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エリア:
- アジア > 中国 > 蘇州(ソシュウ)
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テーマ:
- 観光地
- / 街中・建物・景色
- / 歴史・文化・芸術
今日は機会があって、通常のツアーと異なって、ゆっくり拙政園(せっせいえん)を見ることができました。
拙政園は明代の役人王献臣が400年前に作ったのです。現在は蘇州庭園の代表です。
持ち主は「つたない政治」でこの庭園を命名したのは、自分が政治に対する不満を表しているそうです。
中国5Aクラス(トップクラス)の観光地です。ユネスコに世界文化遺産として認定されました。
庭園の総面積は5.6ヘクタールもあり、蘇州庭園の一番広いものです。
庭園は東部、中部、西部に分かれています。その中、東部の建築物は破壊されたことが多くて、中部と西部の保存はややよかったです。
中部庭園のこの場所から見ると、前回紹介した「北寺塔」までも見えます。これは中国庭園の「借景(しゃっけい)」作品の代表です。自分の庭園内の景色ではありませんが、隙間をのして、その塔の景色を借りて、庭園の深さを増加しました。
曲線の「遊廊」で庭園の各地の建物をつなげました。雨除けの機能以外、景色の一つにもなります。
また、持ち主大好きな植物もたくさん植えていますが、その内、中国役人としての「正直人生」を代表する竹も著しく多かったです。
拙政園の中部庭園のスポットと言えば、まずはこの「見山楼」です。持ち主の書斎の建物です。周りには、水の景色(蓮の花)を鑑賞することもできれば、隣の山を見ることもできます。
「見山」という言葉は東晋時代の詩人陶淵明の詩から取った言葉です。
採菊東籬下(菊を採る 東籬の下)
悠然見南山(悠然として南山を見る)
持ち主も詩の中で表現した隠逸生活への憧れを表しました。
また、中部庭園のメインの建物、持ち主の応接間として設けられた「遠香堂」です。四面八方どこを見ても正面の景色を見ることができます。
この「遠香堂」の三つ文字は中国明代の詩人画家の文徴明の字です。
このの写真は「香洲」と言います。このような古代中国船舶の形をする建物を「舫」と言います。
この船の形をする建物は三面に水に囲まれています。まるで舟に乗った気分で建物の中にいることができます。
これは「枇杷園」です。庭の中の庭です。
本当に枇杷も植えています。
この2枚の写真は東屋「梧竹幽居」の中かた撮ったのです。
実は、東西南北の四方面に眺めると、四つの円形の門があります。その門を通して、春夏秋冬四季の移り変わりを見ることもできると言われています。
更に、二つの対面の穴から立体的に見通しをすることや、二つ横に並べる穴を見通しをすることによって、全く違う風景が見えるのた面白かったです。
蘇州拙政園の西部庭園です。
ここは、東部と中部庭園より、若干近代的で、後の持ち主からリノベーションした内容が多いです。
この写真の撮り方がちょっと下手でしたが、実はこの扇子の形の窓を通して、一つの東屋「笠亭」が見えます。
メインの建物はこの「三十六鴛鴦(オシドリ)館」です。古代のリビングルームですが、南北対照的に作っています。家具の陳列や、建物のデザインは非常に優れています。
現在、その名前を呼び戻すために、本当にオシドリも飼っています。日本と同じですが、一婦一夫制の象徴で、持ち主の愛情を表しています。
これは「浮翠閣」と言います。
ここの「翠」は緑を意味します。緑の上に上がってくる建物という意味です。
拙政園には建物以外、植物も美しいです。
持ち主大好きな蓮や竹、また長生きの銀杏が600年以上の樹齢を持っても、頑張って生きています。
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