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。