Tawandang Chiang Mai タワンデーン チェンマイ

タイで夜遊びをしていると、生演奏を楽しみながら食事やお酒が楽しめるお店が多いことに驚きます。しかし、この店はその中でも規模がちょっと図抜けています。
若者で賑わうニマンヘミン通りのソイ6を抜けると、パブ・レストランが集まる広場があり、その中でもスケールが断トツのホールがこちらです。千人は収容できそうな大きさです。

内装や装飾もなかなか凝ってますが、何といっても注目すべきはステージ上のパフォーマンス。
演奏されるのは「プレーン・プア・チーウィット」（人生の歌）なるタイ人に老若男女問わず大人気のジャンルですが、ロックのようでもあり、フォークの要素もあれば日本の演歌のような雰囲気もあります。歌手やダンサーの衣装は豪華絢爛！ 民族衣装をフィーチュアしたものから、紅白歌合戦か？と目を疑いたくなるものまで。セクシーな女性もたびたび登場しますが、本当に女性かどうかは不明です・・・

個人的には、ほぼ外国人観光客向けのニューハーフショーなどより、圧倒的にコチラのステージの方がオススメ。
観客も遅い時間になると立ち上がって踊りだすし（日本人から見ると、よくこんな曲調の音楽で踊れるなと感心しますが・・・）、地元タイ人の熱狂振りは一見の価値アリ！！普段はおとなしいタイ人が豹変するのを見れる貴重な場ですね。

毎日19:00から営業していますが、この店を訪れるにあたって最も重要なポイントは、いわゆる常識的なディナータイムに行ってもほとんどお客がいません。たとえば21:00頃に入店すると、お客よりホールスタッフの数の方が多いぐらい。ステージではまったりとしたフォークソング調の演奏をしていますが、それではこの店を堪能したことになりません。
大体22:00を過ぎたあたりから客の数が増え始め、それと比例してステージのヴォルテージも遅くなればなるほど高揚していき、零時を回ったあたりはテーブルはサイド席を除いてほぼ埋まってしまうほどの混雑に。
週末は満席が必至ですので、特に金曜などはやや早めに来店しましょう。

音楽や歓声などのボリュームが凄まじく、まず同行者と会話を楽しむってのは諦めた方がよさそう。周囲のタイ人が弾けているのに調子を合わせて盛り上がるのが正解です。

料理はタイ料理、欧米料理から日本料理メニューもあります。どれも十分及第点をあげられる美味しさです。グループで来店して生ビールの3リットルタワー（THB 540）を頼み、あとはタイ料理メニューやおるまみメニューを３～４品注文してもひとり当たりTHB 500以内で収まります。精算は最後にまとめてでなく注文したものが来た度になりますので、ご注意ください。
メニューはタイ語ですが、写真入りの品目も多数掲載されていますので、そちらを指差すことでも注文できます。