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エリア:
- アジア > 中国 > 上海(シャンハイ)
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テーマ:
- 鉄道・乗り物
- / 留学・長期滞在
年に一度の「春運」がまもなく開始します。その前に、「春運」の鉄道切符争奪戦が始まっています。
「春運」とは、発展途中国の中国の独特な現象です。中国東南沿岸部の都会化に伴い、大量な労働力がほしいです。そして、中国内陸の農村部では、労働力の過剰により、都会部へ出稼ぎに行く「農民工」がたくさんいます。
その「農民工」達は、一年間労作して、旧暦の正月になると、どうしても一度里帰りしたいです。しかし、鉄道や道路による長距離の運輸力の不足によい、里帰りのチケットを確保するには、大変な困難です。
数年前から、非常に話題になった中国鉄道の高速化や新幹線技術の投入などにより、大変運輸力がアップしたように見えますが、実情はまったく違います。
都会に出稼ぎに来る「農民工」は一年間の苦労で、ようやく2000-5000元の貯金を貯めました。これを田舎に持ち帰って、華やかに新年を迎えたいです。
ところで、同じ鉄道の切符ですが、安い電車は200元、新型の新幹線だと1000元とかなり価格が違います。折角一年間で貯めた貯金が交通代に使ってしまうのは惜しいので、徹夜して安いチケットの争奪戦が展開されています。
しかし、新型電車の開通に伴い、ますます従来の電車が減らされています。更にチケットの争奪戦が激しくなります。
上海の場合ですが、毎日15時に、10日後のチケットを発売開始しますが、労働力輸出省まで安いチケットは2-3分間の内に完売されています。
いくら徹夜して、窓口の1番目に並んでいても、必ず自分のほしいチケットが買えるとは限りません。
鉄道部の関連担当者の話によりますと、安いチケットを買いたい人は、単純に「窓口に1番目に並ぶ」だけでは足りません。人気のあるチケットは発売開始の2-3分間の間に完売されます。チケットを買う時の「言葉」も大事です。
「●月●日、●●から●●までのチケットはありますか。」は駄目です。窓口の人に便名情報を調べている間、チケットはすでに完売されます!
だから、このように会話する必要があります。
「●月●日、●●便、●●から●●まで、●席●枚ください!」と簡潔に会話しないと、チケットは買えませんよと言われました。
そこまで争奪戦ですか?!
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