1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 海外旅行
  3. 海外現地クチコミ
  4. アテネ(ギリシャ)観光地
  5. エレクティオン神殿の現地クチコミ
アテネ (ギリシャ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(4人)詳細

Erechtheion エレクティオン神殿

長田 幸廣 (翻訳家、マーケットリサーチャー)

神話と歴史が凝縮された、古代アテナイ人にとって最も神聖な場所

  • 遺跡散策おすすめ
  • 定番人気

他の写真も見る(全11枚)

この場所には、もともとミケーネ時代の王宮“メガロン”が建っていました。その後、女神アテーナーや海神ポセイドン、ヘファイストスのほか、初代の王ケクロプスなどの英雄も祀られるようになり、神殿的な色合いを増していきます。

女神アテーナーと海神ポセイドンがアテナイの守護神の座を争った際に、ポセイドンがトライデント(三叉槍)で突いて噴き出したという塩水の井戸や、アテーナーが槍で突いた岩から飛び出したというオリーブの木もここにあります。

また、神殿北側の地面にはヘファイストスと女神アテーナーの子で伝説の竜王エリクトニウスが住んだとされる穴があります。

エレクティオンで最も目を惹かれるのが、神殿南西部にたたずむ6体の女性像(カリアテッド)。この下が初代王ケクロプスの墓所でした。

現存するエレクティオンの建設は紀元前421年に着工し、407年に完成。イオニア式建築で、構造が複雑なうえに傾斜地に建てられたことから、修復が繰り返されてきました。

パルテノン神殿同様、ビザンチン帝国時代はキリスト教会、フランク人の統治時代は宮殿、オスマン帝国時代はトルコ人司令官のハーレムとして利用されていたようです。

撮影スポットは、やはりカリアテッドが並ぶ神殿の南西側。6本の柱が並ぶ東側。北側の正面入口と女神アテーナー由来のオリーブの木でしょうか。

岩肌が剥きだしている部分は滑りますので、写真撮影の際は足元に充分注意してください。

アクロポリス内につき、エレクティオン神殿の入場料はアクロポリスの入場料20ユーロ(大人)に含まれます。18歳以上の学生は半額、18歳以下は無料(学生証・パスポートなどの提示が必要)。アクロポリス周辺の遺跡を回れる共通券30ユーロもあります。

3月6日、4月18日、5月18日、9月最後の週末、10月28日、11〜3月の最初の日曜日は入場無料です。

2019/09訪問
  • ジャンル
    史跡・遺跡
  • エリア
    アテネ
  • 住所
  • アクセス
    地下鉄 アクロポリス駅から徒歩12〜15分
  • 電話番号
    +30-21-03214172
  • 営業時間
    8:00-17:00
  • 定休日
    1月1日、3月25日、5月1日、イースター、12月25・26日
  • 予算
    入場料 大人 20ユーロ
    18歳以上の学生 10ユーロ
    18歳未満(学生証・パスポートの提示要) 無料
    3月6日、4月18日、5月18日、9月最後の週末、10月28日、11-3月の最初の日曜日 無料
  • 公式サイト
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。