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- 南極点で永遠の愛を誓う!
-
エリア:
- 北極・南極>南極
- テーマ:世界遺産 自然・植物
- 投稿日:2010/04/09 14:22
- コメント(0)
金城夫妻、新婚旅行で南極へ!南極点で永遠の愛を誓う
2009年12月、新婚旅行で南極を訪れた金城さんご夫妻。究極のパワースポット南極点で永遠の愛を誓いました。
お二人は同じ会社で働く同僚で、会社主催の美術展で知り合い意気投合。奥様は金城さんを「おもしろいユニークな人だな」と思ったそうです。幸せいっぱいのお二人に、南極点・新婚旅行での感想をアレコレ聞いてみました。

南極点・日章旗の前にて金城夫妻
生涯記憶に残る南極点への新婚旅行
そもそも、なぜ新婚旅行に「南極点」を選んだのでしょう?
「婚約が決まる前から新婚旅行は南極点と決めていました。新婚旅行は南極以外には考えられませんでした。準備や情報収集は約2年前からでした」と語る金城 将浩さん。小さい時から南極にあこがれを抱いていた将浩さんは、4年前に北極点を訪問してから、南極点への思いが強くなったとのこと。行った人の情報を集めたり、実際に話を聞いたりして、自分なりに計画を立てていたそうです。
奥様の厚子さんは、「主人と結婚前にお付き合いしていた頃、彼がしばしば南極の話をしてくれたので、いつか二人で行きたいと思っていました。記念すべき新婚旅行が南極点というのはとっても面白そうだと思い、賛成しました」。

南極点到達!白い大地を歩く
「南極点に到着し、実際の南極点を示すリアルポールを目の前にした時には、神聖な気持ちになりました」と将浩さん。
南極点へはパトリオットヒルズから18人乗り小型飛行機(DC-3)で往路約3時間半、復路は途中で給油するため約4時間半。給油中は外に出て、遠くにシール山脈を望む素晴らしい景色が楽しめます。
(パトリオットヒルズは南極大陸におけるベースキャンプ。2010年から南極大陸内のキャンプ地はパトリオットヒルズから約70キロほど離れたユニオン・グレッシャー基地に移動する予定)

シール山脈
不思議な感覚が身体中を覆う
あこがれの南極へ行ってみて、どんな感想をお持ちでしょうか?
「壮大な風景に感動の連続でした。まさにこの世の風景とは思えない素晴らしさでした。また、新婚旅行として南極点訪問を実現できたのも、とても幸運でした」と将浩さん。
厚子さんは、「壮大な景色に感動! まず、どこまでも続く雪の大地と澄みきった空を見て感動しました。他の大陸では見ることのできない景色が目の前に広がる様は格別でした。360度、今まで見たことのない景色に包まれ、そこに自分が立っているのが夢のようでした。とても貴重な体験をさせていただきました」。

小型機バスラーの前にて
お二人は、大陸に一歩足を踏み出し飛行機から降り立った瞬間、真っ青な空と白い大地が強烈な印象でそのコントラストとその壮大さに圧倒されたそうです。
「パトリオットヒルズから9Km先にあるDC8墜落現場(死傷者無し 現在では尾翼がわずかに残るのみ)まで歩いていった時のことが強く印象に残っています。白一色の世界に放り出されたような感覚で、次第に平衡感覚が麻痺するといった状況でした。目の焦点も定めることができず、少し酔うといった不思議な感じに襲われました」。

パトリオットヒルズ周辺の風景
南極の滞在を満喫
「出発の1週間前ごろになって、荷物はこれでいいのか?と、ちょっと心配になりましたが、実際にはレンタル防寒服で十分でした。テント内も陽が差せば暑いぐらいでした。主人は南極に来た記念にと、半そで・半ズボンになりました」と語る厚子さん。
将浩さんに伺ったところ、「私が訪問したときの南極点の気温は-26℃、パトリオットヒルズ滞在中は-7〜-12℃程度でした。持っていった装備の半分も使わなかった(笑)」。南極での生活は快適だったようです。

Tシャツ姿の金城さん
「今回は会社から長期休暇をいただいたので、南極点で社旗を掲げて持ち帰ってきました。これを機に次に引き継ぐようです。スタートは南極点からということになるらしいです(笑)」。

南極点にて会社の旗を持って
次回は南極大陸最高峰のヴィンソンマシフに登頂!
南極点旅行の後、そのままパタゴニアやイースター島などを旅行した金城さんご夫妻。「私は好奇心がとても強く、地球上のありとあらゆる場所を可能な限り見てみたいという思いから、あちこち旅行しています。出入国回数は340回、訪問した国は約80ヶ国でしょうか。海外統治領も合わせるともっと増えます。旅の過程で見る風景、人々との出会いなど全てが魅力です」と、旅の魅力を語る将浩さん。実生活は質素に過ごしているとのこと。
「自分達らしい個性のある旅をしたい」と語るお二人の今後の旅の目標をお伺いすると、「次回は、南極大陸最高峰のヴィンソンマシフに登頂したい」とは、旦那様の目標。
写真が趣味の将浩さんと、彼の良き理解者である厚子さん。これからはお二人で良い家庭を築きながら、旅を楽しまれることでしょう。

白一色の大地に寝転ぶ
<トライウェル一口メモ/南極大陸での結婚式>
南極大陸での結婚式は、1978年2月、アルゼンチンのエスペランサ基地で結婚式をあげたのが最初。その後、1985年にマックマードから南極点へ司祭を伴っての結婚式を、さらには1999年元旦に基地スタッフが仲間を囲んで式をあげています。
2009年12月、新婚旅行で南極を訪れた金城さんご夫妻。究極のパワースポット南極点で永遠の愛を誓いました。
お二人は同じ会社で働く同僚で、会社主催の美術展で知り合い意気投合。奥様は金城さんを「おもしろいユニークな人だな」と思ったそうです。幸せいっぱいのお二人に、南極点・新婚旅行での感想をアレコレ聞いてみました。

南極点・日章旗の前にて金城夫妻
生涯記憶に残る南極点への新婚旅行
そもそも、なぜ新婚旅行に「南極点」を選んだのでしょう?
「婚約が決まる前から新婚旅行は南極点と決めていました。新婚旅行は南極以外には考えられませんでした。準備や情報収集は約2年前からでした」と語る金城 将浩さん。小さい時から南極にあこがれを抱いていた将浩さんは、4年前に北極点を訪問してから、南極点への思いが強くなったとのこと。行った人の情報を集めたり、実際に話を聞いたりして、自分なりに計画を立てていたそうです。
奥様の厚子さんは、「主人と結婚前にお付き合いしていた頃、彼がしばしば南極の話をしてくれたので、いつか二人で行きたいと思っていました。記念すべき新婚旅行が南極点というのはとっても面白そうだと思い、賛成しました」。

南極点到達!白い大地を歩く
「南極点に到着し、実際の南極点を示すリアルポールを目の前にした時には、神聖な気持ちになりました」と将浩さん。
南極点へはパトリオットヒルズから18人乗り小型飛行機(DC-3)で往路約3時間半、復路は途中で給油するため約4時間半。給油中は外に出て、遠くにシール山脈を望む素晴らしい景色が楽しめます。
(パトリオットヒルズは南極大陸におけるベースキャンプ。2010年から南極大陸内のキャンプ地はパトリオットヒルズから約70キロほど離れたユニオン・グレッシャー基地に移動する予定)

シール山脈
不思議な感覚が身体中を覆う
あこがれの南極へ行ってみて、どんな感想をお持ちでしょうか?
「壮大な風景に感動の連続でした。まさにこの世の風景とは思えない素晴らしさでした。また、新婚旅行として南極点訪問を実現できたのも、とても幸運でした」と将浩さん。
厚子さんは、「壮大な景色に感動! まず、どこまでも続く雪の大地と澄みきった空を見て感動しました。他の大陸では見ることのできない景色が目の前に広がる様は格別でした。360度、今まで見たことのない景色に包まれ、そこに自分が立っているのが夢のようでした。とても貴重な体験をさせていただきました」。

小型機バスラーの前にて
お二人は、大陸に一歩足を踏み出し飛行機から降り立った瞬間、真っ青な空と白い大地が強烈な印象でそのコントラストとその壮大さに圧倒されたそうです。
「パトリオットヒルズから9Km先にあるDC8墜落現場(死傷者無し 現在では尾翼がわずかに残るのみ)まで歩いていった時のことが強く印象に残っています。白一色の世界に放り出されたような感覚で、次第に平衡感覚が麻痺するといった状況でした。目の焦点も定めることができず、少し酔うといった不思議な感じに襲われました」。

パトリオットヒルズ周辺の風景
南極の滞在を満喫
「出発の1週間前ごろになって、荷物はこれでいいのか?と、ちょっと心配になりましたが、実際にはレンタル防寒服で十分でした。テント内も陽が差せば暑いぐらいでした。主人は南極に来た記念にと、半そで・半ズボンになりました」と語る厚子さん。
将浩さんに伺ったところ、「私が訪問したときの南極点の気温は-26℃、パトリオットヒルズ滞在中は-7〜-12℃程度でした。持っていった装備の半分も使わなかった(笑)」。南極での生活は快適だったようです。

Tシャツ姿の金城さん
「今回は会社から長期休暇をいただいたので、南極点で社旗を掲げて持ち帰ってきました。これを機に次に引き継ぐようです。スタートは南極点からということになるらしいです(笑)」。

南極点にて会社の旗を持って
次回は南極大陸最高峰のヴィンソンマシフに登頂!
南極点旅行の後、そのままパタゴニアやイースター島などを旅行した金城さんご夫妻。「私は好奇心がとても強く、地球上のありとあらゆる場所を可能な限り見てみたいという思いから、あちこち旅行しています。出入国回数は340回、訪問した国は約80ヶ国でしょうか。海外統治領も合わせるともっと増えます。旅の過程で見る風景、人々との出会いなど全てが魅力です」と、旅の魅力を語る将浩さん。実生活は質素に過ごしているとのこと。
「自分達らしい個性のある旅をしたい」と語るお二人の今後の旅の目標をお伺いすると、「次回は、南極大陸最高峰のヴィンソンマシフに登頂したい」とは、旦那様の目標。
写真が趣味の将浩さんと、彼の良き理解者である厚子さん。これからはお二人で良い家庭を築きながら、旅を楽しまれることでしょう。

白一色の大地に寝転ぶ
<トライウェル一口メモ/南極大陸での結婚式>
南極大陸での結婚式は、1978年2月、アルゼンチンのエスペランサ基地で結婚式をあげたのが最初。その後、1985年にマックマードから南極点へ司祭を伴っての結婚式を、さらには1999年元旦に基地スタッフが仲間を囲んで式をあげています。
- タグ:
- 南極 南極点 新婚旅行

- 南極体験リポート 〜南極の魅力とは?〜
-
エリア:
- 北極・南極>南極
- テーマ:ハイキング・登山 世界遺産
- 投稿日:2010/02/15 14:01
- コメント(0)
世界最高齢(90歳)で南極点到達という快挙を成し遂げた川瀬みどりさん。「言葉にできない素晴らしさ!この世のものとは思えない場所です。100歳でまた行きたい!」と大絶賛。今回は川瀬さん憧れの南極の魅力をお伺いしました。
たった3時間半のフライトで憧れの南極点に

(写真)南極点に立つ川瀬さん
「こんなにも簡単に行くことができるんですね」と川瀬さん。南極点にはパトリオットヒルズから18人乗り小型機で約3時間半のフライトです。憧れの南極点ではセレモニーポールで記念の写真撮影は欠かせません。基地を持つ各国の旗が色どりを添えます。「セレモニーポールのほかにもうひとつ、実際の南極点を示すリアルポールが立っていました。南極点が地球の自転とともに移動するので、それに合わせてポールの位置も変えるんですって。まさに地球の“ 点 ”に立っていると思うと感無量でした」。

(写真)南極大陸の拠点パトリオットヒルズから南極点へのフライトに使われる小型機DC3
南極点に降り立つとまずは酸素濃度チェックを受けます。標高3000mにある南極点では高山病にかかる人もおり、医療スタッフが常時待機しています。川瀬さんの場合、「高山病特有の頭痛も吐き気もありませんでした。大事を取って酸素マスクをあてがわれましたが、歩く足取りもしっかりしており、ドクターもスタッフの皆さんも安心したようでした」と、いたって健康体。その後、2007年1月にオープンした米国アムンゼン・スコット基地に入り、ガイドの案内で基地内のスタッフルームや研究施設など3時間強の見学ができます。「広い基地内の見学に車椅子をすすめてくださるなど、本当に細やかな気遣をいただきました」。

(写真)アムンゼン・スコット基地内を見学
別世界!白一色の世界に心が浄化される

(写真)360度白一色の南極大陸
「言葉にできない素晴らしさ! 私、現実の世界にいるのかしら?と、この世とは思えない世界感ですよ」と語る川瀬さん。「雪上車に乗ってあちこち散策しました。白一色の世界は圧巻!雪と氷の世界にも豊かな表情があり、見飽きることはありません」。カチカチに凍った南極の大地は、温泉が湧く活火山エレバスや大陸最高峰ヴィンソン・マシフなどの山々をはじめ、くっきりとダイナミックな風紋を刻む雪原、陽に照らされてキラキラ輝きながら降る雪など、さまざまな表情を持っています。12月から1月がベストシーズンで、凍った大地を24時間沈まぬ太陽が照らします。けれども一度ブリザードにみまわれると視界は真っ白に覆われ1m先も見えないほど。地上で最もピュアな聖域は、地球が太古から持つ自然の驚異を見せつけます。
「360度真っ白な世界を見渡していると、そのあまりに大きな世界に、人間も自然の一部なのだと思い知らされました。大らかな気持ちになり、悩みなんかバカバカしくなってくるんですよ。心が浄化されるって本当なんですね。この素晴らしい地球に生まれたからには、残りの時間を大切に生きようと、感謝の気持ちがあふれてきます」。南極は澄んだ空気や雄大な景色だけでなく、理屈では説明のつかない不思議な力で、身も心も癒してくれるパワースポットなのです。
南極は誰にでも開かれた地球の聖域

起伏のある南極の風景
「身体障害者の方にお会いしました。松葉杖で歩く若い男性は、ただただ南極大陸に足を踏みたいとう願いが叶って数時間の滞在を楽しんでいました。これで死んでもいい、これで大満足、と言っていたことが印象的でした」と語る川瀬さんご自身も、2年待たされての実現でした。南極の旅は南極点フライトをはじめ登山やマラソン、スキーなどさまざまなメニューがそろっていますが、もし希望者に問題がある場合でも、“ 南極へ行きたい ”というお客様の夢を叶えるために、現地スタッフはただNOというのではなく、何をクリアすれば参加できるか親身になってアドバイスをくれます。高齢者でも、障害を持つ人も参加できる南極。そこは誰にでも開かれた場所なのです。
地球環境について世界中が、そして私たち自身が真剣に向き合わなければならない今、南極の真っ白な大地に立ち、自然界とその鼓動をその目で見、身体で感じてください。地上でもっともピュアなその場所で、あなた自身を、そして未来を見つめてほしいと思います。
たった3時間半のフライトで憧れの南極点に

(写真)南極点に立つ川瀬さん
「こんなにも簡単に行くことができるんですね」と川瀬さん。南極点にはパトリオットヒルズから18人乗り小型機で約3時間半のフライトです。憧れの南極点ではセレモニーポールで記念の写真撮影は欠かせません。基地を持つ各国の旗が色どりを添えます。「セレモニーポールのほかにもうひとつ、実際の南極点を示すリアルポールが立っていました。南極点が地球の自転とともに移動するので、それに合わせてポールの位置も変えるんですって。まさに地球の“ 点 ”に立っていると思うと感無量でした」。

(写真)南極大陸の拠点パトリオットヒルズから南極点へのフライトに使われる小型機DC3
南極点に降り立つとまずは酸素濃度チェックを受けます。標高3000mにある南極点では高山病にかかる人もおり、医療スタッフが常時待機しています。川瀬さんの場合、「高山病特有の頭痛も吐き気もありませんでした。大事を取って酸素マスクをあてがわれましたが、歩く足取りもしっかりしており、ドクターもスタッフの皆さんも安心したようでした」と、いたって健康体。その後、2007年1月にオープンした米国アムンゼン・スコット基地に入り、ガイドの案内で基地内のスタッフルームや研究施設など3時間強の見学ができます。「広い基地内の見学に車椅子をすすめてくださるなど、本当に細やかな気遣をいただきました」。

(写真)アムンゼン・スコット基地内を見学
別世界!白一色の世界に心が浄化される

(写真)360度白一色の南極大陸
「言葉にできない素晴らしさ! 私、現実の世界にいるのかしら?と、この世とは思えない世界感ですよ」と語る川瀬さん。「雪上車に乗ってあちこち散策しました。白一色の世界は圧巻!雪と氷の世界にも豊かな表情があり、見飽きることはありません」。カチカチに凍った南極の大地は、温泉が湧く活火山エレバスや大陸最高峰ヴィンソン・マシフなどの山々をはじめ、くっきりとダイナミックな風紋を刻む雪原、陽に照らされてキラキラ輝きながら降る雪など、さまざまな表情を持っています。12月から1月がベストシーズンで、凍った大地を24時間沈まぬ太陽が照らします。けれども一度ブリザードにみまわれると視界は真っ白に覆われ1m先も見えないほど。地上で最もピュアな聖域は、地球が太古から持つ自然の驚異を見せつけます。
「360度真っ白な世界を見渡していると、そのあまりに大きな世界に、人間も自然の一部なのだと思い知らされました。大らかな気持ちになり、悩みなんかバカバカしくなってくるんですよ。心が浄化されるって本当なんですね。この素晴らしい地球に生まれたからには、残りの時間を大切に生きようと、感謝の気持ちがあふれてきます」。南極は澄んだ空気や雄大な景色だけでなく、理屈では説明のつかない不思議な力で、身も心も癒してくれるパワースポットなのです。
南極は誰にでも開かれた地球の聖域

起伏のある南極の風景
「身体障害者の方にお会いしました。松葉杖で歩く若い男性は、ただただ南極大陸に足を踏みたいとう願いが叶って数時間の滞在を楽しんでいました。これで死んでもいい、これで大満足、と言っていたことが印象的でした」と語る川瀬さんご自身も、2年待たされての実現でした。南極の旅は南極点フライトをはじめ登山やマラソン、スキーなどさまざまなメニューがそろっていますが、もし希望者に問題がある場合でも、“ 南極へ行きたい ”というお客様の夢を叶えるために、現地スタッフはただNOというのではなく、何をクリアすれば参加できるか親身になってアドバイスをくれます。高齢者でも、障害を持つ人も参加できる南極。そこは誰にでも開かれた場所なのです。
地球環境について世界中が、そして私たち自身が真剣に向き合わなければならない今、南極の真っ白な大地に立ち、自然界とその鼓動をその目で見、身体で感じてください。地上でもっともピュアなその場所で、あなた自身を、そして未来を見つめてほしいと思います。
- タグ:
- 南極 南極点 大自然 エコ

- 南極体験談リポート 〜南極ってどんな所?〜
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エリア:
- 北極・南極>南極
- テーマ:ハイキング・登山 世界遺産
- 投稿日:2010/02/04 18:06
- コメント(0)
90歳、世界最高齢で南極点到達という快挙を成し遂げた川瀬みどりさん。氷点下、白一色の世界という南極とは、どんな所なのでしょう? まずは滞在の様子を、前回に引き続き川瀬さんにお伺いしました。

南極大陸での拠点となるパトリオットヒルズ・キャンプ
全てがエコな南極大陸パトリオットヒルズ
全8日間の南極コースの初日、マゼラン海峡沿いの町プンタアレーナス(チリ)から60人乗りの飛行機(ロシア製イリューション)で約4時間半、まず到着するのが南極大陸の拠点パトリオットヒルズ・キャンプ(標高約800m)。ここで天候を見ながら南極点へのフライトを待ちます。観光客はそれぞれ2名用のテントで過ごし、食事やミーティングなどは大型のメインテントで行います。さて、テントでの生活は?
「旅行シーズンの南極では一日中太陽が沈みません。外気の気温はマイナス2度からマイナス15度だと伺いましたが、キャンプには暖房設備はないんです。でもサンサンと照る太陽のおかげでテントの中は常に暖かいです」。テントは2重構造になっており、寝る時は寝袋を使います。「夜は赤外線付きの靴下を履いて土踏まずにホカロンを張っておけば大丈夫」だそうです。
女性なら特に気になるトイレ環境はどうだったのでしょう?「トイレは別のテントにあるので、自分のテントからちょっと歩いて行きます。でも普通のご家庭にある西洋式の水洗トイレでキレイですよ。手洗いの水は使えないので、用意されている手拭きは凍らないような薬品が付いているんです」。雪と氷の世界だというのに、以外なことに南極では水がとっても貴重。環境に配慮して1シーズンに使用できる水の量が限られているので、極力使用は控えます。例えば歯を磨く際にも水を使用しないペーパー歯磨きをお勧めしていますし、シャワーやお風呂はありません。「シャワーがなくても汗をかかないので大丈夫。澄んだ空気の中で快適でした」と川瀬さん。南極は地球上で一番乾燥している場所なのです。
パトリオットヒルズはシーズンが終わったら跡かたもなく撤去されます。もちろんゴミや汚物はすべて持ち去ります。人類のために少しだけ場所を貸した南極は、そうしてまた地球上でもっとも神聖な場所に戻っていくのです。

南極大陸へはプンタアレーナス(チリ)から60人乗りの飛行機(ロシア製イリューション)で約4時間半
24時間オープンのメインテントで国際交流

パトリオットヒルズ・キャンプのメインテント
食事はバイキング形式で好きな物を好きなだけ食べられます。種類も豊富で毎日違ったメニューが出されます。事前にリクエストも可能で、偏食の川瀬さんは果物をお願いしていました。「毎日違った果物がたくさん用意されていました。暖かいパンがいただけるのも嬉しかったです。一緒になった日本の方はサーモンでお寿司を作って皆さんに振舞ってましたよ」。
食事の時間は決まっていますが、メインテントは24時間オープン。パトリオットヒルズには、マラソンやスキーツアーなど常時40人ほどのお客さまで賑わっています。学者や冒険家に出会えるのも魅力。常駐の日本人スタッフが外国の人とのおしゃべりも気軽に通訳してくれるので、英語が苦手な人でも安心です。

パトリオットヒルズでの食事風景
もう一度行きたい!まずは2年後、そして100歳で
「もしまだ健康だったら、もう一度南極へ行きたいですね。まず目標は2年後。100歳まで元気でいられたら、その時また南極点に立って万歳したいわ」と朗らかな笑顔がまだまだお若い!
次回は南極の魅力についてリポートします、ご期待ください!

壮大な南極の風景

南極大陸での拠点となるパトリオットヒルズ・キャンプ
全てがエコな南極大陸パトリオットヒルズ
全8日間の南極コースの初日、マゼラン海峡沿いの町プンタアレーナス(チリ)から60人乗りの飛行機(ロシア製イリューション)で約4時間半、まず到着するのが南極大陸の拠点パトリオットヒルズ・キャンプ(標高約800m)。ここで天候を見ながら南極点へのフライトを待ちます。観光客はそれぞれ2名用のテントで過ごし、食事やミーティングなどは大型のメインテントで行います。さて、テントでの生活は?
「旅行シーズンの南極では一日中太陽が沈みません。外気の気温はマイナス2度からマイナス15度だと伺いましたが、キャンプには暖房設備はないんです。でもサンサンと照る太陽のおかげでテントの中は常に暖かいです」。テントは2重構造になっており、寝る時は寝袋を使います。「夜は赤外線付きの靴下を履いて土踏まずにホカロンを張っておけば大丈夫」だそうです。
女性なら特に気になるトイレ環境はどうだったのでしょう?「トイレは別のテントにあるので、自分のテントからちょっと歩いて行きます。でも普通のご家庭にある西洋式の水洗トイレでキレイですよ。手洗いの水は使えないので、用意されている手拭きは凍らないような薬品が付いているんです」。雪と氷の世界だというのに、以外なことに南極では水がとっても貴重。環境に配慮して1シーズンに使用できる水の量が限られているので、極力使用は控えます。例えば歯を磨く際にも水を使用しないペーパー歯磨きをお勧めしていますし、シャワーやお風呂はありません。「シャワーがなくても汗をかかないので大丈夫。澄んだ空気の中で快適でした」と川瀬さん。南極は地球上で一番乾燥している場所なのです。
パトリオットヒルズはシーズンが終わったら跡かたもなく撤去されます。もちろんゴミや汚物はすべて持ち去ります。人類のために少しだけ場所を貸した南極は、そうしてまた地球上でもっとも神聖な場所に戻っていくのです。

南極大陸へはプンタアレーナス(チリ)から60人乗りの飛行機(ロシア製イリューション)で約4時間半
24時間オープンのメインテントで国際交流

パトリオットヒルズ・キャンプのメインテント
食事はバイキング形式で好きな物を好きなだけ食べられます。種類も豊富で毎日違ったメニューが出されます。事前にリクエストも可能で、偏食の川瀬さんは果物をお願いしていました。「毎日違った果物がたくさん用意されていました。暖かいパンがいただけるのも嬉しかったです。一緒になった日本の方はサーモンでお寿司を作って皆さんに振舞ってましたよ」。
食事の時間は決まっていますが、メインテントは24時間オープン。パトリオットヒルズには、マラソンやスキーツアーなど常時40人ほどのお客さまで賑わっています。学者や冒険家に出会えるのも魅力。常駐の日本人スタッフが外国の人とのおしゃべりも気軽に通訳してくれるので、英語が苦手な人でも安心です。

パトリオットヒルズでの食事風景
もう一度行きたい!まずは2年後、そして100歳で
「もしまだ健康だったら、もう一度南極へ行きたいですね。まず目標は2年後。100歳まで元気でいられたら、その時また南極点に立って万歳したいわ」と朗らかな笑顔がまだまだお若い!
次回は南極の魅力についてリポートします、ご期待ください!

壮大な南極の風景
- タグ:
- 南極 南極点

- 世界最高齢(90歳)で南極点へ!日本のおばあちゃんの快挙
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エリア:
- 北極・南極>南極>南極その他の都市
- テーマ:世界遺産 その他
- 投稿日:2010/01/26 12:42
- コメント(2)
2009年12月、神奈川県にお住まいの川瀬みどりさん(90歳)が南極点フライト旅行を実現。世界最高齢※で南極の地を踏み、標高3000mの南極点に達する快挙を成し遂げました。日本の裏側、南米チリからのご帰国もお元気そのもの。いったい彼女の驚異的なパワーの源は何なのか、お話をお聞きしました。

(写真)18人乗りの小型機で南極点へ
南極点への旅は2年越しで叶った夢
「旅が大好きで、1967年から世界中を旅してまいりました。暇さえあればあちこちへ出かけています。ヨーロッパやアジア、北米・中南米はもちろん、カナリア諸島や太平洋の島々、アフリカや北極圏のクルーズ、普通では行かれないボツワナでさえも」と話す川瀬さん。そして南極点フライトの旅に出合ったのは2007年のこと。パンフレットの写真を見て「ここだ!次はここへ行きたい」とすぐにお申し込みをされました。
そもそも南極は決して特別な人だけの場所ではありません。これまでも70代や80代の方々が訪れています。けれども88歳という高齢で標高3000mの南極点へのチャレンジは例がなく、現地では万全な受け入れ態勢を取るための検討時間が必要となり、やむなくあきらめることとなった川瀬さん。「さらに行きたい気持ちが募りました。粘り強く現地からの回答をお待ちしていたら、5月(2009年)になってOKのお返事をいただき、もう、嬉しくて。南極へは真っさらなパスポートで行きたいと思い、新しく申請し直したんですよ」。2年越しの夢が叶うと胸躍らせた瞬間でした。
スキーと乗馬で鍛えた足で自由に闊達に
南極点へは南極大陸の拠点となるパトリオットヒルズから約3時間半のフライトでダイレクトに到着するため、体力はそれほど必要ありません。けれども日本から南米の玄関口チリまで日付変更線を越えてのフライトは高齢者ならずとも堪えるはず。その上、高山病の心配がある3000mの標に加えてマイナス35度の世界。川瀬さんは登山家や冒険家、スポーツ選手というのではなく、日頃鍛えているということもない、ごく普通の小柄な女性。不安はなかったのでしょうか?
「北海道生まれですので寒さには慣れております。若いころスキーと乗馬で鍛えたので足が丈夫なの。この歳になってもいたって健康ですので、行きたい所へはどこへでも行きます」と、微塵も動じず。冬のさなかでも薄着で過ごされているそうで、「戦時中を生き延びてまいりましたので、特別な食事も必要ありません。私とっても偏食なんですのよ。普段もほとんど食べませんので、2、3日何もいただかなくたって生きていけます」。健康というだけでなく、彼女の生命力の強さに圧倒されるばかり。
パワーの源は枯れることのない好奇心

(写真)南極点に向かう機内、写真左は川瀬さん、右は機内より窓の外に真っ白な南極大陸が見渡せる
日頃からお一人で世界中を旅するのが趣味という川瀬さん。今回の南極フライトもお一人での参加です。「ガイドさんもいますし、一人の方が気楽です。現地に行ってから好きなツアーを見つけて参加します。英語はできませんが、そんなものはどうにでもなります」とは頼もしい限り。
旅に何を求めていらしゃるのか伺ったところ、「もう何もかも。地球の創り出す豊かでおおらかな風景にも惹かれますし、それ以上に人類の歩んできた軌跡を見たい、知りたい。縁あってこの星に生まれたのだから、可能な限り未知の世界を知りたいんです。地球上のあちこちに人類が命をつなぐ努力の跡があるのですから、すごいことです」。
夢だった南極が実現した今、これからの旅行計画をお伺いすると、「甥が今年はおとなしくしていてほしいと言うのだけれど、もしまだ健康だったら、もう一度南極へ行きたいですね」と驚きのコメントをいただき、南極の魅力を訪ねてみると「あそこは別世界。皆さん一度は行くべきです」。次回はその南極大陸での体験をリポートします。
*********************************
※現在「南極点訪問者・世界最高齢」でギネスブックに申請中です。
川瀬様はユニークで高品質な海外旅行をご提案するトラベル世界?のお客様です。今回の「南極フライトの旅」は、当社?トライウェルインターナショナルがトラベル世界様のご依頼で手配させていただきました。

(写真)18人乗りの小型機で南極点へ
南極点への旅は2年越しで叶った夢
「旅が大好きで、1967年から世界中を旅してまいりました。暇さえあればあちこちへ出かけています。ヨーロッパやアジア、北米・中南米はもちろん、カナリア諸島や太平洋の島々、アフリカや北極圏のクルーズ、普通では行かれないボツワナでさえも」と話す川瀬さん。そして南極点フライトの旅に出合ったのは2007年のこと。パンフレットの写真を見て「ここだ!次はここへ行きたい」とすぐにお申し込みをされました。
そもそも南極は決して特別な人だけの場所ではありません。これまでも70代や80代の方々が訪れています。けれども88歳という高齢で標高3000mの南極点へのチャレンジは例がなく、現地では万全な受け入れ態勢を取るための検討時間が必要となり、やむなくあきらめることとなった川瀬さん。「さらに行きたい気持ちが募りました。粘り強く現地からの回答をお待ちしていたら、5月(2009年)になってOKのお返事をいただき、もう、嬉しくて。南極へは真っさらなパスポートで行きたいと思い、新しく申請し直したんですよ」。2年越しの夢が叶うと胸躍らせた瞬間でした。
スキーと乗馬で鍛えた足で自由に闊達に
南極点へは南極大陸の拠点となるパトリオットヒルズから約3時間半のフライトでダイレクトに到着するため、体力はそれほど必要ありません。けれども日本から南米の玄関口チリまで日付変更線を越えてのフライトは高齢者ならずとも堪えるはず。その上、高山病の心配がある3000mの標に加えてマイナス35度の世界。川瀬さんは登山家や冒険家、スポーツ選手というのではなく、日頃鍛えているということもない、ごく普通の小柄な女性。不安はなかったのでしょうか?
「北海道生まれですので寒さには慣れております。若いころスキーと乗馬で鍛えたので足が丈夫なの。この歳になってもいたって健康ですので、行きたい所へはどこへでも行きます」と、微塵も動じず。冬のさなかでも薄着で過ごされているそうで、「戦時中を生き延びてまいりましたので、特別な食事も必要ありません。私とっても偏食なんですのよ。普段もほとんど食べませんので、2、3日何もいただかなくたって生きていけます」。健康というだけでなく、彼女の生命力の強さに圧倒されるばかり。
パワーの源は枯れることのない好奇心

(写真)南極点に向かう機内、写真左は川瀬さん、右は機内より窓の外に真っ白な南極大陸が見渡せる
日頃からお一人で世界中を旅するのが趣味という川瀬さん。今回の南極フライトもお一人での参加です。「ガイドさんもいますし、一人の方が気楽です。現地に行ってから好きなツアーを見つけて参加します。英語はできませんが、そんなものはどうにでもなります」とは頼もしい限り。
旅に何を求めていらしゃるのか伺ったところ、「もう何もかも。地球の創り出す豊かでおおらかな風景にも惹かれますし、それ以上に人類の歩んできた軌跡を見たい、知りたい。縁あってこの星に生まれたのだから、可能な限り未知の世界を知りたいんです。地球上のあちこちに人類が命をつなぐ努力の跡があるのですから、すごいことです」。
夢だった南極が実現した今、これからの旅行計画をお伺いすると、「甥が今年はおとなしくしていてほしいと言うのだけれど、もしまだ健康だったら、もう一度南極へ行きたいですね」と驚きのコメントをいただき、南極の魅力を訪ねてみると「あそこは別世界。皆さん一度は行くべきです」。次回はその南極大陸での体験をリポートします。
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※現在「南極点訪問者・世界最高齢」でギネスブックに申請中です。
川瀬様はユニークで高品質な海外旅行をご提案するトラベル世界?のお客様です。今回の「南極フライトの旅」は、当社?トライウェルインターナショナルがトラベル世界様のご依頼で手配させていただきました。
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- まさにスローライフ!アーミッシュ村を訪ねて
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エリア:
- 北米>アメリカ東部
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- テーマ:観光地 街中・建物・景色
- 投稿日:2009/11/25 18:28
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開拓時代を彷彿させるアーミッシュ村
<アーミッシュ>とは、アメリカ、カナダに住む成人後の再洗礼を主張するキリスト教徒アナバプティストの一派。車や電話、電化製品を使わずに質素な生活をしていることで知られている。そのライフスタイルは敬虔で家族中心、社会の主流に飲み込まれずに伝統を守り続けている。

アーミッシュ村の近くの国道は牧草地や穀倉地が広がり、こに昔ながらの馬を引くアーミッシュの姿が見られる
ペンシルバニアのランカスター地区は、アーミッシュがアメリカで最初に定住した場所。今も変わることのない生活を続けている。
村ではアーミシュの現代生活を垣間見ることができるツアーがあり、多くのアメリカ人が観光バスでやってくる。ガイドと一緒にモデル一家を訪問し、アーミッシュの生活や習慣などの説明を受ける。彼らの移動手段である軽装馬車「バギー」に乗ることができたり、伝統的な家を見学。ショップにはアーミッシュが作る手作りのお土産品がならぶ。ゆったりと穏やかな時間が流れこの村は、興味がつきない場所だ。

映画「マディソン郡の橋」に似た景色を発見!どこまでも広がる牧草地、石炭で走る列車など、映画のワンシーンのような風景がつづく
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