神戸気まぐれ街歩き

日本酒の名産地灘があるのは神戸の東側のエリアになります。六甲山から湧き出す美味しい水『宮水』と酒造りに適した『山田錦』が採れる事、江戸との交通の便が良かった事から灘五郷(今津・東・中・西・下灘)として日本中に知れ渡る事になりました。震災後に酒蔵は大きな被害を受けましたが今でも工場が沢山あります。今日はそんな工場をいくつかピックアップしようと思います。

?神戸酒心館
阪神石屋川駅の南側にある酒蔵で、清酒『福寿』の蔵元。創業は1751年（宝暦元年）。中には食事が出来る料亭『さかばやし』とお土産物コーナーがあります。また、バーカウンターみたいなスペースがあってお酒を飲む事もできます。外観を含めてとても雰囲気を大切にしているお店で、庭に置いている酒樽のベンチも面白いです。

?白鶴酒造資料館
超有名な白鶴の酒蔵で、阪神住吉駅の南側にあります。資料館は実際に大正時代から酒蔵として使用されていた建物を改装し造られていて、中ではお酒造りの詳しい解説と展示がされています。日本酒を使ったバームクーフェンも売っていたりお土産物も充実しています。大人から子供まで日本酒について学べる良い施設です。

?菊正宗酒造記念館
こちらも超有名な辛口菊正宗の酒蔵。阪神魚崎駅の南側にあります。創業万治二年と350年の歴史を感じさせる資料や展示が充実しているのと、お土産物コーナーの一角で試飲コーナーがあって絞りたての原酒(非売品)や梅酒を飲ませてくれます。甲南漬を麹味噌で和えた『東灘漬け』がさりげなく美味しかったりします。シーズンによっては建物の外でも蒸したお米の甘い美味しい匂いが香っています。

?浜福鶴
阪神魚崎駅の南側にある酒蔵で、震災で建物が全壊したため雰囲気も比較的新しい建物ですが、ガラス張りの工場を見学する事ができます。バラエティにとんだ商品が見て飲んで飽きません。試飲コーナーではこれでもか！と思う位飲ませてくれるのと、有料で日本酒を使ったソフトクリームが食べれます。個人的にここの限定黒糖梅酒が激ウマで会員カードを作ったりしています(笑)

その他にも沢山の酒蔵があります。阪神電車は１駅区間が短いので歩けない事は無いですが、何軒か回る予定を立てる場合、最低半日はかかる計算にしている方が良いです。また、見学時間が施設によってまちまちなので事前にＨＰなどで調べて行くことをオススメします。酔い過ぎて時間を間違わないように気をつけてくださいね(笑)

東灘区役所：http://www.city.kobe.lg.jp/ward/kuyakusho/higashinada/shoukai/townmap/shuzou/
酒心館：http://www.shushinkan.co.jp/
白鶴酒造資料館：http://www.hakutsuru.co.jp/shiryo/
菊正宗酒造記念館：http://www.kikumasamune.co.jp/kinenkan/
浜福鶴：http://www.hamafukutsuru.co.jp/

三宮・元町が商の街なら長田・須磨・垂水は住の街といった所でしょうか。須磨・長田は室町時代や平安時代の文献にも登場する古い街で、今も下町の雰囲気が所々に残り、何だか懐かしい雰囲気を体感することが出来ます。

そんな下町の中でも話題を集めているのが新長田駅南側エリア。神戸市須磨区出身の漫画家『横山光輝』さんが書いたマンガをテーマにした町おこしが盛んに行われているからです。どんな施設があるのかを簡単に書き起こして見ます。

?鉄人28号18ｍモニュメント
新長田駅から南西方向に行った所にある若松公園内に等身大のモニュメントとして設置されています。思った以上のでかさに思わず見上げた首が痛くなったり。近くには鉄人ストリートがあり、珍しい形の街頭が街の雰囲気を盛り上げています。遠近法を使って写真を取る人や足元に行って大きさを体感する人など写真の撮り方も色々です。

?三国志モニュメント等
驚いた時に「げぇ〜っ」と言うコメントがインパクトのある横山三国志。大正筋商店街・六間道商店街・本町筋商店街周辺ではブロンズ像や石造。登場人物バナーやギャラリーがあります。また２０１１年３月下旬には三国志ガーデンがオープン予定で巨大ジオラマや三国志の衣装に着替えて記念撮影をするコーナーなんかもできるそうです。秋口には三国志祭が開催され、巨大灯篭が街を練り歩きます。春に開催される神戸祭りでも見る事ができるかもしれません。途中商店街は映画「クローズZERO」のロケ地もあります。

?琉球ワールド 注)琉球ワールドは2013年2月末に閉館予定です。
神戸は港町と言う事で沖縄とも縁が深く毎年秋には駅前の広場を中心に琉球祭が開かれます。そんな神戸の沖縄情報発信源として琉球ワールドがあります。沖縄の美味しいお菓子やおみやげ物、食事コーナーでは沖縄料理を食べることが出来ます。また不定期ですがイベントも行われ、ゆったりとした沖縄音楽を楽しむことも出来ます。周辺は食事処も多く、タコヤキやぼっかけうどんなど、地元の料理を楽しむ事もできます。

三宮や元町からだとJR・地下鉄ともに約15分で新長田に到着します。少しでも興味がある方、ちょっと神戸のディープな部分を体験したい方はぜひ立ち寄ってみてください。

<関連HP>
KOBE鉄人PROJECT http://www.kobe-tetsujin.com/
三国志祭 http://www.sangoku-maturi.com/
琉球ワールド沖縄宝島 http://ryukyuworld.ti-da.net/

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新長田 横山光輝 三国志 鉄人28号 琉球ワールド 

京都より歴史が浅く、大阪より街が小さい。神戸は京阪神の中でいつも３位というコンプレックスがあります(笑)京都にも大阪にも負けない俺流を大切にするからか、身だしなみ(オシャレ)には事に敏感だったりします。それを象徴するのが路地裏。京都・大阪に負けないため、神戸人は日々オシャレな店を探しています(笑)今日は神戸の有名な路地裏を紹介します。

1.トアイースト・ウエスト
三宮と元町の駅の北側にあるファッションストリートを総称してトアイースト・ウエストと言います。元町駅東側にある鯉川筋を山側に進み、焼き豚屋の北側の筋を入るとそこからトアウエストのスタートです。個人経営の小さなカフェやオシャレな衣料品店が軒を連ねています。路地裏なのに若者が沢山歩いている様子は何だか神戸からどこかにワープしたような気分になります。

2.神戸乙仲通り
南京街の南側に広がるエリアで栄町筋と国道2号線の間にある乙仲通りを中心に家具や喫茶店、オシャレな衣料品店があります。もともと海運貨物取扱業者が軒を連ねていた場所で、倉庫やレトロな事務所を改装してお店を出しているため街がゆったりとした雰囲気が流れている場所です。こちらもどこから来たんだろう？と思う位若者が歩いている事があります。

3.センターサウス通り
大丸北側の京町筋と三宮本通商店街の間にある通り沿いにマザームーンカフェ本店や洋食屋、西に少し行くとフレッシュネスバーガーなどのお店があります。街の喧騒に疲れたらちょっと寄り道して一休憩。そんな時につい立ち寄りたくなるエリアです。女性がとても多いエリアです。きっと買い物の後のティーブレイクで立ち寄っているんでしょう(笑)

この他にもバーなど夜の魅力が満点な三宮磯上通エリアなど路地裏の魅力は尽きません。勿論本通り沿いにある店も魅力満点です。自分にあったスタイルを探してちょっと贅沢な神戸タイムを味わってもらえたらと思います。

<参考サイト>
神戸equiv http://www.equiv.net/
Center South Web http://www.centersouth.com/
神戸乙仲界隈プロジェクト委員会 http://otsunaka.6.ql.bz/iinkai.html

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ファッション 路地 トアイースト・ウエスト 乙仲通 センターサウス通 

神戸の異人館街が観光地として人気になったきっかけはＮＨＫ連続ドラマ『風見鶏』が放映されたからだそうです。北は山、南は海とレジャーにも生活にも最高なロケーション(まぁそのせいで方向音痴が多いって噂もありますが・・・。)の神戸は最近でも色んな映画撮影に使用される事が多いんですね。神戸で撮影された映画を神戸フィルムフィルムオフィスさんのＨＰを参考にピックアップさせてもらおうと思います。

1.僕の彼女はサイボーグ。
小出恵介(役名：ジロー)と綾瀬はるか(役名：彼女)が出てくるＳＦラブコメディーですが、映画を見てると序盤から「あっ！ここ神戸！！」ってシーンが本当に多いんです。例えば２人がデートしてるシーンは南京町だったり、ジローが通っている大学は神戸大学、彼女が未来からやってくるシーンは旧居留地の大丸南側交差点だったりします。神戸を知っていたら２倍映画が楽しめます(笑)

2.ＡＬＷＡＹＳ３丁目の夕日
吉岡秀隆(役名：茶川竜之介)主演のほろ苦い昭和ノスタルジー作品。ちょいシーンなんですが、小雪(役名：石崎ヒロミ)が東京から出て行く電車シーンを川崎重工前に飾ってある特急こだま号で撮影したそうです。

3.ＧＡＮＴＺ
今年公開で話題になっているＧＡＮＴＺも神戸ロケをしていました！神戸中央卸売市場本場がその舞台で、主人公たちが１ヶ月ぐらいアクションシーンを撮っていたそうです。一体どこで二宮和也さんや松山ケンイチさんが食事したり泊まったんでしょう？それを予想するのも楽しみかなと(笑)

３つ以外にも『クローズZERO』や『アウトレイジ』など沢山の映画やドラマのロケ地があります。事前に予習して同じポーズで写真を撮るのも面白いのかもしれません。勿論地元の方や交通の邪魔にならないように気をつけてください(笑)

その他の情報は神戸フィルムオフィスさんのHPを見てみてくださいね。
http://www.kobefilm.jp/

また、映画ロケ地をまとめたパンフレットを無料で下記の場所でもらえたりもできるそうです。ぜひ冊子を見ながら散策してみてください！！

・神戸市総合インフォメーションセンター
・新神戸駅観光案内所
・北野観光案内所
・神戸市営地下鉄各駅
・シティー・ループ車内
・TSUTAYA店舗

PDF版ファイル
http://www.kobefilm.jp/images/kobe_cinemap.pdf

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神戸に来たら南京街で食事して買い物したい！！と言う方も多いと思います。雑貨店があったり、食べ物屋があったり、横浜の中華街に比べると規模は小さいもののギュッと凝縮してお店が立ち並んでいるのが神戸の中華街の特徴です。

日本の豚マンのルーツは神戸にある！と言うこともあってか美味しい豚マン屋さんが中華街にあります。神戸の人は行きつけのお店を１人１件は持ってたりする位豚まんは馴染みの深い食べ物です。今日はその中でも有名店を紹介します。

『老祥記』http://www.roushouki.com/
神戸のはガイドブックにも載っている超有名店。ソースをつける豚まんとは違って味が最初からついているのでそのまま食べれます。お店は南京町の中心にある南京街広場の西側。いつも行列が出来ているので、苦手な人は向かいにある姉妹店『曹家包子』で食べるのが裏技だったりします。

『一貫楼』http://www.ikkanrou.co.jp/index.html
元町駅東口から海側に歩いていくと商店街の入り口に見えてきます。中身がとてもジューシーで、大きいのにもう１個食べたくなる美味しさです。ガラス張りになった工房では豚まんを作ってる所が見れたりします。

『四興楼』http://shikohroh.com/
元町駅西口の南側交差点を渡ったら直ぐに見えてきます。緑の箱がインパクトのある豚まん。どちらかというとあっさりした感じのある豚まんでファンから根強い人気があるお店です。

『太平閣』http://www.taiheikaku.com/
元町からは少し遠いですが、三宮駅の南側にあります。昔は中華料理屋もやっていたんですが、今はで豚まんのテイクアウトが専門になっているようです。前にテレビ番組で美味しいって取り上げられたり、こちらも神戸では有名なお店の一つです。

その他にも美味しい豚まん屋さんが沢山あります。大阪ですけど５５１も三宮駅構内にありますし、新開地や兵庫、上沢や垂水にも美味しい豚まん情報があります。皆さんはどの豚まんが好みでしょうか？ぜひ食べ歩いて見てください。

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