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現地のプロ(6人)詳細

Banh Cuon Tay Ho (Dinh Tien Hoang) バイン クーン タイホー (ディン ティエン ホアン店)

ちぇり (フードアナリスト/美味いもんハンター)

日本ではあまり見かけない蒸し春巻き!

  • 春巻きがおいしい
  • ガイドの超イチオシ!
  • 穴場
  • 地元っ子に人気

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ベトナム料理と聞くと、生春巻きを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。揚げ春巻きも、中華料理として提供されたりする事も多いので馴染みのある料理かと思います。では、蒸し春巻きはいかがでしょう?

Banh Cuon(バンクォン)と呼ばれる蒸し春巻きとは、春巻きの皮の部分に、蒸したての物を使う春巻きで、独特のツヤのある食感は、生・揚げ春巻きのどちらとも違っており、その消化の良さからお腹に優しい朝食として人気のある逸品です。

ただ作るのがとても大変。米粉を水で溶いた生地を用意し、それを専用の大きな円形の蒸し器に伸ばし、一枚一枚蒸し上げていきます。蒸し上がったら破らない様、器用に棒と手を使って蒸し器からはずし、具材を巻く専門スタッフに渡します。

蒸した皮を渡されたスタッフは、事前に用意されていた、甘辛く味をつけられた豚の粗ミンチの具材をその皮に手際良く巻いてできあがり。これに卓上に用意された、ヌクマム(ベトナムの魚醤)ベースのタレをタップリかけて頂きます。

そのむっちり、ちゅるんっ、とした食感は麺とも違い、お餅でもなく、しかしながらお米を使った料理なので日本人にも馴染みのある味・食感で、素朴な料理ながら人気の高いメニューです。

中国の腸粉、と言う料理に似ていて、それには海老などの海産物も使われるのですが、こちらのお店では具材が豚肉メインなのが特徴。お肉がタップリ入っているので味覚的には充分ボリュームを感じるのですが、生地の部分の消化が良いため、胃に負担が少なく、朝食や、食べ歩きの最中の一品としても活躍してくれます。一食30,000ドンくらいなのでお財布にも優しいですね。

とても家では作る気になれない手間のかかる、技術の要るお料理ですし、かといって日本では提供してくれるお店が少ない貴重な料理なので、ベトナムに来られた際にはぜひとも試してみてほしい一品。

場所は、中心街から少し離れてしまうのですが、ベトナム式デザートのお店で有名なChe Nam Boもある通り、Dinh Tien Hoang(ディンティンホアン)通りに面しており、ガイドブックにも良く載っているベトナム式デザートのお店、Che Nam Bo (チェーナンボー)からは500mほど北西に進んだ左手側にあります。大聖堂などの中心街からは車で10分ほど。せっかく近くにあるので、こちら、Tay Ho(タイホー)で軽く食事をした後に、デザートのチェーを食べにChe Nam Boに行き、セットで楽しむのも良いかもしれません。

2016/09訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。