Fairmont Empress フェアモント エンプレス

ビクトリアの絵葉書などには必ず載っている、ビクトリアのアイコンとも言えるエンプレスホテル。2014年にオーナーが新しくなり、少しずつ改装工事を行っていましたが、第一フェーズが2016年の5月に完了し、ホテルの約半分が新しくなりました。（フェーズ2の改装工事は2016年10月から2017年5月までの予定）
エンプレスホテルというと築100年以上の伝統があり、ツタがからまった古めかしいホテルでしたが、外観も一新しました。改装後のお部屋は伝統を残しながらもモダンなデザインで統一されています。
ダウンタウン・インナーハーバーの目の前で眺めは最高です。Wifiは一泊$11.99ですが、無料のFairmont President’s Clubに入会すればWifiが無料で使えます。
Fairmont Goldレベルの階というのがあり、これらの部屋は割高ですが特別なGoldレベルの宿泊客専用ラウンジが自由に使えます。ラウンジにはアルコールを含む飲み物やスナックがあります。州議事堂、ロイヤルBC博物館には徒歩数分の距離ですので観光にはとても便利です。

フェアモント・エンプレスについてはもうなにもいうことがないほど、ビクトリアに来る方で知らない人はいないほどの超有名ホテル。
インナーハーバーを見下ろすように君臨するその佇まいは、まるでイギリス女王のよう。ツタに覆われる外壁も中世ヨーロッパ風の雰囲気と格式の高さを感じさせ、誰もが「一度はここに」と憧れるホテルでもあります。

立地条件としてもこれ以上ないという場所。
目の前はインナーハーバーで周辺の主要観光名所までもすぐ、ダウンタウンまでもすぐ、目の前から水上飛行機がバンクーバーまで飛んでおり、カナダ本土へのアクセスもすぐ。シアトルへのフェリー（クリッパー）へも徒歩数分。裏側にはバンクーバーへのバスが発着するターミナルも。
交通にも買い物にも観光にも外食にも至極便利な場所にあり、なにより宿泊場所自体が第一級の観光地となっています。

建物は内部も英国トラディショナルかつクラシックな雰囲気で、お城の中に滞在している雰囲気を味わえます。廊下はまるでお城の迷路のようになっていますので、探索をするだけでも楽しめるかも。
ホテルのスタッフもフレンドリーながら所作は一流であり、雰囲気を壊さない対応をしてくれます。

宿泊したからには一度は体験したいのが「The Empress Tea Room」で味わう伝統的なアフタヌーンティ。
近くの有名なティールームで特別にブレンドされた紅茶をホテルの敷地内で飼育・採取されたはちみつ、食べきれないほどの量のサンドイッチやスイーツなどと共に楽しめます。宿泊者でも予約必須ですが、せっかくなのでこの機会を逃さずに。11時から5時半まで予約可能なので、ランチ〜ティータイムにかけてゆっくり優雅な時をお過ごしください。（簡単なドレスコードがありますので軽装は要注意！）


ただこうした歴史あるホテルである以上、どうしても老朽化してくる部分はあるのですが、現在大規模なリノベーションを行っています。
2016年5月末で第一期のリノベーションが完了し、ロビーや一部客室は現代にマッチしたモダンな雰囲気に生まれ変わりました。
フェアモントゴールドと呼ばれるスイートルームを始め、スイート各室は2016年6月より全く新しい内装のお部屋に滞在できるようになっています。
今後は2016年の秋からまた1年かけて、スパやフィットネス、その他の客室（主にハンボルト通りに面したエリア）などもリノベーションが行われる予定になっています。
今まで「素晴らしいホテルなんだけど、設備が古くて不満」と思われていた方にもきっと満足していただける滞在になると思いますので、今後のリノベーションをお楽しみに！
（完璧にリニューアルされたホテルを楽しみたい場合は、2017年6月以降のご予約がおすすめです）


宿泊料金は、通常では一流高級ホテル並のお値段なのですが、オフシーズンなどはディスカウントもされており、安く泊まれる場合もあります。
ただし、ディスカウント料金の際は部屋の指定ができないため、利便性や窓からの展望などは期待できません。
ハーバービューのお部屋でゴージャスな雰囲気を味わいたい場合は、それにみあうお値段も必要になりますので、ご注意ください。
さらにインターネットも有料（$14.65）、駐車場も1泊$30と他のホテルに比べると高額なので、あらかじめご了承を！