Alegre Guitars アレグレ ギター工場

セブ・マクタン島は、昔からギターの生産地として有名です。
歴史的には、スペイン統治時代、キリスト教の布教活動でミサが行われた際、演奏するための楽器をマクタンで製造していたことに始まっているそうです。
現在では、マクタン島マリバゴ地区に多くのギターショップや工場があり、地元民はこのエリアを「ギター街道」と親しみを込めて呼んでいます。

その数あるギター工場の中で、最も知名度が高いのが『アレグレギター工場』です。
この工場では、デザインから製造までのすべてを、熟練の職人が行っています。

敷地内では、ギターやウクレレの製造の様子を見ることができるだけでなく、購入することもできます。
日本語対応可能なスタッフもいるので、英語が心配な人も安心ですね。
連日、世界中から観光客が訪れているインターナショナルな場所なので、英会話の練習にもってこいです。いろいろな人に気軽に話しかけてみるのもいいでしょう。
近年『アレグレギター工場』は有名になったこともあり、ギターの価格は他のショップに比べて少し割高になっていますが、品質の高さは折り紙付きです。

数あるギター製品の中で、フィリピンならではのものが「ココレレ」です。
これはヤシの実を使って作られたウクレレで、1,500ペソ（約3,000円）から販売されています。
見た目が可愛くてサイズも小さいので、セブ土産としておすすめです。
各種ギターは4,000ペソ（約8,000円）から、ウクレレは1,500ペソ（約3,000円）から購入することができます。

ウクレレの中で筆者がおすすめするのは、マンゴーの木から作られたウクレレです。見た目の美しさ、そして何より柔らかい音色が特徴的です。
こちらは6,000ペソ（約12,000円）ですが、交渉次第では値引きも可能です。購入の際は、支払にカードを使用することができます。

同じく敷地内には、キーホルダーやアクセサリーなどを取り扱うお土産コーナーもあります。
カラフルにペイントされたオモチャ用の小さなウクレレは150ペソ（約300円）で販売されています。

工場の見学は無料で、個人で訪れる場合は特に予約の必要はありません。大人数の場合は、事前に確認するとよいでしょう。

【行き方】
場所はマクタン空港とマリバゴエリアのちょうど中間になります。とても有名な場所なので、タクシーの際は「アレグレギター」と伝えれば大丈夫です。
空港からは約20分、セブ市内からは30分～１時間ほどです。※交通状況による

セブは実はギター生産で有名なのです。販売だけでなく、
製造過程や職人さんの作業工程も見ることができて、おもしろいです。
実際に弾いてみることも、弾いてもらうこともできて楽しいです。工場内に日本語表記がなく、特に案内もなく敷地も広いので、個人で行くより、旅行会社などでガイドの手配をしてもらったほうがよさそう。

普段見ることがない製造工程は、ギターに興味がない人でも楽しめそうです。
真剣な職人さんの目つきや、器用な手つきに、見ているほうも釘付けになってしまいます。
しかし、完全に「工場」なので、かなり雑然としていて、あまり綺麗に片付けられていない感じです。笑
セブでは夜になると住宅街のあちこちからギターを奏で、みんなで歌う陽気な声が聞こえてきます。

興味がある人にはかなり楽しめるところです。無料で見学もさせてもらえるので、おすすめ。
ギター生産の際の余った資材で工芸品も売っています。
高級品もありますが、かなり安価なギターも販売しているので、お土産にもいいかも。
荷物が増えちゃいますが。笑
最高級品でも日本円にして１５万円ほど。ギターをこんなに安価で購入できるなんて、
日本では考えられないと思います。安いものでは数千円の値段で本格ギターが購入できます。

場所を取るお土産になってしまうので、なかなか万人向けとは言えないのが少し残念な点です。