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ベネチア (イタリア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

San Giorgio Maggiore サン ジョルジョ マッジョーレ島

竹川 佳須美 (現地専門旅行会社代表)

パラーディオの教会と海の王国ヴェネツィアの絶景を訪ねて

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サン・マルコ広場の船着場に立つと、白いファサードの教会と、円錐型の尖塔(鐘楼)がひときわ目を惹く、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島が見えます。島のみどころはこの教会だけですが、鐘楼のエレベーターの待ち時間もありますので、滞在時間は最低でも1時間は必要です。

サン・ザッカリアから水上バスに乗ると、右手には、金の円球を頂いたプンタ・デッラ・ドガーナ(海の税関)が迫ってきます。海洋王国ヴェネツィアの往時の玄関口は、サンマルコ広場とプンタ・デッラ・ドガーナを結ぶ、まさにこのあたり。右後方にはドゥカーレ宮殿が見えています。その昔ヴェネツィアを訪れた人が最初に目にし、ヴェネツィアの豪奢な美しさに感嘆したであろう眺めが、目の前に広がっています。

サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、パッラーディオにより1566年から1610年にかけて建設されました。ヴェネツィアには実にたくさんの時代様式の教会があります。サン・マルコ寺院のようなビザンチン風、茶色のレンガ積みの外観のゴシック建築、色大理石を組み合わせたルネッサンス様式の教会など、異なる個性を持った教会建築が共存しているのです。

パッラーディオはここに、後にパッラーディオ様式と呼ばれるようになる、古代ローマに影響を受けたスタイルを加えました。コリント式の大理石の柱が三角形の破風を支えるサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、彼の代表作というにふさわしい風格を備えています。

教会では、祭壇右手にあるティントレットの『最後の晩餐』(1592-1594年)もお見逃しなく。誰もが思い浮かべる、あの、レオナルド・ダ・ヴィンチの同名の作品とは全く異なる構図に、多くの方は驚かれるのではないでしょうか。斜めに伸びるテーブルと動きのある人々の描写、強烈な陰影によってドラマチックな一瞬が切り取られた、ティントレット晩年の傑作です。

教会内部を見学した後は、祭壇奥のエレベーターで鐘楼に登りましょう。サン・マルコ広場の鐘楼よりサン・ジョルジョ・マッジョーレの鐘楼がおすすめなのは、海に浮かぶヴェネツィアとイタリア北西部のドロミテ山塊までを望む絶景と、(サン・マルコの鐘楼からでは見えない)サン・マルコ寺院やデュカーレ宮殿を眺望することができるからです。細い小路と運河と、それをつなぐ太鼓橋のヴェネツィアとは違う、解放感にあふれたヴェネツィアを堪能しましょう。


[サン ジョルジョ マッジョーレ島]

★アクセス:水上バス2番でサンタ・ルチア駅、ローマ広場から40分前後。サン・ザッカリアからは5分。サン・ジョルジョで下船すると教会は目の前。

[サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会]

★入場料:教会は無料、鐘楼は6ユーロ

★開館時間:4月~10月/9:00-19:00、11月~3月/8:30-18:00(鐘楼は閉館の20分前まで。日曜の10:40-12:00はミサのためクローズとなります。)

2015/07訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。