New Moon ニュー ムーン

世界中で大人気の映画『ハリー・ポッター』シリーズ。ダイアゴン横丁への入り口であるパブ『濡れ鍋』にハリーが向かう時のロケ地に使われたのが、ここレドンホール・マーケットです。

マーケットの歴史は古く、豪華なアーケードになっている今の建物は19世紀のヴィクトリア時代に建てられたもの。このマーケットを見るだけでも、ハリー・ポッターの世界に迷い込んだ気分に浸れるのですが、今回おすすめするのは、マーケット内にあるパブ、ニュー・ムーンです。

地元で愛されるこちらの店は、パブとしては特別変わったところはなく、実際に映画の撮影で使われたわけでもありません。ただ、金や赤で塗られたきらびやかなアーケードを眺めながらパブに座っていると、あれこれ想像がたくましくなり、本当にハリーがこの場所にいたような気がしてくるんです。

表からは小さなパブに見えますが、実は地下にもテーブル席があって意外に広いので、ゆったり座って食事することができます。

ここでのおすすめは、イギリスの子どもたちも大好きなパブ・メニューのハンバーガー（11.99ポンド）。ニュー・ムーンのバーガーは、チーズもベーコンも入ってボリュームたっぷり。ちなみに英語ではハンバーガーではなく、バーガー（burger）と言うんですよ。パブの定番、チップス（ポテトフライ／2.99ポンド）もぜひ添えてくださいね。

基本のビーフバーガーのほかに、チキンバーガーやビーフステーキバーガー、ベジタリアン用のひよこ豆のバーガーもあります。日本語対応ができる店員さんはいないようでしたが、観光客に慣れた様子の気さくな店員さんばかりでした。支払いにはクレジットカードが利用できます。

パブのあるレデンホール・マーケット周辺はビジネス街なので、平日のランチタイムや夕方には「1杯飲もうか」というビジネスマンで大にぎわい。そんな地元の人たちを眺めながら乾杯するか、週末にひっそりハリー気分を味わうか、楽しく迷ってみてください。

最寄りは地下鉄バンク駅やモニュメント駅。歴史あるエリアなので、イングランド銀行や王立取引所など、観光客の見どころもたっぷり。観光の合間に休憩するにも便利な立地のパブです。