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エリア:
- アジア > 中国 > 無錫(ムシャク)
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テーマ:
- 観光地
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大変中国のことに詳しいお客様のリクエストで、「華西村」へ連れて行きました。この「華西村」とは、江蘇省江陰市の下の農業村で、中国改革開放の時代の中、「億万村」という神話を作りました。

上海から高速道路で2時間かかって、「華西村」の看板が見えました。
この「華西村」ですが、貧乏な中国の農村地区とは格段に違って、農民はすべて広い別荘地に住んでいて、百万資本のある村民はほとんどです。
しかも、村の中には、中国8番目の高いビル(ホテル)を作ったり、ヘリコプターを購入したり、村の「万里の長城」を作ったり、村の「天安門」を作ったりする神話的なネタが多くて、「百聞は一見にしかず」、どうしても一度見てみたいです。

村の入り口には、大きな看板があって「中華第一村」と自画自賛しています。
つまり、中国もっとも裕福な農村地ということです。
一体どこまで裕福でしょうか。

くからも、村のシンボルである中国8番目のビルも見えたし、「金塔」というランドマークも見えました。
しかも、すごく目立ちますが、ヘリコプターの存在が確認できました。
お客様は「ヘリに乗れますか」と聞いたので、現地旅行社は「一人1000元です。」とのことです。
折角ですので、お客様は乗る気が決まりましたので、さっそくヘリコプターの乗り場に向かいます。

華西村では、ヘリコプターまで買う程の裕福さですが、観光客は乗りたくても、予約が必要です。
今日はラッキーかもしれませんが、たまたまヘリコプターが空いているので、すぐに乗れました。

ちゃんとした飛行機場があって、セキュリティーを通って、ヘリコプターの乗り場へ行きました。

遠くからヘリが見えました。

さっそくスタッフが案内してくれました。

スタッフはしっかりシートベルトを締めてくれました。

準備完了!離陸しま〜す。

よし、飛んで行きました。
残念ながら、ツアーガイドの無料搭乗ができませんので、お客様を帰って来るのを待ちます。

ちなみに、このヘリ体験料金は1000元/名です。
高かったね。

ヘリコプターの視察後、話題の華西村「農民別荘」に見学に行きました。

今回見学させてくれた別荘は総面積600平米あり、村の共同資産で作って、村民に配ったそうです。

中の内装も立派です。都会人と変わらない生活ですね。欧風の内装が確かに立派です。これは見せてくれた別荘だけなのか、皆そうなんか、確認できていません。

しかも、謎みたいに、この村では、「住宅は無料」、「学校は無料」、「病院は無料」という異例な福祉が提供されています。

いったいどうやって実現できたのでしょうか。謎の上に謎です。

農民別荘の見学後に、こんなのが見えました。
そうです、「天安門」です。
でも、これは北京の天安門ではなくて、華西村の天安門です。
現地ガイドの話によると、村長は北京に行っていない村民の皆さんに、気軽に天安門を見れるように作ってくれたそうです。しかも、山の一番上に作りました。

更に、これ。
そうです、「万里の長城」です。
でも、これは北京の万里の長城ではなくて、華西村の全長1万メートルの長城です。
これを作って、何の目的でしょうか。
別にありません。話のネタだけです。

次に、また移動して、もう一つ話題になる「金塔」へ行きました。
この金塔には、ホテル、レストランと展望台が設置されています。
今回は15階にある展望台に上がることにしました。

展望台の上には、前の国家主席江沢民が書いてくれた「華西金村」の字が大きく置いています。

また、今の国家主席の胡錦濤が視察に来た際、村長との共同写真も大きく掲載していました。この村長は、すごい腕を持っていますよ。
展望台の中には、共産党のリーダーが視察に来た時に、座っていた椅子をすべて保存していて、椅子の隣に、誰が座ってたのかという看板も一々と作っています。
政治リーダーに対する畸形的な崇拝が見え見えです。
もっともっと驚くべきな所は次です。

周りには全く高層ビルのない農村地では、こんな目立つタワーを作るのは、驚愕というしかありません。
しかも、このビルは上海の金茂大厦の次に、中国第八位の高いビルだそうです。中国の農村部で、高層ビルを作ること自体は、驚愕なことです。

観光化になっている「華西村」では、このビルには、有料見学できます。入場料は決して安いとは言えません。72階の展望台へ行くには100元で、更に話題の1トンの金で作った牛を見るには、200元かかります。

まずはエレベーターで72階の展望台に上がります。

72階の展望台は球体の建築です。
残念ながら、鉄鋼工業に強い華西村では、空気の見通しが悪くて、遠くまで眺められませんでした。

それは結構ですが、次の行くところが一番興味深いです。
このビルの中には、五つの見学フロアがあって、それぞれ重さが1トンのある「金牛」、「銀牛」、「銅牛」、「鉄牛」、「錫牛」の存在が最も話題です。これから順番に行きます。

「華西村」もっとも驚愕な所に来ました。中国高さ8番目のビルの中、60階「ゴールドプラザ」です。

このフロアーでは、すべては金です。
通路、壁、天井、すべて金です。

で、この重さ1トンの金を作った牛です。これが、これが、驚愕という言葉しか表現できません。つまり、「我が村では、お金はいくらでもある」ということをアピールしたいです。

床も金ですよ。
金の床の上に、透明のモザイクを敷いています。

とにかく、金だらけです。

金だらけで、ちょっとセンスが悪いようですが、お金が余っていることをどうしても世間にアピールしたい村です。「華西村」=中国もっとも裕福な農村地です。

これは1トン銀で作った牛です。

これは1トン銅で作った牛です。

1トンの鉄の牛です。

最後は錫の牛です。

村民広場で解説しています。
まず、この五つの東屋です。
それぞれ五星の形です。全部で5個あります。ヘリコプターに乗って、上空から見ると、中国国旗五星紅旗の形です。

つまり、村の富裕になった理由は中国の社会主義制度です、、、へえ〜〜

また、この像です。

左から、トウ小平、周恩来、毛沢東、朱徳、劉少奇です。
いずれも村長が尊敬していた共産党の偉いかたです。
つまり、村長は、「村の富裕した秘密は共産党の指揮によること」と言いたいです。まさか、、、
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