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台南 (台湾) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(10人)詳細

Wu Yuan 呉園 ウーユェン

トルヨコ (ガイドブック編集人)

台湾の歴史と混沌とした文化を感じる空間

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呉園は、清朝末期に塩商人として富を築いた呉尚新が造った中国風庭園「呉園(ウーユエン)」があった場所で、その名が残されています。
庭園には土地の高低を利用した築山や池、閩南風の東屋などが配され、当時は板橋の「林家花園」、新竹の「北郭園」、霧峰の「莱園」と並び、台湾四大名園のひとつとして称賛されました。

呉園にはその後、大きな変化を遂げます。
日本統治時代の台南は大勢の人が集まれる施設がなかったため、台湾総督府は呉園の一角に公会堂を建設しました。
明治44年(1911年)のことで、日本が台湾に建設した公会堂建築では最初の建物でした。
1階部分の石積みとアーチ式の窓、2階部分の円柱と木枠の窓など、美しく堂々とした建物です。
現在は展覧やイベント会場、選挙の時は投票所など多目的に使われています。

園内でもうひとつ、訪ねていただきたい施設があります。
それは木造建築の「柳屋」です。
こちらは、日本統治時代の昭和9年(1934年)に建てられた料亭で、最初に建てられたときと同じように木造3階建に再建された建物です。
現在内部は台南で人気の茶館「奉茶」が運営する「十八卯茶屋」という茶館となっているので、お茶をしたり軽食を取りながら休憩することができます。
奉茶店主の葉さんが集めた茶器のコレクションなども置かれているので、中国茶、台湾茶が好きな人にはおもしろいところです。

現在呉園は「呉園藝文中心」として整備公開されています。
園内には半円形の野外舞台が造られ、創建当時の面影は池の周辺にわずかに残るだけですが、中国風の庭園、洋風建築の公会堂の、日本建築の柳屋、ヨーロッパ風円形舞台など、古今東西の要素がミックスした不思議な空間を作り出し、市民の憩いの場所、文化活動の拠点として活用されています。
入園料は無料。公会堂内部の見学は、イベント開催中のみ可能です。

場所は、台鉄台南駅から徒歩約15分、台南の有名観光スポット赤嵌樓からだと徒歩10分ぐらいのところです。
近くには粽(ちまき)の再發號、帆布カバンの合成帆布行、十八卯茶屋を運営している奉茶の本店などがあります。

2017/10訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。